サハジ・マルグ（自然の道）とは、日常生活を営む中で、ラージャ・ヨーガに基づいて霊性の完成を実現することをめざした生き方で、万人に向かって開かれた、自然で単純で、自発的な道である。著者のシュリ・ラム・チャンドラは古典的なラージャ・ヨーガを単純化し、サハジ・マルグ方式を完成させ、その普及をはかるため、１９４５年にシュリ・ラム・チャンドラ・ミッションを設立した。本書は、その設立者自身による簡にして要を得た入門書で、特に真の「グル」の意義と役割など、宗教に関心のない一般の人々にも多くの貴重な示唆を与える。

1,320円

真理の夜明け

李退渓（イテゲェ）（1501-70）は李氏朝鮮時代を代表する文官・儒者であり、現在も韓国の1000ウォン紙幣に肖像が印刷されている歴史上の偉人である。韓国では朝鮮史上最も偉大な思想家とされ、日本でも江戸時代に紹介され近代に至るまで有名な存在であった。然るに現在の日本においてその名は忘れ去られており、専門書や概説書すら刊行されていない。本書はその知られざる素顔を明らかにし、同時に李退渓にまつわる数々の「謎」の解明に挑戦した画期的研究である。2022年に急逝した著者畢生の著作。 序章 第1章　李退渓の生涯とテキスト 第2章　神格化された李退渓 第3章　李退渓の哲学 第4章　李退渓の政治学 第5章　「李退渓心学」の特徴 終章 註／参考文献／あとがき／索引

7,700円

李退渓心学

はじめに 履軒の基本的な態度 占いの効用について 　1 乾☰☰　　　 　2 坤☷☷　　　 　3 屯☵☳　　　　 　4 蒙☶☵　　　　 　5 需☵☰　　　 　6 訟☰☵ 　7 師☷☵　　　　 　8 比☵☷　　　　 　9 小畜☴☰　　　 　10 履☰☱　　　　 　11 泰☷☰　　　 　12 否☰☷ 　13 同人☰☲　　　 　14 大有☲☰　　　 　15 謙☷☶　　　　 　16 豫☳☷　　　　 　17 随☱☳　　　 　18 蠱☶☴ 　19 臨☷☱　　　　 　20 観☴☷　　　　 　21 噬嗑☲☳　　　 　22 賁☶☲　　　　 　23 剥☶☷　　　 　24 復☷☳ 　25 无妄☰☳　　　 　26 大畜☶☰　　　 　27 頤☶☳　　　　 　28 大過☱☴　　　 　29 習坎☵☵　　 　30 離☲☲ 　31 咸☱☶　　　　 　32 恒☳☴　　　　 　33 遯☰☶　　　　 　34 大壮☳☰　　　 　35 晋☲☷　　　 　36 明夷☷☲ 　37 家人☴☲　　　 　38 暌☲☱　　　　 　39 蹇☵☶　　　　 　40 解☳☵　　　　 　41 損☶☱　　　 　42 益☴☳ 　43 夬☱☰　　　　 　44 姤☰☴　　　　 　45 萃☱☷　　　　 　46 升☷☴　　　　 　47 困☱☵　　　 　48 井☵☴ 　49 革☱☲　　　　 　50 鼎☲☴　　　　 　51 震☳☳　　　　 　52 艮☶☶　　　　 　53 漸☴☶　　　 　54 帰妹☳☱ 　55 豊☳☲　　　　 　56 旅☲☶　　　　 　57 巽☴☴　　　　 　58 兌☱☱　　　　 　59 渙☴☵　　　 　60 節☵☱ 　61 中孚☴☱　　　 　62 小過☳☶　　　 　63 既済☵☲　　　 　64 未済☲☵　 伝について おわりに

4,620円

汲古選書80　中井履軒『周易逢原』と朱子『周易本義』…

自分を見失わず自由に生きるために、心に留めておきたい３０のこと。

1,540円

空気は読むものではない。吐いて吸うもの…

平泉澄博士の第一著作を八十年ぶりに新組で解説・索引を付し、漢文・古文に返点、句読点をつけ詠みやすくして待望の復刊。本書は、中世に於ける精神生活を縦横に解剖し、到る処に新生面を発見し、全体をまとめ、初めて国史の流れの中にそれぞれを位置づけ、史的意義を考える。今日の中世史研究の出発点に位置する貴重な研究。

3,300円

中世に於ける精神生活…

一九〇五年の保護条約締結から、一九一九年の大韓民国臨時政府の樹立までを扱う。保護国化そして「韓国併合」というかつてない状況のもと、ナショナリズムが勃興し、新聞・雑誌などメディア状況も大きく変化する。

17,600円

植民地化と独立への希求…

飢饉をきっかけに、重税を課しおごり極める為政者を「小人に国家をおさめしめば災害並びに至る」として、民を苦しめる役人と、それに結託する商人に罰を加えようとした犬塩の評伝。

3,080円

大塩平八郎

漢の韓嬰の著。韓嬰は董仲舒を論破する程の精悍な人物だったという。本書は彼が詩経をはじめ古書古語によってまとめたもので、今文三詩家の遺した唯一の書。各篇に解説を付し韓嬰の思想を紹介。

2,970円

韓詩外伝

戦国の中末期にかけて活躍し、孟子の性善説に反対して性悪説を唱える。また 「青はこれを藍より取りて藍より青し」 等の名言を生む。礼法・教育を重視した荀況の哲学三十八章を収録。

2,456円

荀子

3,300円

全訳全注　『孟子』朱子注（第二巻）…

2,420円

廣松哲学ノート

孟子で現代を解く。孟子なら現代の諸問題にどのように対応するか？初めての「『孟子』朱子注」全訳全注、全四巻。すべての白文と書き下し文を収録。

2,200円

全訳全注　『孟子』朱子注（第四巻）…

１８世紀の朝鮮時代の実学派儒者・洪大容が北京に赴き、中国の儒者と縦横無尽に語り合った、ユーモラスで面白い筆談記録。数奇な個性との出会いと交流を臨場感あふれる訳注で。（全２巻）

3,080円

乾浄筆譚　2（879）

中華イデオロギーの起源。儒教が「中国」を作った。ひとり歴史と世界を独占していった儒学のフィクションに挑む。

3,080円

儒学のかたち

１８世紀朝鮮時代の実学派儒者・洪大容が北京に赴き、中国の若き儒者たちと縦横無尽に語り合った筆談の記録。数奇な個性との出会いと、国境を越えた知識人の奔放な交友の記録。

3,080円

乾浄筆譚 1（860）

朝鮮儒教に特徴的な「愛民」（民を愛する）という概念に着目、中国・日本の儒学との差異を浮き彫りにし、再評価を試みる。

6,820円

愛民の朝鮮儒教

近代の韓国哲学は日本の影響を大きく受けていた。近代ー現代韓国哲学の発展相がわかる。近代韓国における哲学の意味を問い、西洋哲学が韓国に輸入され、研究され始めて以降の韓国哲学を扱っている。

3,080円

韓国近代哲学の成立と展開…

水戸藩の代表的編纂物「大日本史」と「扶桑拾葉集」の今日的役割を明らかにする。

3,190円

大日本史と扶桑拾葉集…

本書は孔穎達奉勅撰《春秋正義》を日本語訳し、 譯注を施したものである。 翻訳文の理解を助けるために経文・伝文・注文を附している。 全六冊。 第一冊は、 序・隠公・桓公篇。 第一冊譯者序 凡例 春秋左傳正義譯注 春秋正義序 春秋左傳正義校定文 春秋正義序 春秋左傳正義校勘記 春秋正義序 春秋左傳正義譯注　巻一(春秋左氏傳序) 春秋左傳正義校定文　巻一(春秋左氏傳序) 春秋左傳正義校勘記　巻一(春秋左氏傳序) 春秋左傳正義譯注巻二 前傳 隠公元年経 隠公元年伝 隠公二年経 隠公二年伝 春秋左傳正義校定文　巻二 春秋左傳正義校勘記　巻二 春秋左傳正義譯注　巻三 隠公三年経 隠公三年傳 隠公四年経 隠公四年傳 隠公五年経 階公五年傳 春秋左傳正義校定文巻三 春秋左傳正義校勘記巻三 春秋左傳正義課注巻四 隠公六年経 隠公六年傳 隠公七年経 隠公七年傳 隠公八年経 隠公八年傳 隠公九年経 隠公九年傳 隠公十年経 隠公十年傳 隠公十一年経 隠公十一年傳 春秋左傳正義校定文巻四 春秋左傳正義校勘記巻四 春秋左傳正義譯注巻五 桓公元年経 桓公元年傳 桓公二年経 桓公二年傳 春秋左傳正義校定文　巻五 春秋左傳正義校勘記　巻五 春秋左傳正義譯注　巻六 桓公三年経 桓公三年傳 桓公四年経 桓公四年傳 桓公五年経 桓公五年傳 桓公六年経 桓公六年傳 春秋左傳正義校定文　巻六 春秋左傳正義校勘記　巻六 春秋左傳正義譯注　巻七 桓公七年経 桓公七年傳 桓公八年経 桓公八年傳 桓公九年経 桓公九年傳 桓公十年経 桓公十年傳 桓公十一年経 桓公十一年傳 桓公十二年経 桓公十二年傳 桓公十三年経 桓公十三年傳 桓公十四年経 桓公十四年傳 桓公十五年経 桓公十五年傳 桓公十六年経 桓公十六年傳 桓公十七年経 桓公十七年傳 桓公十八年経 桓公十人年傳 春秋左傳正義校定文　巻七 春秋左傳正義校勘記　巻七

11,000円

春秋左傳正義譯注　第一冊…

エコロジー、中国医学という視座を通して、風水と身体に関する古代中国人の考え方を見ようというのが本書の眼目である。

1,760円

風水と身体

明治期最大の社会問題となった足尾鉱毒事件に直面し，同時代の知識人たちはいかなる思想的応答を行ったのか．本書は，この未曾有の事態に真摯に向き合った田中正造，福澤諭吉，勝海舟，内村鑑三，幸徳秋水などの言説を丹念に追い，「近代」がもたらした問題をめぐる人々の格闘を跡づける． 序　章　本書の視点 　　　　一　問題の所在 　　　　二　課題と構想 　　　　三　なぜ「近代」か 　　　　四　本書の概要　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 第一章　田中正造の虚像と実像 　　　　一　「預言者」としての正造 　　　　二　「正造研究」以前の正造像 　　　　三　正造自身の正造論 　　　　四　正造の人物像 第二章　田中正造の思想世界ーー特に儒学との関連について 　　　　一　「無学」の意識構造 　　　　二　正造の学問環境と教師の経験 　　　　三　赤尾小四郎という存在 　　　　四　正造にとっての学問 　　　　五　道徳と政治 　　　　六　正造の思想世界 　　　　終わりに 第三章 「情」と「智」の相剋ーー勝海舟と福沢諭吉 　　　　一　生い立ちと人物像 　　　　二　勝と福沢の鉱毒論 　　　　三　勝海舟における政治的思考 　　　　四　福沢諭吉の文明論 　　　　五　勝と福沢との比較 　　　　終わりに 第四章　「社会」と「国家」のはざまでーー島田三郎と陸羯南 　　　　一　島田三郎と陸羯南の特徴 　　　　二　「中立」から「反対」へーー島田三郎の鉱毒論 　　　　三　「優勝劣敗」に挑むーー陸羯南の鉱毒論 　　　　四　島田三郎の「社会改良主義」 　　　　五　陸羯南の「国家的社会主義」 　　　　終わりに 第五章　「近代」への反逆ーー内村鑑三と幸徳秋水 　　　　一　有神無神論 　　　　二　内村鑑三と幸徳秋水の特徴 　　　　三　内村鑑三の鉱毒言説 　　　　四　幸徳秋水の鉱毒言説 　　　　五　内村鑑三におけるイエスと日本 　　　　六　幸徳秋水における伝統と社会主義 　　　　終わりに   終　章　「近代」の問題と明治知識人 　　　　一　田中正造の位相 　　　　二　明治知識人における「近代」の問題 The Ashio Copper Mine Incident and Meiji Intellectuals Zhaoqi SHANG

7,920円

鉱毒問題と明治知識人…

〈われわれは所与の世界に投げ込まれ、生を紡ぐ。近代社会に生きるわれわれの認識は、物象化によって染め上げられている。そのなかで個々の主体は、いかにして物象化された意識を取り払い、内在する立場から社会を揺り動かすことができるのだろうか。廣松渉は、生涯にわたる哲学的思索をつうじてこの問いを探求しつづけたといってよい。それゆえ、われわれは廣松哲学を貫くモチーフとして「内在的超越」ということばを充てたいと思う〉 1960年代における学生運動の高まりとともに新左翼運動の理論家として一躍脚光を浴び、その後アカデミズムの中枢でひとつの時代を築いた廣松渉（1933-1994）。異様な漢語を多用した重厚な文体をもち、ドイツ観念論哲学、現象学、マルクス研究など広汎な学問領域を博捜しながら、独自の哲学体系を構築していったこの哲学者は、いったい何を目指したのか。物象化論、共同主観性、四肢構造など廣松渉が生み出した数々の概念は、どのような現実との対峙から生まれてきたのだろうか。 『日本の学生運動ーーその理論と歴史』（1956）から『存在と意味　第2巻』（1993）以後まで、テクスト読解を軸に、廣松の人と思想と時代と影響関係の全体を思想史上に位置づけ、その思考過程を精密に追った、若き研究者の力作。

6,380円

廣松渉の思想

法政大学図書館が所蔵する「和辻哲郎文庫」の蔵書に遺された和辻自身による膨大な書き込みを調査・検証して当時の哲学的・思想的コンテクストの再構築を試み、毀誉褒貶激しい和辻思想の再検討・再評価に資す。没後50年に贈る和辻研究の重要かつ必須の基礎資料。さらに、『和辻哲郎全集』にも収録されていない資料や新たに発見された事実を収録・解説し、「三木清文庫」についての補論を付す。〔哲学・倫理学／思想〕 　　まえがき──和辻哲郎没後50年にあたって 和辻哲郎の書き込みを見よ！　和辻倫理学の今日的意義 　　はじめに──和辻哲郎生誕120周年を迎えて 　　一　「和辻哲郎の書き込み」の意味するもの 　　二　和辻哲郎のプロフィール 　　三　和辻哲郎の思想の全体像 　　四　和辻哲郎文庫 　　五　「書き込み」から分かること 　　六　まとめ　「和辻哲郎の書き込みを見よ！」を 　　　　振り返って 補　論　「三木清文庫」について 和辻哲郎の書簡・断簡（解説・図録） 　　あとがき

3,080円

増補・和辻哲郎の書き込みを見よ！…

5,500円

黄帝四經

第一篇 知のユーラシア拾遺ーヨーロッパ篇ー　 　　第一章　「理」と「気」とモナド　 　　第二章　ライプニッツの中国哲学研究ー宣教論から哲学的普遍へー 　　 　 　　第三章　ライプニッツの朱子解釈ー『中国自然神学論』の「鬼神」- 　　第四章　西洋が見た儒教ー「四書」の翻訳ー 　 　　第五章　フィギュアリストと清朝の学者たちー中国文化西洋起源説と西洋文化中国起源説ー　 　　第六章　『儒教実義』の思想 第二篇 知のユーラシア拾遺ー東アジア篇ー 　　第一章　十三世紀に開催された国際宗教会議ー東方思想のヨーロッパへの伝播ー　　 　　第二章　徐敬徳「太虚」論試探　　 　　第三章　華夷と同文ー明清における日本観の変遷ー 　　第四章　中国イスラーム哲学と道教 　　第五章　旅と思想ー中国イスラーム哲学者・馬徳新ー 　　 　 第三篇 嵆康研究 　　第一章　嵆康『声無哀楽論』考ー音楽論の立場からー 　　　　　　 　　第二章　嵆康における信仰と社会ー向秀との「養生論」論争を中心にー 　　　　　 　　第三章　嵆康と兼好ー中国と日本の隠逸ー 第四篇 魏晋六朝研究余滴 　　第一章　玄学 　　第二章　『荘子』の思想と郭象の思想 　　第三章　無と道ー韓康伯の思想ー 　　第四章　陶淵明の言と意 -とくに「飲酒」其五を中心にー 　　　　　　　 第五篇 渾沌は踊るー雑纂ー 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　第一章　気と水のコスモロジーー中国古代の身体観と医学観ー　　　　　　　 　　第二章　渾沌は踊る 　　第三章　大地方形説と空間の認識 　　　 　　初出一覧 　　あとがき 　　刊行に寄せて 　　書名索引 　　人名索引

8,800円

夕映えのユーラシア

一八九四年前後から日露戦争まで一〇年間を扱う。「外患」と「内憂」という二重の課題を抱えながら、儒教的民本主義に基づく伝統思想はどのように近代朝鮮思想に接ぎ木されたか。開化派と呼ばれる官僚・知識人、衛正斥邪派」と呼ばれる伝統的知識人、そして民衆の思想まで一〇八点の史料を収録。

14,300円

近代改革をめぐる抗争…

古代インド哲学ヴァイシェーシカ学派の根本教典『ヴァイシェーシカ・スートラ』を、現存最古の註釈書をもとに読み解いた、はじめての現代語訳註。これまで難解とされてきた本教典を、チャンドラーナンダによる現存最古の註釈によって全篇を解釈。随所に訳者の補註・解説をちりばめ、今まで紹介される機会がなかったインドの実在論的多元論哲学の源泉が、その姿を顕にする。

2,860円

ヴァイシェーシカ・スートラ…

中国哲学と西洋哲学の交差から何が見えてくるか。荘子、朱子学、魯迅、ポーコック、アーレント、レヴィナス……言語と政治をめぐる古今の思考に分け入り、かき消されてきた声の響きを聞くことによって、他者たちのための哲学の可能性をひらく。中国哲学を脱構築する企て。

6,930円

残響の中国哲学　増補新装版…

瀬戸内海の一小島で一家の旅の途中に生まれ、前半生は僧侶として、後半生は水戸藩士・史臣として「旅」とともに生涯を送った佐々介三郎。その本当の人物像とは？四十年以上にわたり佐々介三郎を研究し続けた著者が彼の生涯と人物像について残された史料をもとに読みやすく・判りやすく紹介。「水戸黄門漫遊記」では、わからない本当の佐々介三郎を知る。

1,760円

助さん・佐々介三郎の旅人生…

2018年に創立50周年を迎えた日本思想史学会の記念シンポジウムから「対立と調和」「（日本思想史学の）現在と未来」という二つのテーマに沿って発表された内容を大幅に増補した論集。古代から現代までを射程に収め、宗教と社会、東アジア、ジェンダー論などのトピックと日本思想との関わりを幅広く論じる。 1 現在と未来 ◆ 近世から近代へ 思想史研究を時代区分から救い出すには ◆ 中世から近世へ 道元の時間論から見た卍山道白における「復古」について ◆ 古代から中世へ 生身仏の時代 -- 『三宝絵』の行基像をめぐって -- 2 対立と調和 ◆ 宗教と社会1 民衆宗教、あるいは帝国のマイノリティ ◆ 宗教と社会2 幕末期における宗教言説の展開 -- 僧・龍温の自他意識をめぐって -- ◆ 東アジアと日本1 蘭学と西洋兵学 -- 比較と連鎖の政治思想史 -- ◆ 東アジアと日本2 漢籍の訓読から儒教儀礼へ -- 舶載された知の需要と多様な思想展開 -- ◆ 日本思想とジェンダー1 史学思想史としての「女性史」 -- 「ジェンダー」という問い -- ◆ 日本思想とジェンダー2 神道における女性観の形成 -- 日本思想史の問題として --

3,520円

日本思想史の現在と未来…

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