秘宝の在処、内的成長への鍵。聖地や寺院の科学と本来の意味、第三の眼の神秘学、偶像崇拝の錬金術、数珠の使用、呪文やまじない、そして占星術の真の目的ー神聖なるものとの調和への探求ーなど、いまや覆われてしまった内的成長のための古代からの秘儀や知識を説き明かし、究極の超意識への理解を喚起する貴重な書。

2,860円

隠された神秘

1,100円

わが師

固有の聖典と漢訳仏典の比較・分析をとおし、仏教受容の形態を中心に、その特徴を詳述。新編集による決定版選集。

3,850円

中村元選集（第2巻）決定版…

胸を張って生きるための８５章。

880円

論語（義ノ巻）

【まえがき より】（抜粋） 　本書は、五井蘭洲が仏教批判をした『承聖篇』の注釈付き翻刻である。 　作者の五井蘭洲（一六九七〜一七六二）は、江戸中期の儒者であり、名は純禎（すみさだ）、字は子祥、通称藤九郎、号を蘭洲、冽庵と言う。五井持軒の三男で、大坂の生まれだが、江戸にも住んだことがあり、津軽藩にも仕えたことがあるが、晩年は助教として大坂の懐徳堂の教育を支えた。懐徳堂を代表する学者である中井竹山、履軒兄弟の師として有名であり、懐徳堂を朱子学に導くのに功績があったとされる。 　蘭洲は朱子学から見て異端とされる思想を激しく批判した。伊藤仁斎を批判した『非伊編』、荻生徂徠を批判した『非物篇』、仏教を批判した『承聖篇』がそれである。この中、『非物篇』は刊本があり、また懐徳堂復刻叢書の一冊として影印本が出版されている。『非伊編』は出版されていないが、楷書による漢文であり、また短編なので比較的読みやすい。一方、『承聖篇』は写本が数本確認できるだけでこれまで出版されたことはなく、また長編で、しかも多くの写本が崩し字で書かれており読みにくい。本書がその出版を計画した理由はここにある。 　『承聖篇』は儒者による仏教批判の一例として貴重である。上巻には四十八条、下巻には六十三条が取り上げられており、当時の儒者が仏教のどのような点を批判したのか、またどのような書物を取り上げているのかを確認することができる。また、『承聖篇』は和文で書かれているが、漢語や漢文には詳細にふりがな（時として解釈）がつけられている。これは、当時の日本人が漢語・漢文をどのように解したのかを知る上で貴重な史料である。 まえがき　　本翻刻・注釈の特長　　凡例 解　　説 1、書名について　　　　2、従来の評価　　3、五井蘭洲について　　4、蘭洲の各家批判について 5、仏教批判について　　6、取り上げている書籍　　7、『承聖篇』の各テキスト 本文（翻刻・校勘・注・解説） 上巻（四八条）／下巻（六三条） 〔附録〕蘭洲のその他の著述に見える仏教に関する記述 『非伊編』／『茗話』／『瑣語』／『質疑篇』／『鶏肋篇』巻七「冽庵漫録第四」 『蘭洲先生遺稿』／『新題和歌百首』／『雑纂』／『二程全書講義』／『通書講義』 主要参考サイト・データベース／あとがき／索引

8,800円

五井蘭洲著『承聖篇』翻刻・注釈…

我が国の冠婚葬祭の作法にも多大な影響を与えた礼の古典を初めて全訳注！ 孔子以降の儒学における最大の学社といわれるのは中国宋代の朱子（1130〜1200年）であるが、その朱子は父の死を契機に諸家の礼を考証し自家の礼を確立しようとして、礼についての考え方、作法を明らかにすることにつとめた。 異論もあるが、その精華とされるのが「朱子家礼」であり、日常の礼儀作法から冠婚葬祭に至るまでの諸礼が詳細に記述されている。 本書では、原本所収の「家礼図」もすべて収録してその全容を紹介する。 葬祭の本義や婚礼の在り方等、日本文化の伝統が失われつつある今日、礼を改めて見直すための貴重な書。 　凡　　　例 　本　　　文 家　禮　序 家禮巻之一　通禮 　　祠堂 ／深衣制度 ／司馬氏居家雑儀 家禮巻之二　冠禮 　　冠 ／ 家禮巻之三　昏禮 議昏 ／納采 ／納幣 ／親迎 ／婦見舅姑 ／廟見 ／壻見婦之父母 家禮巻之四　喪禮 初終 ／沐浴 襲 奠 為位 飯含 ／靈座　魂帛　銘旌 ／小歛　袒　括髪免　　奠　代哭 ／大歛 ／成服 ／朝夕哭奠　上食 ／弔　奠　賻 ／聞喪　奔喪　治葬 ／遷柩　朝祖　奠　賻　陳器　祖奠 ／遣奠 ／發引 ／及墓　下棺　祠后土　題木主　成墳 ／反哭 ／虞祭 ／卒哭 ／ ／小祥 ／大祥 ／ ／居喪雑儀 ／致賻奠状 ／謝状 ／慰人父母亡疏 ／父母亡答人慰書 ／慰人祖父母亡啓状 ／祖父母亡答人啓状 家禮巻之五　祭禮 　　四時祭 ／初祖 ／先祖 ／禰 ／忌日 ／墓祭 家　禮　圖 　解　　　題 　後　　　記

11,000円

朱子家禮

今こそ日本が発信すべき「美・平等・平和」の文明とは何か。 自然災害とテロリズムに揺さぶられる世界的転変のなか、日本から発信すべき価値観とは何か。「海洋史観」の提唱者、川勝平太氏が、『人類哲学序説』で人間中心主義を根底から批判した哲学界の最長老、梅原猛氏を招き、徹底討論。梅原氏が日本の自生の思想とする「草木国土悉皆成仏」に対し、川勝氏が「美」と不可分の日本の精神文化をもって応答。日本古来の「美・平等・平和」の「文化力」をいかにして世界に発信するか、縦横無尽に語り合う。

1,980円

日本思想の古層

大塩平八郎の世界への入門書。大塩事件から180年記念出版。 幸田成友『大塩平八郎』以来の新しい大塩の人物像を提示。 凡例 評伝　大塩平八郎への道 はじめに 1　生い立ち 2　大坂町奉行所ー平八郎の自覚 3　『呻吟語』との出会い 4　『孝経』を起点に 5　良知を致して太虚に帰す 6　政冶と社会的腐敗の告発 7　洗心洞塾・大塩後素 8　『洗心洞劄記』とその奉納・焚書一件 9　幕藩体制批判の政治哲学ー『古本大学刮目』 10　小人に国家を治めしめば災害並び至る 11　聖人待望 12　捨て石ー死生を一にす おわりにー大塩思想をどう見るか 大思平八郎の言葉ー思想を読みとく 1　基軸思想 太虚／良知／孝／天地万物一体之仁／孔孟学／天人合一 2　学問観 朱子学批判／学問／陽明学／事上練磨／洗心洞学塾／王陽明先生／（参考）詩文観 3　学問方法 格物致知／性／知行合一／同党異伐／至善／天命を知る／意必固我／（参考）理気一元論／（参考）本末／（参考）四言教 4　道徳観 慎独／至徳要道／『孝経観』／明明徳／親民／私欲の蔽／仁／修身／誠意正心 5　為政観 国家の財／『大学』／公正無私（周官）／政道批判（檄文）／（参考）悪を除く／（参考）権の行使 6　歴史に学ぶ 三代の冶／史伝／聖人／周孔 7　人間論 自省／頼山陽観／隠者（自由人）／（参考）狂狷／（参考）清廉潔白 引用文献一覧 参考文献一覧 あとがき

1,760円

評伝／ことば　大塩平八郎への道…

1,100円

瞑想と霊性の生活（3）…

「絶対矛盾的自己同一」この奇怪な九字熟語。哲学者・西田は正当に評価されてきたか？西田哲学とは何か？新しいテキスト解読で蘇る。

1,320円

西田幾多郎

水戸藩に仕えた儒者・会沢正志斎が畏友・青山延光と交わした書簡を翻字・解題。歴史的事件を背景にした幕末史の一級史料。

8,800円

会沢正志斎の晩年と水戸藩…

宗教間対話シリーズ［カトリックとの対話」 「人類の未来と仏教の可能性」（オックスフォード仏教学研究所とのシンポジウムより） 宗教間対話シリーズ［カトリックとの対話」 「人類の未来と仏教の可能性」（オックスフォード仏教学研究所とのシンポジウムより） ほか

1,361円

東洋学術研究　第55巻第2号…

『易経』 という書物を一言で譬たとえると、 まさしく 「火の鳥」 です。 その時代時代の先人たちに新しい息吹を吹き込まれ、 また新しく再生し、 けっして滅びることも廃れることもありません、 またいつの時代でも新しく蘇るのです。 もし衰退しているのだとしたら、 その時代の人間が衰退していることへの反証です。 易経は世の中を映す鏡に他ならないからです。 (本書 「はじめに」 より) 第一章 易経の成立について 一、 64 卦 画 二、 易経の命名と、 その由来 三、 易の起源と八卦の成り立ち 四、 八卦について 五、 64卦画と卦名 六、 I CHING or book of changes 第二章 64卦画とカオスの中の法則 一、 カオスについて 二、 占筮について 三、 決定論的カオス 四、 パイこね変換 五、 硬 貨 投 げ (伏羲六十四卦次序図・伏羲六十四卦円図) 六、 ロールパイ 七、 角度の区分け 八、 決定論的之卦 九、 64卦決定論的之卦表 十、 64卦決定論的之卦表についての検証 十一、 二 進 法 十二、 ま と め 第三章 64卦画とライフゲーム 一、 生物は機械か 二、 ライフゲームの世界 三、 64卦画とライフゲームについて 四、 ライフゲームでよく現われるパターン 五、 64卦画 (卦辞・爻辞) とライフゲーム 六、 64卦画とライフゲームについての推

1,980円

易学のしおり

インド哲学の源泉として重要な教典集「ウパニシャッド」の真髄を、現代人のために説き明かす。苦悩し続ける人間存在の核に迫り、意識の覚醒を常に促す炎のような若きＯＳＨＯ。探求者との質疑応答の中で、時を超えた真実の深みと秘儀が、単なる解説ではなくまさに現前に立ち顕われる壮大な講話録完結編。

3,080円

究極の錬金術（2）

インドの知識人たちとの３０回にわたる対話録。「偉大な教師にまみえたからには、学びにいそしめ」（カタ・ウパニシャッド）という真摯な学びの精神でクリシュナムルティのまわりに参集したインドの知識人が、彼らの背景にあるインドの伝統的知識を引き合いに出しながら、様々なテーマについて話し合い、それぞれの意識とその中身である過去、心理的記憶、思考、悲しみ、死の恐怖、等々を徹底的に検証し直し、重荷としてのしかかっている「伝統」からの出口と、古い意識（脳）から抜け出し、新しい意識（脳）を生み出すこととしての「革命」の可能性を模索している。

2,420円

伝統と革命

1,980円

日本の哲学（第13号）…

非暴力の精神と徹底した対話によってインドを独立に導いたガンディーの二十一世紀へのメッセージ。

880円

わが非暴力の闘い

2,750円

思考の限界

1,760円

日本は近代思想をやり直せ…

イギリスとアメリカで行った信仰心についての講和を収録。生誕１５０周年記念出版。

1,100円

最高の愛

本書は中国の近世における士大夫の日常倫理について、様々な角度から検討を加えたものである。主に家訓と善書を材料とし、思想家としては二流・三流と言わざるを得ない知識人たちが、時には意識的に、またある時は無意識に発した言葉を分析する手法を用いた。

5,500円

中国近世士大夫の日常倫理…

混迷の時代に立ち返るべき参照点は私たちの足元にある。危機の時代に真正面から向き合い、手探りで思想形成をしてきた河上肇、島尾敏雄、長谷川如是閑、柳田国男、吉田満といった人々の仕事を批判的に読み解き、いま、私たちが再検討すべき課題のありかを探る。 一ー酒・脱世間・海ー尾崎放哉 二ー求道と学問ー河上 肇 三ー転向の「完成」-小林杜人 四ーヤポネシア論ー島尾敏雄 五ー修養と美意識ー島木健作 六ー遁避の精神ー長谷川如是閑 七ー民俗学と農本主義ー早川孝太郎 八ー故郷喪失とナショナリズムー柳田国男 九ー散華の思想ー吉田 満

2,200円

忿・傷・危の世界

仁とは、克己によって、人を愛し思いやる心のあり方である。本書では、孔子が生きた春秋時代へと降り立ち、孔子に直接問い尋ねる気持ちになって、その仁を歴史的に考察した。

880円

孔子

現代に骨太の人文学を蘇生するために。倫理学・仏教学・美術史・近代文学など多分野の気鋭の専門家たちが、近代日本の精華・和辻哲郎の学問の現代的意義を検証する、令和時代の和辻研究最前線。

3,520円

和辻哲郎の人文学

880円

ガンディーの生涯（上）…

880円

ガンディーの生涯（下）…

1,650円

魂のゆくえ

井筒俊彦の最高傑作、いよいよ登場！ ▼海外での20年に亙る活動をへて、「東洋思想」の新たな世界を切り拓こうとした主著「意識と本質」を収録。 また、解題では収録作品の基本的な書誌情報に加え、『意識と本質』各版の重要な校異を記す。 ▼著作集、単行本未収録の「変転を重ねて」では井筒の意外な一面が語られる。 ▼月報は三浦雅士、中根千枝、合庭惇各氏が寄稿、井筒像を多角的に語る。 　凡　例 　<b>一九八〇年</b> 意識と本質ーー東洋哲学の共時的構造化のために 神秘主義の根本構造 〔上田閑照・大沼忠弘との鼎談〕 イスラームの二つの顔 -- 時局的関心の次元を超えイスラームという 　宗教・文化の精神を把握するための方途を説く 転変を重ねて 第一級の国際人 『イスラーム神秘主義におけるペルソナの理念』序詞 　<b>一九八一年</b> 『みすず』読書アンケート（一九八〇年）への回答 イスラーム文明の現代的意義〔伊東俊太郎との対談〕　 　解　題　木下雄介 　索　引

6,600円

井筒俊彦全集（第6巻）…

990円

宇比山踏

特集　人間性の危機を乗り越えて（一） 法華経展とその世界ーー思想と伝播の系譜から（連続公開講演会より） コラム　シルクロード（絲綢之路） 東洋哲学研究所創立六十周年によせて 近代日本における価値哲学者の群像（三） 文明間・宗教間対話レクチャー 研究覚え書き ◎特集　人間性の危機を乗り越えて（一） ソナム・キンガ／訳・山岸伸夫　宗教とレジリエンスーーコロナ禍におけるブータン中央僧団の役割 シェーン・バーター＆テツシ・オガタ／訳・堀江聡　困難な時代を乗り越えるーー政治的暴力のただ中の民間人の戦略的行為 藤原武男　子ども虐待にみる人間性の危機 戸田有一　「他者へのまなざし」と未来の人間関係ーー自己複雑性・集団複雑性とネット社会ーー 山口　力　社会脳神経系とヒトの自殺についての一考察ーー新しい自律神経理論 ポリヴェーガル理論に焦点を当ててーー　 ◎法華経展とその世界ーー思想と伝播の系譜から（連続公開講演会より） 古川洋平　初期仏教から法華経へーー仏教普遍化への道 末木文美士　法華経の系譜ーーインドから日本へ ダシュ・ショバ・ラニ　写本研究から見える経典崇拝 下田正弘　聖典としての仏教ーー『法華経』にみる三宝の歴史性ーー　 ◎コラム　シルクロード（絲綢之路）1　 大村次郷　トルファン（吐魯番） ◎東洋哲学研究所創立六十周年によせて 趙声良　中日友好と文化交流に果たす東哲の多大な貢献 賈恵萱　諸経の王・法華経のたゆみなき研究と発展に期待 フェリックス・ウンガー　平和をもたらす寛容の精神を基に対話と研究を ゴーパ・サバロワール　アジアから世界へーー法華経研究を通じた宗教・文化理解への貢献 金在榮　東洋哲学研究所の創立六十周年を祝して ノーラニット・セータブット　知識を渇仰する人類への絶え間ない貢献 ◎近代日本における価値哲学者の群像（三） 伊藤貴雄　序ーー新カント派価値哲学とその受容史（三） 福谷　茂　田邊 元における「弁証法」の形成ーー「文化」を手がかりとしてーー 伊藤貴雄　牧口常三郎の価値哲学とそのコンテクストーー科学的教育学という構想の思想史的位置づけーー（二） 九鬼一人　リッカート哲学の臨界 ◎文明間・宗教間対話レクチャー 菊地達也　イスラム思想における極端派的伝統：ヌサイル派（アラウィー派）の源流思想に関する研究序説 ◎新刊紹介　　 石神　豊　『文明・歴史・宗教　トインビー・池田対談五十周年記念論集』東洋哲学研究所編 ◎研究覚え書き 満足圭江　現代フランスの宗教事情ーイスラムに注目して

1,400円

東洋学術研究　第61巻第1号…

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