ナショナリズムと親和的関係にある日本通史への欲望を拒否するために、山崎闇斎学派や武士道の語りにおけるナショナルな視線を相対化し、他者性を帯びた「江戸」の自国意識や対中国認識に注目することで、歴史の断面を記述することの可能性を探る。

3,080円

「江戸」の批判的系譜学…

3,520円

西田哲学の二つの風光…

6,160円

大西祝「良心起原論」を読む…

19,580円

高山岩男著作集（第6巻）…

5,500円

『朱子語類』訳注（巻10〜11）…

森有正の後輩にして若い友人でもあった著者が互いに似た資質を持ち合わせていたことを自覚しつつ、これまで知られていなかった彼の生活と思索のなかに分け入り、その哲学のなかに脈々と流れる神秘主義を見出した、今語らねばならない森有正論。

2,860円

森有正先生と僕

昭和思想の全く新しい論じ方！一国主義でもアジア主義でもなく、また、西洋中心主義でもコスモポリタンでもない。思想の過去を、今日、われわれ自身が遺産として受け継ぎ、生かすために何が必要なのかを執拗に問い続けている。

3,520円

〈昭和思想〉新論

クリシュナムルティの最初の家庭教師ラッセル・バルフォア・クラーク、星の教団に城と領地を寄進したパラント男爵、初恋の人ヘレン・ノース、娘の時両親とともに教団に加わり、後に精神分析専門医になったヘッダ・ボルガーなど、最も初期の関係者たちとの会見録や、当時の写真・資料を駆使して、星の教団解散までのクリシュナムルティの歩みを辿る。

1,980円

回想のクリシュナムルティ（第1部）…

3,850円

戸坂潤と〈昭和イデオロギー〉…

今なら取り戻せる忘れ物。教育界のキーマンが語る「日本再興論」。

1,650円

日本の感性和魂ルネッサンス…

理想主義・超越主義・現代主義の三つに中国思想を大別し、それぞれの特色を明快に説き、またそれをどう現代に活かすかを論じた9篇の論文を収載する。 東洋思想の現実と理想 中国における現実主義思想の実体について 儒家の和の精神 中国哲学の課題と簡古の精神 羅整庵と陸王学 王陽明の教学精神 東　林　学 張楊園と陸桴亭 中国哲学の課題とその意義 　跋

4,840円

岡田武彦全集　19　中国思想の理想と現実…

食養法で一世を風靡した桜沢如一に師事し、理想の食養法と老子の思想が一致すると説く著者の老子注釈。 　序　　文 　　　まえがき 　序　　論 　　　一　謎言葉の書 『老子』 　　　二　 「老子は隠者に非ず」 （安井息軒 「老君伝」） 　　　三　道 （謎言葉としての道） 　　　四　道 （幸福の原理と平和の原理） 　　　五　道 （無欲の生活法） 　老子　上篇 （道経） 　老子　下篇 （徳経） 　　　解　　説 　　　一　老子の伝説 　　　二　経本 （テキスト） 　　　三　陰陽の原理　1 　　　四　陰陽の原理　2 　　　五　聖人の容 （幸福者の容） 　　　六　無欲の食事法 （不老長寿の道） 1 　　　七　無欲の食事法 （不老長寿の道） 2 　　　八　病気治しの食事法 　補　　稿 　　　一　桜沢如一先生 　　　二　原始未開人の世界観 　　　あとがき

2,200円

謎言葉の書　老子

バラモン（祭祀を司る人）の最上の生き方は拾って生きる。次はもらって生きる。この二つは天に行くことができるが、くれと言って生きると地獄に落ち、それよりも最低の生き方は耕して生きる。働いてはいけないと言うのである。

1,980円

「拾い」の美学

日本にもたらされてから一五〇〇年、明治維新の志士も、高度経済成長期の経営者も、為政者から庶民まで、みんな『論語』で学んできた。一見、とっつきにくいけれど、“ツボ”を押さえればよくわかる。ややこしい時代だからこそ、『論語』を読む！大人になった今だから、日本人の基本、『論語』が身に泌みる。

770円

「論語」に帰ろう

常に同時代の中国問題にも深い関心を懐いた著者が毛沢東をその思想、時代を中心に述べた現代中国論。「毛沢東試論」「中国人とその思想」の2論文を併載。 ま え が き 〈第一篇〉 一　東風が西風を圧倒する 　1　帝国主義はハリコの虎 　2　東風と西風　 二　中国とはどんな国か 　1　主義思想の鑑定法 　2　謎の国　 三　毛沢東体制の古代版 　1　秦の政治体制　　 　2　商鞅と法治主義 　3　始皇帝と李斯 　4　毛沢東体制の性格　 四　民主主義革命から社会主義革命へ 　1　歴史の上から見た反伝統思想　 　2　清末の革新思想　 　3　新旧両思想の対立と葛藤　 　 　4　国民党の中国統一　 　5　国共の争いと中華人民共和国の成立　 　6　新民主主義 （人民民主主義） から社会主義へ　 　7　社会主義的改造 　8　人民公社革命とその挫折 　9　文化大革命　 五　中国人の基本的考え方と毛沢東 　1　三つの道 　2　第一の道 （理想主義） 　　 　3　第二の道 （超越主義） 　 　4　第三の道 （現実主義） 　 　5　毛沢東と現実主義 六　古代思想と毛沢東 　1　毛沢東教訓の魅力　　 　2　人民大衆　 　3　毛沢東と聖人　 　4　聖人の三つのタイプ 　5　毛沢東と英雄　 　6　道徳的と政治的　 七　毛沢東と理想社会 　1　人民公社と大同の世　　 　2　毛沢東と鼓腹撃壌の民 　3　天命思想と毛沢東の革命 　4　隠逸思想と毛沢東 　5　毛沢東と孫子　 　6　毛沢東と東洋的無 　〈第二篇〉 一　現実主義の特色 　1　功利主義　 　 　2　プロレタリア的功利主義 　3　階級的人間性　 　4　荀子と現実主義　 　 　5　人間の功利性　　 　6　公私の対立と矛盾　 　 　7　厳罰主義とその効果　　 　8　術策と功利心 　9　術策と陰道 　10　術策と人情 　11　統御の術　 　12　遊説 （説得） 術　 　13　兵法の秘訣 　14　反伝統主義 　15　強権主義と弱民思想 　16　むき出しの道徳 　17　実事求是 　18　毛沢東の実践論 　 二　闘争的世界観 　1　古代の現実主義と毛沢東　 　2　闘争主義 　3　矛盾論 　4　矛盾の闘争性と同一性 　5　矛盾の普遍性と特殊性　 　6　主要矛盾と副次的矛盾 　7　敵対的矛盾と非敵対的矛盾 　8　理想主義の闘争　 　9　『易』の矛盾論と毛沢東の矛盾論　 　10　毛沢東の矛盾論についての学術論争 　 　〔付録一〕 　毛沢東試論 　〔付録二〕 　中国人とその思想

4,400円

岡田武彦全集　20　中国と中国人…

思惟の独自性を日蓮や無住らの挙動，武家政権の政策・動静を視野に入れ思想史上に位置づける論考。 序章　中世の人々と安穏 第一章　親鸞の安穏ーその宗教的意義と社会的意義ー 第二章　阿闍世と安穏ー親鸞における「難治の機」と「難化の機」の問題ー 第三章　日蓮の安穏ー「現世安穏・後生善処」の意味ー 第四章　現世と来世の安穏ー『沙石集』にみる遁世という生き方ー 第五章　中世の社会と安穏終章　思想としての「安穏」　ほか

4,180円

安穏の思想史

一世の師表・安岡先生はいかなる古哲に学び活眼したか。

2,200円

安岡教学の淵源

「知は行いによって完成する」　　どういう人間になろうとしたらよいのか。学ぶことの大切さ，学ぶことの意義，学ぶ方法を東洋思想の名言とともに提示していく。

1,540円

人生をよりよくする人間形成術…

10,252円

王陽明全集　8　続編

8,116円

王陽明全集　10　世徳記…

国家の境界を越えて東亜各地で共有された儒学は、その土地の事情により様々に解釈されて今日に至っている。本書は、台湾の歴史学の第一人者が、主として中国・日本・韓国における儒学経典の解釈をめぐってその差異を検証する。

3,080円

東アジアの儒学

13,200円

王充思想の諸相

「擬対策」は山田方谷の本格的な政治論であり、当時の社会の風潮を鋭く洞察して、広く政治に携わる者の資質の高さと強い倫理観を求めており、国家盛衰の理についても言及している。さらに、本書は「擬対策」本文にとどまらず、方谷の生涯や業績について述べ、さらに、方谷が書き残した1056首の漢詩の中から代表作を紹介しており、方谷の人物像を多方面から理解する上で格好の書。 　　序　　文 （山田安之） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　まえがき 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　山田方谷の人物像 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　一　生き神様 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　二　両　　親 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　三　陽 明 学 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　四　政治改革 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　五　財政再建 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　六　民政重視 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　七　軍制改革 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　八　学　　問 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 「擬対策」 （対策に擬う） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　一条　盛世の要努 ／ 二条　常に書を読む ／ 三条　『周易』 を読む ／ 四条　衰乱の兆し ／ 五条　明主の識量 ／ 六条　百世の法 ／ 七条　泰寧盛治 ／ 八条　士風の衰替 ／ 九条　四民の制 ／ 十条　治平已に久し ／ 十一条　土崩の患い ／十二条　財用の制 ／ 十三条　財用の窮を救う術 ／ 十四条　窮乏の本源 ／ 十五条　天下善悪の本 ／ 十六条　草茅の危言 ／ 十七条　献言の本旨 　　詩 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　一　学問 ／ 二　病氣 ／ 三　家庭 ／ 四　財政再建 ／ 五　女性 ／ 六　考え方／ 七　龍　 　　附　　録 　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　　「擬対策」 原文 ／ 先妣西谷氏碑陰記 ／ 父五郎吉君遺訓 ／ 父五郎吉君家訓 　 　　　　　参 考 文 献 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　あ と が き

1,980円

陽明学のすすめ　III

漢字文化圏に共有された儒学経典は、東アジアの知と思想の源泉をなしたテキストであるが、またその解釈史は、中国はもとより朝鮮・日本諸地域の固有の文化的コンテクストや政治経済体制に応じて多様に変容をとげ、新たな解釈と意味を獲得し、独自の「知」を形成していった。その過程を比較史的に論じることで、儒学経典の意義と東アジアの思想史を新たにとらえ返した、第一線の研究者による国際的共同論集。

5,720円

経書解釈の思想史

戦後歴史学の最大の成果の一つである安丸良夫の民衆史・思想史研究から多大な影響を受けた諸分野の第一線の研究者たちが、あらためてその著作と格闘してその内実に肉迫し、安丸自身が各論と正面から切り結ぶことで、新しい歴史・思想研究の可能性を探る。

5,280円

安丸思想史への対論

太古のインド聖者の教えヴェーダーンタによって今、明かされる人間に秘められた真の可能性と超越性。…そして、宇宙と生命の深淵に輝く真実への招待。

1,571円

聖なるかがり火

4,400円

全共闘運動の思想的総括…

2,750円

東アジアの「もの」と「秩序」…

8,360円

儒教哲学の研究修訂版…

5,170円

朝鮮儒教の特質と現代韓国…

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