明末儒学研究史上に屹立する名著。王陽明・湛甘泉とその流れをくむ人々の思想を、それら思想家達と同じ心になり、共に悩み疑い究明した過程をそのままに執筆した著者の代表作。三十余年振りに再刊。

3,850円

岡田武彦全集　11　王陽明と明末の儒学　下…

『論語』のラジカルな読み直しによって、日常の人人の立場を確立した仁斎-この古義学のラジカリズムを仁斎テキストのラジカルな読みとして反復し、仁斎のラジカル・ヒューマニズムとしての思想世界を見事に開示する、江戸思想史家としての著者の記念碑的労作。

4,180円

伊藤仁斎の世界

論語集注を底本としてこれを全訳注し、注欄には、何晏の集解、皇侃の義疏、の注疏の古注の他、朱子語類からの関係文も豊富に採録し、論語の深い理解に資す。本巻には、陽貨・微子の二篇を収録。

2,750円

孔子全書　9

3,300円

日本思想史学（第36号）…

6,380円

東アジア「開明」知識人の思惟空間…

ナショナリズム強まる明治後期、日本人は何を考えていたか。

4,620円

日本近代思想史序説（明治期　後篇　上）…

儒教・国学・神道など伝統思想に規定された知識人主体の独自のあり方を、フェミニズムやジェンダー史の視点からより豊かにとらえようとした幕末・近代思想史。

5,060円

幕末期の思想と習俗

寧王宸濠の乱に対する周到な計画と作戦、事後処理の苦悩、陣中でも続ける講学と親の死に目にも逢えぬ望郷の念……、事上磨練を重ねる陽明の息遣いを見事に描く。 第十五章　　州時代の心境と講学 第十六章　　江西時代と宸濠の乱 第十七章　　陽明の苦難

3,520円

岡田武彦全集　4　王陽明大伝　4…

思索する啄木・漱石・透谷・鏡花・藤村らの文学者たち。

5,280円

日本近代思想史序説（明治期　後篇　下）…

世紀の「聖者」を脱神話化し，生身の姿に迫る 　「インド建国の父」マハトマ・ガンディー。古代ヒンドゥーの宗教文化と、現代の政治的社会的革命思想との融合を試みたこの偉大な指導者は、周囲からの度を超した神聖視のために生前から神話に包まれており、明確な人物像を描くことの困難な人でした。そんな「聖者」の虚像、残像、実像を、彼と直接かかわった弟子、親族、支持者たち数百人へのインタビューを通して彫り出そうとしたのが本書です。著者メータはアメリカ国籍のインド人（『停電の夜に』でピュリッツァー賞を受賞したジュンパ・ラヒリや、『シックスセンス』『ヴィレッジ』などで著名な映画監督N.シャマランと同じ、漂流のインド詩人と言えます）。没後60年近くを経てなお、祖国インドの「文化的シンボル」として生きているガンディーを、卓抜したインタビューの手腕であざやかに甦らせます。 　ガンディーの「非暴力」や「市民的不服従運動」はよく知られていますが、本書で明らかにされる彼の言行をみると、「ワークシェアリング」の先駆者でもあったことがわかります。アーシュラム（修行道場のような共同体）のなかで、ガンディーは住人にそれぞれの得意なことを仕事として任せ、だれもがつねに仕事をもつ状態を創出していました。偉大な、それでいてユーモア好きで愛らしい人物の日常と肉声を、作家の愛情のこもった眼差しが生き生きと描き出します。未知のガンディー像に触れることのできる秀作です。

3,080円

ガンディーと使徒たち…

15,714円

安藤昌益全集（増補篇　第1巻）…

15,714円

安藤昌益全集（増補篇　第2巻）…

15,714円

安藤昌益全集（増補篇　第3巻）…

黄帝内経医学は一言でいえば、五臓の「気」の過不足のない状態（平）を健康だとする考えである。しかしながら、人間の身体や生命は「運動」するものとして捉えられるべきである。黄帝内経医学から運動する身体、生命という、いわばｄｙｎａｍｉｃに身体を捉えるという視点は出てくるのかどうか。

10,450円

中国思想における身体・自然・信仰…

躍進する中国が、いま、儒教の再評価へ。転換期に突出する儒教の「社会化」とは何か、「士」の思想の大衆化の意味を問う。

4,620円

転換期における中国儒教運動…

2,042円

戦後精神の探訪

3,080円

インド哲学仏教学への誘い…

2,090円

ホーリー・マザーの生涯…

「国民国家」批判の視点から国学をみるのではなく、国学が本来持っていた日常社会の人間のつながりへの深い関心に焦点をあてた労作。

3,960円

国学の他者像

東洋と西洋の学問を架橋し、「統一科学」という壮大な学問の構築に邁進した西周-その知的営為の全貌を解明し、日本の近代化の多様性と可能性を探る。

6,380円

西周と日本の近代

本書を『幕末民衆思想の研究』と題する。しかしながら、本書は、幕末の民衆思想の特質や独自の意義を取り出して論じたものではない。「もくじ」を参照してもらえば分かるように、本書は主として幕末国学と民衆宗教の二つの分野から構成されているが、それは、民衆思想をそれら二つのジャンルで捉えたという意味ではない。これらの絡みの中に民衆思想と当該期の宗教的意識や民俗的意識の動態との関連・構造を捉え、その問題性を浮かび上がらせるのが、本書の課題である。従って、本書の力点は民衆思想の独自性の強調には置かれていない。むしろ、民衆が思想的にどのように当該期の社会認識と関わったのか、あるいはそうした社会意識に構造化されていったのかという点が追求されているのである。この意味では、本書は民衆統合やイデオロギー支配について、民衆思想の側から考えようとしたものである。

4,400円

幕末民衆思想の研究増補改訂版…

林羅山(1583~1657)惺窩を師として朱子学を修め、後に家康に仕え幕府の最高顧問となった。林鵝峰(1618~80)羅山の子。外交機密に参与し、また諸書の編纂事業に従事し林家の学問を全国に広めた。

3,097円

林羅山・（附）林鵝峰…

6,380円

東アジア世界と儒教

明朝滅亡に際して壮烈な節義を持して国土に殉じ、わが幕末期にも大きな影響を与えた劉念台の生涯と思想を解説した名著に、関連の論文四篇を付録した決定版 　　　　序 解　　　説 　　第一節 劉念台の生涯と思想 　　第二節 劉子全書・遺編の成立 本　　　文 　　一、 　人心と治政 　　二、 　陸王学批判 　　三、 　尹和靖の学 　　四、 　慎　独　説 　　五、 　王陽明に信従 　　六、 　本体よりも工夫 　　七、 　誠　意　説 　　八、 　誠意説と王陽明 　　九、 　良知説批判 　　一〇、 人　譜　抄 　　一一、 支離の学批判 　　一二、 遺　　　訓 付　　　録 　　付録一　　解説・劉念台 　　付録二　　論文・劉念台と許敬菴 　　付録三　　講演録・劉念台の誠意説について 　　付録四　　論文・劉念台の誠意説

3,960円

岡田武彦全集　13　劉念台文集…

論語は成り立ちが古い上に、文章が極端に簡潔であるため、不分明な箇所、誤解をまねきやすい箇所が少なくない。著者は、或いは字源にさかのぼり、或いは漢文法により、或いは思考を重ねて、２０年にわたり孜孜としてその解明に努めたが、本書はその苦心の作である。

4,180円

論語の訳注と考究

1,885円

陽明学のすすめ

5,500円

『老子』考索

7,700円

「心」と「理」をめぐる朱熹思想構造の研究…

11,320円

秦漢思想史研究

3,300円

日本思想史学（第37号）…

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