8,800円

近代中国思想史論

「空間の表象」を特集の主題とした本号で多くの論者が「境界」をめぐって問題構成していることは、けだし当然だといえよう。一国の「境界」付けによって成立する歴史叙述が、思想史的叙述が、問い直されなければならぬものとして２０世紀はあったのだから。

2,200円

江戸の思想（9）

天保九年より没年の安政六年に至る二十二年間の日記を一斎は残しているが、本巻にはその前半の十一年分を収録する。解読・注の外に、原本の影印も全て収め、一斎研究の基礎資料たらしめた書。

18,700円

佐藤一斎全集　13　腹暦　上…

良知すなわち吾が師。西郷隆盛が座右の銘とした言志四録の文より１５条を抄出し人間の在り方を説き、併せて、致良知の不滅の精神を獲得した王陽明の生涯を語る人生読本。

1,320円

言志録講話

荻生徂徠の高弟として、江戸後期の文芸界を主導した服部南郭の初の伝記研究。江戸時代最高の詩人であった南郭と文人・画家たちの交遊をあますところなく伝える、著者のライフワーク。

9,680円

服部南郭伝攷

15,400円

水戸派国学の研究

2,200円

西田哲学その成立と陥穽…

開国・交易により商人国に転落する日本を予測し、攘夷の思想を正当化した幕末儒者大橋訥菴（１８１６〜６２）についての論考。

2,860円

大橋訥菴

28,600円

近世儒家文集集成（第16巻）…

本書においてはこの国における近代的市民的自由の意識の発展を制約してきた重要な要因として、日本人の世界認識の構造に関心が向けられている。多くの日本人の自由にかかわる意識がたんに外部からの強制によって十全の発展を見なかったという理解にとどまらず、じつはそれが歴史の中で培われてきた日本人の人生観、社会観と結びついている歴史意識の所産であることを明らかにした。

2,750円

近代日本の精神と国家…

22,000円

左傳の史料批判的研究…

9,900円

莊子音義の研究

現在もわれわれが依拠する「自国像」「徳川思想像」は、１９世紀後半に生成された言説を繰り返し「再生産」してきたものではなかったか？-戦後研究の徹底した総括と反省によって照らし出される、転換期の方法的視角。

4,180円

思想史の十九世紀

1,980円

簡素と和合

林羅山は徳川家康・秀忠・家光三代に講師として仕え、徳川家の文書の整備や儀式・典礼の調査などにつとめた。五十年もの歳月を幕府中枢で活動した羅山の交友は、儒者文人、大名・旗本から宗教家・商人まで類のないほど広かった。本年譜には、日本近世史・思想史・政治史・文学史の上で、興味深い事実が多く記されている。

5,170円

林羅山年譜稿

記紀神話を読み解く古典、日本「民族神話」の原型ー今なお我々を呪縛する『古事記伝』の秘められた論理とは。

3,080円

宣長神学の構造

3,300円

日本思想史学（第31号）…

新しい視角で江戸にアプローチ、従来の思想史を根底から塗り替えたシリーズ最終巻！「江戸から見る」ことは、いわば「近代の自己塑型」というべき「近代から」の自己解釈的な思想的・思想史的営為ときびしい批判的な交錯関係に立つということである。「江戸から見る」ことを、歴史批判の方法的視点として錬磨していった、「方法としての江戸」が、本号の特集テーマである。

2,200円

江戸の思想（10）

2,095円

現代に生きる三浦梅園の思想…

大塩中斎に師事したが、師の過激な性格とは逆にひたすら自己の学問の完成と心の修養を希求した良斎が、千古の心友・池田草庵に宛てて胸中の思いを語った書簡を訳注して、その精一な思想を紹介。

2,750円

林良斎

食は人物なり。分けて人は米穀を食して人となれば、人はすなわち米穀なり。安藤昌益（１７０３-１７６２）のこの謎めいた言葉にこだわり、聖人（儒教）や釈迦（仏教）を「不耕貪食」の輩として糾弾する、ラジカルな思想宇宙を読む。

2,860円

食の思想

中国古代の軍事思想に関する論文によって、歴史の中に戦争と平和を考える、一つの試み。時代的には、概ね戦国時代から漢代に至る時期、中国の軍事思想の形成期について論及しており、内容的には、中国の戦争観や平和観の特質を検討している。

8,800円

中国古代軍事思想史の研究…

16,500円

近世国学論攷

3,352円

東洋思想の現代的意義…

自然との調和を重視する東洋文化が、限界を露呈した西洋文化に代わって、今後の人類の抱える諸問題を解決する指針になると主張。

5,238円

東西文化とその哲学

中江藤樹の思想は、その没後、心学的性格の強い日常生活に密着した学問として全国各地に広まった。その普及に功あった弟子岡山の学問を、彼の示教録に則して解説し、各地の藤樹学派の活動も紹介

2,750円

淵岡山

論語集注を底本としてこれを全訳注し、注欄には、何晏の集解、皇侃の義疏、の注疏の古注の他、朱子語類からの関係文も豊富に採録し、論語の深い理解に資す。 本巻には、八佾・里仁の二篇を収録。

2,750円

孔子全書　2

知・情・意という、古くから言われる心の働きのうちの「情」が感情にあたる。感情によって古代以来人間が考え行動してきた蓄積を考えるとき、それは歴史であり文化の問題となる。人間の心のもっとも重要な働きである「感情」のしくみを考察した日本人論。

2,640円

日本人の感情

由来、成立の古さと伝承の長さを誇る『論語』の章句に、人士が孔丘の真意此の如し、という形で解釈を施し続けた所産の蓄積は厖大な量にのぼる。宋明の思想の特徴を具体的イメージを伴いつつ頭に描き続け、理解を深めてゆくため、これまで孔丘の本来の思想と程遠いという廉で等閑視されがちであったこれら諸資料を系統的に掘り起して活用することの意義は浅からぬものがあると信じ、扱い終った章数が２０を超えたところで、ここに一書として刊行することに踏み切った。

8,800円

宋明の論語

“子曰く、之を知るものは之を好むものに如かず”“孔子曰く、生まれながらにして之を知るものは上なり”など全３０編を現代に置き換えて、楽しくためになるマンガになりました。中・高生から大人まで楽しく学べる待望の書。

1,210円

まんがde論語（第2巻）…

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