本書は、メンタル心理士・さとうたかこ による「現代人の悩みを癒すヒーリングセラピーブック」です。 左脳と右脳を「シレっと」使い、こころのバランスをとってあなたの人生を創造しましょう。 あふれる情報社会の中にいると、どうしても左脳中心の生活になりがちです。人間関係や仕事で発生する出来事に詰まってしまったとき、心は重くなり、時間さえも止まってしまったように感じることがあります。 そんなときに役立つのが本書。アートセラピー、イメージ療法、心理学を取り入れ、自分と向き合うことができる内容になっています。ページをめくるうちに、止まっていたように感じる時間がスムーズに流れ出し、こころが軽くなる体験ができるでしょう。 絵を描く・歌う・踊る・色や香りを感じるなど、身近な表現活動を通じて心を整えるヒーリングセラピーを紹介。ストレスの正体を理解し、自己受容や人間関係の見直し、親子の関わり、感情との向き合い方、そして直感や内なる声とつながる方法まで、豊富なワークと具体的な気づきを得られます。 「人生そのものがヒーリングセラピー」という視点から、読者が自分自身を癒し、心豊かに生きるためのヒントをお届けします。 ・なんとなく気持ちが晴れない方 ・人間関係に疲れている方 ・自分をもっと大切にしたい方 そんなあなたに寄り添い、新しい一歩を後押しする一冊です。

1,650円

【POD】みどりの空

［商品について］ ーーひとつの集団が心をひとつにして活躍するため様を本書ではある花に例えています。それはの次のどれでしょうか。 1．向日葵、2．紫陽花、3．桜 その花の様が人の集団の美しさに似ていることから例えられています。正解は、本書第1章第3節「人の世の構図を認識する」をご覧ください。 個人の価値観が多様化し、流動的で先の見えない現代社会で、人生を豊かにたくましく送るためにはどうすればよいのだろうか。本書は、自衛官として階級の最高位である陸将まで上りつめた著者が、これまでの人生を通じて学び、作り上げてきた人生理論や人生哲学、処世術をもとに、人生を豊かにたくましく送るための5つのテーマを提示し、それぞれのテーマに4つの心構えとその方策を付して、自身の体験や事実を交えながら解説した作品である。いかなる時も人生を明るく、爽やかに、楽しく送ると共に、仕事、趣味、人間関係等あらゆることに応用できるノウハウが詰まった一書として、示唆に富む内容となっている。 ［目次］ ●まえがき●　一人で大成はなしえず、わが幸運なる人生に感謝 第一章 人生を幸福と思うために 〜ストレス半減・幸福感倍増〜 第一節　自分の人生哲学をしっかりもとう 1　何のために生きているかを認識する 2　自分を幸せ者と思い込む 3　後悔はしないで反省をする 4　覚悟する心構えをもつ 体験こそ財産★1　親の教育・躾(しつけ)のありがたさ 体験こそ財産★2　生き抜くことを見出した防衛大学校時代 体験こそ財産★3　ズブ濡れの覚悟をもてば道はひらける 第二節　四つの言葉をいつも胸に秘めて 1　“現時点の幸福感” 2　“小さな幸せ感” 3　“無用の美” 4　“感動の美” 体験こそ財産★4　人に尽くす幸福感・尽くされる幸福感 第三節　人の世の構図を認識する 1　“紫陽花(あじさい)の花の心で” 2　人の恩を忘れない 体験こそ財産★5　優勝無縁部隊が優勝旗を集める 第四節　理論的思考をする 1　“先見の明”をもって行動すること 2　大人なら“感情を意志で左右する”ことが肝要 3　“私は不幸ではな”と思うだけで幸せに近づく 体験こそ財産★6　感情を意志で制した師団長 体験こそ財産★7　言葉だけでも不幸感から救われる 第二章　人生を充実させるために　〜失望感皆無・充実感倍増〜 第一節　目的を明確にして、目標を確立する 1　目的なきところに目標なし　目標なきところに努力なし　努力なきところに成果なし 2　“人生目的の明確化と目標の確立、そしてたゆまむ努力” 体験こそ財産★8　人生の基盤を作った幹部候補生学校 第二節　発想の転換をする 体験こそ財産★9　目標追求型発想により不可能を可能にした体験 第三節　向上心を忘れない 体験こそ財産★10　能力とは努力の果実である 第四節　計画・実行を成功させる要訣 体験こそ財産★11　千人の大宴会の見積・計画・実行・研究 第三章 人生に余裕をもつために 〜悩み解消・余裕感倍増〜 第一節　自己心理の形成 1　自分の歴史に学ぼう 2　大らかな金銭感覚をもとう 3　恐怖感を排除しよう 4　行動哲学を確立しよう 体験こそ財産★12　恐怖感を排除した若い女性 第二節　自己点検十ヵ条 体験こそ財産★13　自己点検十ヵ条を活用した一例 第三節　戦術的思考のすすめ 1　環境分析 2　相手の見積 3　行動案の列挙 4　状況判断・決定 5　対策・処置 体験こそ財産★14　我が家の子供教育 第四節　思考の転換 体験こそ財産★15　逆説的思考法の具体例に学ぶ 体験こそ財産★16　帰納的思考法で成功した人達 第四章 人生を楽しむために 〜経費節減・楽しさ倍増〜 第一節　三つの戒め理論 体験こそ財産★17　三つの戒め理論の実践例 第二節　多趣味こそ人生の醍醐味 1　努力して趣味をつくる 2　多人数で楽しむ趣味　数人で楽しむ趣味　一人で楽しむ趣味　--をもつ 3　人を喜ばせる趣味は最高の趣味 体験こそ財産★18　囲碁で人生楽し 第三節　遊びの効用と楽しみ方 1　いきづまったら、思い切りよく頭を切り替える 2　プレイボーイ・プレイガールを自認する 3　詩の世界への誘(いざな)い 体験こそ財産★19　いざ詩の世界へ 第四節　時間の効率的活用術 1　零細時間を上手に活用する 2　一時に多目的の行動を心がける 3　後ろ向きの活動より、前向きの活動に力を注ぐ 体験こそ財産★20　一時に多目的行動の事例 第五章 人生のテクニック向上のために 〜労力半分・成果倍増〜 第一節　人間関係 1　感情をおさえ、直感で言動しない 2　対人関係では肯定対応する 3　相手の立場に立って考える 4　目配り気配り心配り 体験こそ財産★21　「じじ殺し」の話 体験こそ財産★22　世のため人のために尽くす人達 体験こそ財産★23　全国に友のある楽しさ 体験こそ財産★24　人間関係から営業成果向上へ 第二節　立身出世 1　出世の尺度は自分の考え方次第で決まるもの 2　公平無私、使命感をもって努力を心がける 体験こそ財産★25　指揮官・管理者の心構え 体験こそ財産★26　幕僚・補佐者の心構え 第三節　経営発展 1　攻めの経営の実行 2　発想の実行と研究の積み重ねが大事 体験こそ財産★27　自社ビルを建てた社長 体験こそ財産★28　多角的スナック経営の社長の話 体験こそ財産★29　Kさんの話 第四節　資格取得 1　意欲と目標確立と自己暗示の大切さ 2　受験勉強は大っぴらにいやるのが良い 体験こそ財産★30　資格取得の具体例 第五節　勝負事 体験こそ財産★31　私流の精神力ゴルフ あとがき 著者略歴 ［出版社からのコメント］ 人生には摩擦がつきものですが、その中でも戦争は最大の摩擦といえるかも知れません。本書には、その最大の摩擦と現実の中で向き合ってきた著者の、摩擦を力に変える多くのノウハウが詰められています。現実が厳しければ厳しいほど、ぜひ本書を手に取って、力強く人生を前に進めるための一助としていただければ嬉しく思います。 【著者略歴】 田原 克芳（たばる・かつよし） ◎--一九四四年生、佐賀県出身。防衛大学校卒業。名誉地政学博士。 富士学校幹部初級・上級課程、幹部学校、統合幕僚学校、防衛研究所一般課程修了。 一九九九年、陸将。 二〇〇三年、定年退官（勇退）。 ◎--陸上自衛隊第三普通科連隊長兼名寄駐屯地司令。 富士教導団長、第八師団長（熊本・宮崎・鹿児島県隊区）、防衛大学校幹事、富士学校長。 ◎--剣道五段、銃剣道五段、短剣道五段、居合道四段、柔道初段、空手道初段等の武道家。宅地建物取引主任者、行政書士、労務管理士一級等、多数の資格を保有する。 ◎--著者独特の理論と実践に基づく人生哲学を確立し、ユニークな造語多数、全国各地での講演も数多く、ユーモアあふれる話法は好評である。

1,694円

【POD】考え方ひとつでメキメキ良くなる人生 : 豊かに…

古代の神話から文学、現代の医療、そして、まさに今死なんとする人たちが、死にぎわに何を考えるのかを深く検証する。今の時代に必携の一冊。

1,540円

死にぎわに何を思う

ますます複雑化する問題にどう向き合うべきか。 古代哲学から物理科学、カオス理論まで、 先人の軌跡をたどりながら、私たちの思考の可能性と限界を問いかける。 ◆ものごとの原因を考える際に「多面的な分析が必要」とはよく言われるが、 私たちは本当に「多面的に分析」ができているのでしょうか? また、どのような手法があり、それぞれどのような長所・短所があるのでしょうか? ◆本書は、精神医学の権威が哲学や科学の歴史を踏まえたうえで、 分析と語り方のモデルを体系的に整理して、 独自のフレームワーク「三面モデル」を提唱するものです。 ◆「三面モデル」は、複雑な問題について 自分の分析の観点をチェックするときに役立つでしょう。 あるいは、誰かと議論していて理解できないと感じて 自分とその人の因果性の「前提」を考える軸にもなるでしょう。 先人の思考の軌跡をたどりながら、「思考」に対する思考を深めたい方におすすめです。 "第1章 歴史から学ぶーー因果性の四つのアプローチ 第2章 三面モデルで考えるーー因果性を考察するための多重手法 第3章 断定型で考えるーー「イエス」か「ノー」で考える 第4章 確率型で考えるーー「発生を促す」「影響を及ぼす」因子 第5章 創発型で考えるーー非線形のアプローチ 第6章 検証型で考える1--物理科学の場合 第7章 検証型で考える2--生物科学の場合 第8章 検証型で考える3--疫学の場合 第9章 叙述型で考えるーー物語から見える真実 第10章 信仰型で考えるーー信念体系から見える真実 第11章 物事の「なぜ」の探究ーー三面モデルを適用する "

2,970円

物事のなぜ

ショーペンハウアーとニーチェー「無」と「ニヒリズム」によって西洋哲学の近代の扉を開いた二人の、インド思想との関わりを文献学的に論証する。

3,740円

ニヒリズムと無

1,991円

【POD】「バガヴァッド・ギーター」を実践してみた　仕事…

自分で“思考”できるコンピュータと人間の違いは？すべてのカラスが黒いことを証明するには？無限に部屋があるホテルで部屋数は増やせるか？-正解を探すのではなく、問題をじっくり考えること。それ自体がすでに哲学だ！ゼノンのパラドクスや、囚人のジレンマ、「中国語の部屋」等々、古今東西の哲学者たちが頭をひねって考えた１０１個の難問を、身近な例やたとえ話に置き換えて、先人たちの思索をなぞりながら解説し考える。哲学の第一歩を踏み出す人が、いちばん最初に読むのに最適な楽しい哲学読み物。英国ベストセラー待望の翻訳。

1,430円

哲学101問

その場しのぎの言いのがれ、ふかし、ごまかし、はぐらかしー政治で、メディアで、社内会議で、「そんなウンコな！」と思わずうめいてしまう、そんな屁理屈のかずかずが、なぜこんなに蔓延しているのか？世にみちみちるその正体を暴き、つぎつぎ繰り出されるカラクリを解く。米国が騒然となった怪著にして大ベストセラーの翻訳。訳者・山形浩生による爆笑必至の解説をたっぷり付けて一冊にしたものに、さらなる文庫版解説を付して文庫化。

990円

ウンコな議論

1,760円

岩戸開き　第7号

ニーチェ、カント、アラン、サルトル、フロム…哲学者が残した珠玉の名言には、人生の悩み、ものの考え方、仕事、人間関係など世の中に関するヒントが満載！

1,540円

世界の哲学者の言葉から学ぼう…

近現代という時代を特徴づけるもっとも重要な思想の一つである〈自己意識〉について、様々な角度から考究する入門書。哲学の「現場」は、それぞれの哲学者たちが格闘し、可能な限り真相を明らかにしようとする、まさにそこにこそあるのだ、ということを読者に会得してもらうことを目指す。普段立ち入ることのない哲学の「現場」へ案内しつつ、そこから自分の問題として受け止め、じっくり立ち止まって考える手引きとなる1冊。 はじめに 略語一覧 序　章　〈自己意識〉とは何か、またそれはどのように成り立つのか 　第一部　〈私が私を意識する〉とはどういうことかーー私は他のいかなるものでもないこの私である 第1章　意識の目覚め 　1 身の回りに対する関係と身の回りからの独立 　2 経験と普遍的な法則 第2章　〈自分が自分である〉ということの確信 　1 自立性の確立 　2 理性的存在者としての自覚 第3章　〈個人が個人に向き合う〉ということとは 　1 他の諸個人との関係 　2 個人の自己実現と万人の行為 　第二部　自己意識はどのようにして成り立つのかーー〈私が私である〉ために必要なものとは 第4章　〈この私〉は同時に普遍的でもある 　1 社会の基盤としての人倫 　2 〈この私〉による行為の意味とは 第5章　現実と内面の世界 　1 世界を道徳的に価値づけること 　2 良心の本質とは 第6章　宗教と芸術 　1 古代世界における両者の関係 　2 キリスト教における自己認識 終　章　〈自己意識の学〉としての哲学ーー〈私は私である〉ということの本質と射程 読書案内 おわりに 索　　引

2,970円

自己意識の哲学

気鋭の禅僧で霊場・恐山の住職・南直哉と聖地研究で知られる宗教哲学者で歌う神主・鎌田東二による究極の対談。対極にありつつ交差する視点から、生と死、宗教の根本といった究極のテーマが語られる。現代のこころの危機、仏教の未来など、死者のいる場所・恐山をとおして、生きる事のあり方を鋭く問う。 第1章　出会い　 　　　　禅と美学と哲学／ことばと身体ー禅の道へ／永平寺から恐山へ　ほか 第2章　恐山・死と生の場所 　　　　死者という「リアル」／ヴァーチャルとリアルの交差点　ほか 第3章　危機の時代と自己 　　　　新たな仏教の必要性／主体の不安の時代／真理のありか　ほか 第4章　生きる世界をつくるもの 　　　　ロゴスをめぐって／実存を成り立たせるもの／生きる態度としての「問い」　ほか 第5章 リアルへのまなざし 　　　　坐禅とフィールドワーク／死の正体　ほか 第6章　生命（いのち）のかたち 　　　　生きることと物語ること／死の受容にみるもの／詩と仏教／生とは「問うこと」　ほか

2,090円

死と生

自分についての知識や他人の心をめぐる哲学上の混乱を正し、ロック以来の難問である〈人格の同一性〉に決着をつける。

3,300円

自己知と自己同一性

使命をもつあなたへ。本書籍はエネルギーをうまく操り、あなたの人生を豊かにする魔法が詰まっています。身近な人はもちろん、社会に貢献するために、目に見えない力の存在を知り、活用していきましょう。エネルギーの秘密、三種の神器の偉大な力について、その他実践的なワークも収録。選ばれたあなたに贈る希望あふれる一冊。あなたの法力を目覚めさせましょう。

1,650円

【POD】日本人の秘めたる力を引き出す　〜三種の神器、は…

批評家東浩紀が編集長をつとめる批評誌『ゲンロン』。第2期創刊号となる今号では、小説家の高橋源一郎さん・政治学者の原武史さんと東浩紀のふたつの対談を収録した「平成から令和へ」、座談会・論考・ブックガイドから知の最前線に多角的に迫る「AIと人文知」の二大特集をお届けします。さらに演出家の高山明さん、海外の若手哲学者であるユク・ホイ、イ・アレックス・テックァン両氏による新連載も開始。第1期以上に社会に結びついた内容となっています。 目次 [特別企画]投資から寄付へ、そして祈りへーーSOLIOの挑戦と哲学　家入一真+桂大介 聞き手=東浩紀 [論考]悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題　東浩紀 小特集 平成から令和へ [対談]歴史は家である　高橋源一郎+東浩紀 [対談]国体、ジェンダー、令和以後　原武史+東浩紀 小特集: AIと人文知 [座談会]AI研究の現在とSFの想像力　長谷敏司+三宅陽一郎+大森望 [論考]メタ床ーーコミュニケーションと思考の発酵モデル　ドミニク・チェン [ブックガイド]人工知能と人文知を結ぶ15の必読書　山本貴光+吉川浩満 [ゲンロンセミナー]宗教建築と観光ーーツーリズムとナショナリズムから見るロシアの現在　高橋沙奈美+本田晃子 司会=上田洋子 連載 [新連載]迂回路開発紀行 第1回　高山明 [新連載]芸術と宇宙技芸 第1回　ポストヨーロッパ哲学のために ユク・ホイ 仲山ひふみ訳 [新連載]理論と冷戦 第1回　右翼的なサルトル? イ・アレックス・テックァン 鍵谷怜訳 [論考]他の平面論 第8回 〈神話〉のなかの七〇年代美術史 黒瀬陽平 [論考]独立国家論 第9回 アメリカの夢、ソ連の夢 速水健朗 ■創作 ディスクロニアの鳩時計 午後の部IX　海猫沢めろん ■コラム イスラームななめ読み #1　イスラミック・ポップとヨーロッパ 松山洋平 国威発揚の回顧と展望 #1　政治の記号化に歯止めはあるか? 辻田真佐憲 ロシア語で旅する世界 #9　アートは地方都市を変えるか 上田洋子 ■English English Table of Contents and Abstracts

2,640円

ゲンロン10

一見難解に思われる「哲学」も図解にするとわかりやすい。本書は、西洋哲学から東洋哲学までオールイラスト図解で網羅した決定版！ 哲学のことならもう、この一冊があればいい。

990円

図解「哲学」は図で考えると面白い…

人生が思い通りにならない時、人はどうあきらめ、それでも前に進んでいくのか。 異色の経歴を持つ哲学者がおくる、困難な時代を歩き続けるための処方箋! コロナ禍で多くの人がさまざまなことをあきらめざるを得なくなった。 しかし、あきらめることは決して悪いことではない。 商社マン、フリーター、公務員を経て哲学者になった著者が、自らの経験や哲学の知見をもとに、あきらめる意味や活かし方を紹介。 あきらめるという言葉を聞くとまず、それはやってはいけないことだと感じてしまう。 一見ネガティブな言葉は、私たちを萎縮させることのほうが多いだろう。 はたして本当にそうなのだろうか? 私たちは言葉に縛られているだけではないだろうか? 私自身が哲学で困難で乗り越えてきた経験や、さまざまな哲学から学んだ英知を紹介しつつ、 思いがけない事態を前に、それでも人生を前に進めていくための方法について論じていきたいと思う。 それは前向きにあきらめるための、一歩踏み出す哲学である。(「はじめに」より) 「前向きなあきらめ」とは? 何をあきらめ、そして何が得られるのか。 ●目次 第1章 あきらめる (人生は途方に暮れるもの/あきらめるのはいつがいいか…) 第2章 ためらう (立ち止まるところから始まる/人生は選べることに意味がある…) 第3章 捨てる (捨てることと拾うことの関係/捨てることで残るもの…) 第4章 降りる (いつかは降りなければならない/人生を半分だけ降りる…) 第5章 開き直る (開き直りはかっこいい?/開き直りは運命に抗う手段…) 終章 邂逅 (開き直りの先に待っているもの/偶然とは何か/自分自身との和解…) ●著者について 小川仁志(おがわ・ひとし) 1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部教授。 京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。 商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。 徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。専門は公共哲学。 大学で課題解決のための新しい教育に取り組むかたわら、「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。 また、テレビをはじめ各種メディアにて哲学の普及にも努めている。 NHK Eテレ「世界の哲学者に人生相談」「ロッチと子羊」では指南役を務めた。 著書も多く、『孤独を生き抜く哲学』(河出書房新社)、『中高生のための哲学入門ーー「大人」になる君へーー』(ミネルヴァ書房)、『不条理を乗り越える 希望の哲学』(平凡社新書)など、これまでに100冊以上を出版している。 YouTube「小川仁志の哲学チャンネル」でも発信中。

1,760円

前向きに、あきらめる。 一歩踏み出すための哲学…

2,750円

人物を創る人間学講話「大学」「小学」新装版…

ヴィトゲンシュタインの「言語ゲーム」論と英米の言語分析哲学を吸収するなど、ウェーバーの近代合理主義論にコミュニケイション的行為合理性の観点から挑戦する中期の主著。 目次 第三章　第一中間考察ーー社会的行為、目的活動、コミュニケイション 　　　分析的意味理論と分析行為理論への序言 　　(1)　ヴェーバーの行為論の二つの解釈案 　　(2)　成果志向的言語使用と了解志向的言語使用。発語媒介的効果の位置価 　　(3)　意味と妥当。発話行為の申し出の発語内的拘束効果 　　(4)　妥当要求とコミュニケイション話法。異論の検討 　　(5)　発話行為の分類の競合的試み（オールスティン、サール、クレッケル）。言語に媒介された相互行為の純粋類型 　　(6)　形式的語用論と経験的語用論。文字通りの意味　対　脈略に依存する意味。非顕在的知識という背景 第四章　ルカーチからアドルノへーー物象化としての合理化 　　予備考察ーー生活世界の合理化対行為体系の複合性の増大 　第一節　西欧マルクス主義の伝統の中でのマックス・ヴェーバー 　　(1)　意味喪失のテーゼについて 　　(2)　自由喪失のテーゼについて 　　(3)　ヴェーバーの合理化テーゼについてのルカーチの解釈 　第二節　道具的理性批判 　　(1)　ファシズム論と大衆文化論 　　(2)　新トマス主義と新実証主義に対する批判 　　(3)　啓蒙の弁証法 　　(4)　修行としての否定弁証法 　　(5)　(b)　自己表示的構成部分 　　　(c)　発話内的構成部分 　　　(d)　了解志向的行為の反省形式と反省的自己関係 　第三節　聖なるものの言語化の合理的構造 　　(1)　法の発展と社会的統合の形態変化 　　　(a)　契約の非協約的基礎 　　　(b)　機械的連帯から有機的連帯へ 　　(2)　全面的に統合された社会という極端なケースを想定したこの形態変化の論理の説明 　　(3)　ミードによる討議倫理の基礎づけ 　　(4)　補論ーーアイデンティティーと個性化について。人格の数的、種属的、質的同定（ヘンリッヒ、トゥーゲントハット） 　　(5)　ミードの社会理論に対する二つの留保

5,280円

コミュニケイション的行為の理論　中…

数々のメジャーアーティストを指導し、メディアでも注目を集めるボイストレーナー・鳥山真翔（とりやま まなと）の自伝。 俳優、歌手、音楽プロデューサー、さらに実業家としても華やかなキャリアを歩んできた彼だが、その裏には幾度もの試練と苦悩があった。 IQの高さゆえに日常生活で生きづらさを抱える「ギフテッド」として生まれ、「普通」の環境になじめず不登校に。 非行を繰り返し、高校を二度中退。更生施設での生活やアンダーグラウンドな日々を過ごす少年時代を送った。 やがて、自らの病により余命を宣告されたことをきっかけにボイストレーナーとしての道を歩み始め、21歳で起業。 歌手としてデビューし、独自のメソッド「美顔ボイトレ®」がメディアに大きく取り上げられるなど、順風満帆に見えた矢先ーー。 姉の死、母の事故死。 さらに自身も肺炎で意識不明となり、進行性の病を抱えるなど、数多の困難が彼を襲う。 また本書では、同性愛者としての幼少期の葛藤、ドキュメンタリー映画化された同性婚、そしてホモフォビア（同性愛嫌悪）との闘いについても赤裸々に綴られている。 あまりにも重い運命を背負った彼の人生は、しかし「透明」というテーマを通して、やがて彼なりの「幸せ」へとたどり着く。 本書のために書き下ろされたテーマ曲「Free」は、各音楽ストアにて同日リリース。 逆境の中で生きづらさを抱えている人、夢を追いかける人、そして幸せの意味を探し続けるすべての人へーー。 鳥山真翔が渾身の想いを込めて贈る、希望のメッセージである。

2,277円

【POD】幸せになるのに必要だったのは、透明な僕だった…

ロシア思想という「鏡」を使い、日本の読者と日本自身のあいだに「距離」を挟みこむーー東浩紀（巻頭言より） 第二次大戦、共産主義崩壊後、日本同様の後発近代化国家として「敗北」を経験し、歴史の位置付けを含む多くの共通する問題を抱える大国ロシア。プーチン体制下での「記憶」の政治学から、デモ、愛国主義、知識人たちの動向まで、革命100周年に「もうひとつの現代思想」をダイナミックに描き出す大型特集第2弾。重要論文の翻訳ほか、付録にポストソ連思想史関連年表も収録！ 小特集は哲学の再起動。國分功一郎・千葉雅也・東浩紀が鼎談で語る現代思想の新たな可能性。東アジア思想の精鋭・許イク（ホイ・ユク）の本邦初訳を併せ掲載。 距離の回復　東浩紀 特集 ロシア現代思想2 [導入]並行的他者との出会いのために　乗松亨平 [共同討議]歴史をつくりなおすーー文化的基盤としてのソ連　乗松亨平＋平松潤奈＋松下隆志＋八木君人＋上田洋子 [論考]ポスト・ソヴィエト的左翼芸術の闘争ーー芸術を政治化し、パブリックを起動する　八木君人 [論考]運命としての空間ーー地理と宇宙をとおしたロシア帝国の正当化　マルレーヌ・ラリュエル　 訳│平松潤奈　 解題│上田洋子 [論考]エイゼンシュテインーー運動とイメージ、そしてアニメーション　畠山宗明 記憶と政治 [導入]ロシアで観光は可能かーー未完の喪と記憶資源のゆくえ　平松潤奈 [論考]ハードとソフト　アレクサンドル・エトキント　訳│平松潤奈 [論考]魚類メランコリー学、あるいは過去への沈潜　イリヤ・カリーニン　訳│平松潤奈 [付録]ポストソ連思想史関連年表 小特集 哲学の再起動 [鼎談]接続、切断、誤配　國分功一郎＋千葉雅也＋東浩紀 [集中掲載]中国における技術への問いーー宇宙技芸試論 序論(1)　許イク（ホイ・ユク）　訳・解題│仲山ひふみ [鼎談]サイバーパンクに未来はあるかーーゲーム、VR 、テーマパーク　佐藤大＋さやわか＋東浩紀 批評再生塾第2期最優秀賞受賞論文 [論考]イメージの不可視な境界ーー日本新風景論序説　山下研 連載 [随筆]新しい目の旅立ち[第4回]　プラープダー・ユン　訳│福冨渉 [論考]他の平面論[第6回] 外側の眼が見る　黒瀬陽平 [論考]独立国家論[第6回] 天皇制、村上春樹、いくども立ち現れる疑似国家　速水健朗 コラム 軍歌は世界をどう変えたか #8 神武天皇賛歌は戦後の呪縛を解く？　辻田真佐憲 タイ現代文学ノート #5 南部（パーク・ターイ）へ向かう旅路　福冨渉 賭博：夢：未来 #19 「信用」とはなにか　市川真人 韓国で現代思想は生きていた #22 日本を旅する韓国？　安天 創作 ディスクロニアの鳩時計 午後の部 6　海猫沢めろん English Translations and Abstracts

2,640円

ゲンロン7

「心の願いは叶う。頭の願いは叶わない。」「非難されるなら、 自分らしく生きて非難されよう。」「相手の言動はベスト。自分を成長させるためにベスト。」など、心の重りがとれ、新しい気づきのヒントとなる100の言葉を収録。著者が数年間書き溜めたノートの言葉が凝縮された一冊。

1,562円

【POD】心の魔法をとく言葉…

これまでの知識の哲学を解体し、自然現象としての知識を捉える新たな認識論のパラダイムを構築する、ユニークな教科書。

2,860円

知識の哲学

【マス・メディアには載らない本当の情報】 世の中にまだ広く知られていない情報 新たな生き方、世の中の仕組み・事実の発信 ◇特集 若い力で切り拓く! コロナに負けない新しい時代の歩き方 自分で稼ぐ! 楽しく生きる投資術　　●八木エミリー&舩井勝仁 不安を解消するための正しい意識の使い方　●吉濱ツトム ◇連載 ●副島隆彦　日本に現人神(生き神さま)を作ったのはイギリスである ●古歩道ベンジャミン　米大統領という“操り人形"を動かす勢力 ●船瀬俊介　アメリカ大統領選「犯罪選挙」、史上初! “国家転覆"クーデター ●飛鳥昭雄　 GHQを引き継いだCIAの「在日による大和民族分断プロジェクト」! ! 特別編シリーズ23 ●安西正鷹　時間とお金の関係を読み解く(25) ●金原博昭　チベットの5つの霊的進化の手法《その11》 ●松本紹圭　宗教を超えてつながる世界へ ◇短期連載 ●前田和男　“安保ボケ"日本への警鐘「東芝ココム事件」三十四年目の真実 ◇読み切り ●小林弘典　介護、看取り、僧侶として、旅立つ人のそばに寄り添いたい ●西川眞知子　アーユルヴェーダ、今、ここに輝く生命の力 ◇今月号の見どころを、一部ご紹介 特集 ●八木エミリー&舩井勝仁 自分で稼ぐ! 楽しく生きる投資術 ーーーーーーーーーーーーーー16ページ 舩井 世代論もありますよね。今のばらまきは、私(の世代)が八木さん(の世代)に借金をしているようなものです。そういう現状はどう思われますか。 八木 私たちの世代は、ある程度覚悟している人が多いと思います。ツケがいつか回ってくることを前提に動いています。 覚悟というより諦めと言った方が正確かもしれません。それが結局、「夢を持たない若者」が増えている理由なのではないでしょうか。 自分のツケは後の世代に回すのではなく自分で払うという意識を、これからの世代の人はつけていかなくてはなりません。 だからこそ投資にも興味を持って資産の形成をしていってほしくて、私は活動を続けています。

1,650円

ザ・フナイ　vol.160

※楽天ブックスでは、商品に付属している帯は広告として扱っており商品の一部としておりません。

748円

偶然のチカラ

この世3次元で開運する為には、この世的な努力をすることは当然です。 しかし、努力をすれば必ず結果が出るとは限りません。そんな厳しい3次元世界です。3次元世界には限界があります。 そこで、上の次元に目を向けてみましょう。 4次元、5次元、6次元の世界。 上の次元には、限界もなければ、制限もありません。可能性は無限に広がります。 3次元的な努力をしながら、上の次元に働きかける。 これが究極の開運術です。 4次元世界では、仏の力を借りて、5次元世界では、神の力を借りて、6次元世界では、星の力を借ります。 願いが悉く成就する絶対の開運術です。

1,694円

【POD】『多次元開運』〜4・5・6次元世界開運術〜…

私たちは世界の5%も理解できない この世界にはわかるものよりわからないもののほうが多く、触れられるものより触れられないもののほうが圧倒的に多い。ホワイトヘッド、ハーマン、メイヤスー、ラトゥール、マラブー……最前線の思想を補助線に、闇に包まれた世界のなかで生きる私たちのために描き出される現代形而上学。

2,640円

暗黒の形而上学

1,980円

フェミニズムの現在

心とは、哲学的にどうみなされ得るものなのでしょうか。本書は内容を三部構成とし、第I部では「還元主義」「観念論」「現象主義」「自然主義」「消去主義」など心身問題をめぐる主要な哲学的立場を解説。第II部では「志向性」「意識」「自己／自我」「人格の同一性」などに関する心の哲学の主張や論争を紹介。第III部では「心の理論」「精神疾患」「社会脳」「EBM」など心の科学の諸説に対し、心の哲学からの批評を試みています。最新のトピックスや研究も収めつつ心の哲学の全貌を簡潔に描き出した本書は、初学者の入門書として最適です。 I-1 二元論 I-2 還元主義 I-3 観念論 I-4 現象主義 I-5 自然主義 I-6 行動主義 I-7 心脳同一説 I-8 機能主義 I-9 目的論的機能主義 I-10 非法則的一元論 I-11 解釈主義 I-12 消去主義 I-13 心的因果をめぐる諸説 II-1 志向性と表象 II-2 志向的姿勢 II-3 心的内容 II-4 生物的意味論 II-5 命題的態度 II-6 意識とクオリア II-7 意識のハードプロブレム II-8 意識の表象説 II-9 意識の高階説 II-10 一人称的視点 II-11 説明ギャップ II-12 現象的概念 II-13 自己／自我 II-14 意識の統一性 II-15 人格の同一性 II-16 美的経験と情動 II-17 意識と倫理 II-18 倫理的徳と認識的徳 II-19 知覚経験の内容 II-20 認知的侵入（不）可能性 II-21 集団心 III-1 他者理解 III-2 自己知 III-3 心の理論と自閉症 III-4 社会性と社会脳 III-5 自己制御と意志 III-6 フレーム問題と情動 III-7 アフォーダンスとオシツオサレツ表象 III-8 古典的計算主義 III-9 コネクショニズム III-10 力学系理論 III-11 拡張された心 III-12 予測誤差最小化理論 III-13 精神疾患 III-14 精神療法の哲学的基礎 III-15 精神障害（精神疾患）の分類問題 III-16 EBM／VBM／NBM III-17 妄想 III-18 自己欺瞞 III-19 依存症

2,860円

心の哲学

二六〇〇年にわたって「問い」を重ねてきた哲学の語りあい。「存在」とは何か。「私が私である」とはどういうことか。そもそも「問い」とは何なのかなどなど。そこでは様々な問いが投げかけられ、言葉が紡がれてきた。その内容は時に難解で、日常を生きる私たちには関係ないものに見えるかもしれない。しかし、哲学の言葉は私たちにこそ向けられている。哲学の問いかけが、私たちに日常の不確かさを突きつけ、そんな世界に向き合って生きるきっかけを与えてくれるのだ。本書は、そんな語りあいの歩みを丁寧に辿る。哲学の世界と私たちの日常が近づく一冊！

924円

「問い」から始まる哲学入門…

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