役者評判記は十七世紀半ばから約二百年間継続的に刊行された歌舞伎役者の芸評書であり、近世演劇・浮世絵・文学・言語・出版等のあらゆる江戸文化研究の重要資料。役者評判記を厳密な校訂のもとに翻字した本集成は歌舞伎研究の進展に多大な貢献をして来た。第三期も第二期までの方針を忠実に引き継ぎ、安永から享和期の約百十点を収録。 凡例 岡見八眼　　　　　　　　　　　安永十年二月 役者江戸桜（上　中　下）　　　天明元年閏五月 役者首尾吟　　　　　　　　　　天明元年六月 役者茶臼芸（上　中　下）　　　（天明元年十一月） 役者白虎通（京　江戸　大坂）　天明二年正月 役者花実論（京　江戸　大坂）　天明二年三月 役者花酒盛（上　中　下）　　　天明二年五月 役者三靨面　　　　　　　　　　天明二年六月 役者兎の手柄（京　大坂）　　　天明三年正月 役者夕円居　　　　　　　　　　天明三年三月 役者三部教（京　江戸　大坂）　天明三年五月 役者風俗通（上　中　下）　　　天明三年五月 役者千両箱（京　江戸　大坂）　天明四年正月 役者土地万両　　　　　　　　　天明四年正月 解題 〈月報〉　 青木繁／葛西聖司／翻刻の諸問題 その三

16,500円

歌舞伎評判記集成　第三期　第四巻…

牡丹の下での華麗な獅子の舞で人気の能「石橋」。「寂照説話」「五台山文珠信仰」「樵翁と童子」「橋と境界」「獅子と牡丹」などの切り口から、作品の背景にある、能作者の知識世界や信仰、伝承世界といった多様な層を探りつつ、作品の基底にある日中の文化的伝統の水脈に光を当てた斬新な意欲作。 序章 第一章 ワキ「寂昭法師」の人物像ー大江定基（寂照）に関する史実と説話 第二章 聖地清涼山 第三章 日本への五臺山文殊菩薩信仰の将来とその流布 第四章 中国の説話と詩文に見る「童子」と「翁」の形象 第五章 中世日本における「童子」と「翁」の形象ー聖なるものの象徴として 第六章 境界としての橋ー彼岸と此岸の架け橋 第七章 獅子の舞 第八章 獅子と牡丹 終章

7,040円

謡曲『石橋』の総合的研究…

類書や百科事典、インターネットでも調べきれない細かな項目にまで目を配らせ、２５００余の項目を収録。若手研究者を中心に、評論家、記者、舞台や興行の現場で働く職人らが各項目の執筆を担当。最新の研究成果を盛り込んだ項目解説となっているだけでなく、項目の多くに参考文献を掲げたことで、より深く調べたい方にとっての水先案内の役割も担う。

16,500円

〈最新〉歌舞伎大事典…

3,300円

道成寺

ここ数年、研究室の学生と一緒にあちこちの祭りを訪ね、仮設舞台を調べた著者が、調査結果の中から、仮設舞台の例、祭礼の様子、組み立てる工夫などを紹介する。

3,740円

祝祭の仮設舞台

2,999円

箙

3,740円

元禄演劇研究

1,320円

能の知恵

江戸荒事歌舞伎の源流初代市川団十郎より、明治中期の団・菊・左時代を飾った９代目団十郎までの成田屋歴代の芸道精進のあとと、その演劇界における位置を、厳密な史料批判を基礎にまとめた好篇。豊富な引例とエピソードとによって興味深く説き、思わず読みつづけさせる。新装版にあたって、現代に至る１０・１１・１２代目の章を増補し一層の充実を期した。

2,310円

市川団十郎

18,480円

近代歌舞伎年表（大阪篇　第2巻）…

芸術に国境はない！世界の人々を感動させた６００年の伝統美。一民族の文化遺産から人類の文化遺産へ文化交流史の貴重な記録。巻末に上演曲目一覧、公演参加者一覧、公演国別地名一覧、公演世界地図を付す。

9,350円

能楽海外公演史要

5,280円

歌舞伎美論

19,250円

近代歌舞伎年表（大阪篇　第4巻）…

1,815円

歌舞伎模様

20,825円

近代歌舞伎年表（大阪篇　第5巻）…

2,200円

歌舞伎鑑賞学入門

10,466円

世子・猿楽能の研究

19,223円

近代歌舞伎年表（大阪篇　第6巻）…

9,398円

元禄歌舞伎攷

本巻には、大正１１年から昭和２年までの、大阪市内各劇場の興行記録、及び劇界記事を収録した。興行の記録は、歌舞伎を主とし、その他、人形浄瑠璃、身（首）振芝居、今様能（照葉・天爾波）狂言、新派、新劇、俄，素人（落語家・講談師・浪曲師・幇間、裏方、男衆、芸妓、素人）芝居・邦楽・邦舞の演奏会、落語・講談・浪曲などの寄席芸、奇術・曲芸・闘術などの見世物芸、映画、演説会など、各劇場で上演されたもの総てを収載した。また寄席に準じた小屋で上演された歌舞伎、人形浄瑠璃、俄なども採りあげた。

19,223円

近代歌舞伎年表（大阪篇　第7巻）…

18,700円

歌舞伎音楽の研究

3,951円

若狭猿楽の研究

63,800円

壬生狂言古衣裳

折口信夫の唯一の女弟子といわれる著者が、昭和１４年から昨年亡くなるまでの得翁に師事した。本書は、この５０年以上にわたる師匠との、厳しくも温かいやりとりを回想した、迫真の“芸談”である。

2,349円

人間国宝後藤得三翁随聞記…

4,271円

三代目中村歌右衛門の女形芸…

本巻には、昭和３年から昭和１３年までの、大阪市内各劇場の興行記録、及び劇界記事を収録した。

19,543円

近代歌舞伎年表（大阪篇　第8巻）…

5,232円

恍惚と笑いの芸術「猿楽」…

2,200円

禅における世阿弥と良寛…

歴史研究に則り安易な「現在」を否定して能の劇性を訴え能評革命を成し遂げた堂本正樹の最新〈能劇〉評論集。

3,204円

喝食抄

10,466円

歌舞伎・浄瑠璃・ことば…

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