１７世紀、大阪、そして西鶴は、東アジアの新しいグローバリゼーションの中心だった！武士と商人、男色と女色の共犯が生み出すダイナミズムは、遙か、東アジアの海洋域を淵源とする。西鶴は、そうした海洋域文化の申し子であった。まったく新しい視点から、西鶴とその小説を論じる、気鋭の初論集。

10,780円

西鶴小説論

8,250円

宇治拾遺物語総索引

前著『「宇治拾遺物語」表現の研究』で展開した説話分析の理論に基づき、本作個別の説話が外来の伝承を受容する時、信仰や宗教的宇宙像を稀薄化させる代わりに、可視的な世俗の物語に変容し、倫理規範と核とする物語を創出していることを解明。

14,300円

『宇治拾遺物語』「世俗説話」の研究…

8,800円

秋成考

平安後期の説話集『今昔物語集』から、版画家松原直子が物語を選び、そこから得た視覚的なインスピレーションを、独特のリズムとゆたかな色彩の木版画で表現。

4,290円

今昔物語版画集

3,247円

初学び源氏物語

1,650円

祇園精舎の鐘の声

19,250円

假名草子集成（第37卷（し））…

3,080円

絵解き『源氏物語』CD版（3）…

14,080円

源氏物語の新研究

19,250円

假名草子集成（第38卷（し））…

古事記は遠い古代から私たちになにを語っているのか。古事記を構成するひとつひとつの言葉を分析し、本文の文脈に即して意味を確定する全注釈。本居宣長『古事記伝』以来の解釈について、国文学はもとより、民俗学、人類学、神話学等の視点、知見を導入して根本から問い直し、ひとつの世界としてその全体像を明らかにする。西郷古典研究の最高到達点であり、古事記研究の金字塔。第四巻は「天孫降臨」「天孫降臨（続）」「海神の宮」を収録。

1,100円

古事記注釈（第4巻）

13,200円

軍記物語研究叢書（第1巻）…

9,900円

軍記物語研究叢書（第2巻）…

11,550円

軍記物語研究叢書（第3巻）…

11,000円

軍記物語研究叢書（第7巻）…

14,850円

軍記物語研究叢書（第9巻）…

川端康成のノーベル賞スピーチ『美しい日本の私』の翻訳者として知られ、戦後初めて源氏物語の翻訳をするなど、日本文学を海外に紹介した立役者、エドワード・Ｇ．サイデンステッカーが語る源氏物語と戦後日本文学秘話。

2,750円

世界文学としての源氏物語…

餅つき，寝床，盆唄，浮かれの屑よりを収録

4,400円

桂文我上方落語選　其の一…

古事記の神話・説話は皇統譜に起源を与えるために作られた。表面からは見えない大王系譜の生成過程を掘り起こすことで、王家の物語をテクストの裏側から読み解く。古事記の深い読み方を追究した積年の成果。 凡例序言ー本書の視点と方法第一章　フルコトをどう考えるか第二章　王権テクストの生成第三章　神話世界の成り立ち第四章　スサノヲ神話の表と裏第五章　アマテラス大神と皇祖神の誕生第六章　天子受命から皇孫降臨へ第七章　ヒルメとヒノミコの神話第八章　スメミマと天皇系譜の根源第九章　ハツクニシラススメラミコトの成立第十章　ホムチワケの不幸と反神話第十一章　ヤマトタケル大王系譜の構造第十二章　タラシ系皇統の王権思想第十三章　倭の五王と初期大王系譜第十四章　雄略的なものの克服第十五章　イヒトヨとオケ・ヲケの物語結語ー王権の身元証明（アイデンティティー）として素稿初出一覧／あとがき／索引

10,450円

古事記と王家の系譜学…

16,500円

馬琴中編読本集成（第14巻）…

西鶴作品によって江戸時代の生活を検討する。

1,980円

西鶴輪講『懷硯』

935円

松竹物語

24,200円

日本書紀（1（巻2・巻10・巻12・巻1）…

13,200円

太平記・梅松論の研究…

紫上の人物造形を軸として、源氏物語を読み直し、数々の謎を解明する。紫上と光源氏は、禁忌の姫君と抑制の効く男との結婚と捉え、宗教を理解する事が作品を読む上で重要である事も明らかにする新見に満ちた書。 はじめに第一章　紫の実年齢第二章　尼君・僧都及び光による紫の育て方第三章　新手枕での、光に対する紫の抵抗第四章　空に通ふ御心　別居中の紫と光を結ぶきづな第五章　明石姫君の誕生と住吉の神の導き第六章　紫のいわゆる「嫉妬」第七章　朱雀の女三宮の婿選び第八章　女三宮の六条院入り　光・紫の対応と苦悩第九章　「心ざしおかれたる極楽の曼荼羅」付章　宿曜の予言と薄雲巻の天変既発表論文と各章の関係あとがき

4,180円

源氏物語は読めているのか【続】…

『源氏物語』の新しい読解-王権論にも心理主義にも還元されない言葉の動きを読む。作品は作者の意図した単一の主題から成り立っているのではない。むしろ、作者自身さえ統御できないような無数の主題群から成り立っている。

8,250円

源氏物語のエクリチュ-ル…

おもしろ小話２００選、善兵衛小話第２弾登場！「ありえない、信じられない、開いた口が塞がらない」-あなたは、笑わずにいられますか。

1,320円

むかし或る所に…（2）…

天下の孤本である早稲田大学蔵本を底本に、翻刻本文・語釈・評より構成。一字一句を丁寧に考証し、表記・表現を他作品を通して検証するなど、詳しい語釈・評が作品の真の面白さを伝える労作。解説では、『白露』の作者が、文学史上最初に『徒然草』の真価に気づいていたことなどが証される。

9,350円

中世王朝物語『白露』詳注…

分際をわきまえて生きること（＝分度）、「名」にふさわしく生きること（＝名分）、運命を受け入れること（＝命禄）の葛藤の中で、あるべき自分の姿をもとめた人々。上田秋成の作品を読み解く。

6,380円

名分と命禄

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