愛媛初のミュージカル劇団「みかん一座」をつくった南海放送アナウンサー・戒田節子さんが、発足から定年退職記念の公演までの歩みを綴ったもの。その35年間には、ドイツやアラスカで公演するなど大きな出来事もあり、社会問題となったひきこもり、いじめ、環境問題などにも地道に取り組んできた。 一方、役者や音楽、照明などのスタッフ、衣装やヘアを担当した人たちの“ここだけの裏話”もあり、座長の素顔も垣間見ることができて面白い。 みかん一座　輝け瞳！　〜この指とまれの35年〜 みかん一座へのプロローグ⋯⋯⋯ 8 サンシャイン・アイズ⋯⋯⋯ 10 座談会（旗揚げメンバー 編）⋯⋯⋯ 20 吸血鬼 in ジャパン（みかん一座が参加したミュージカル）⋯⋯⋯ 24 心に灯りがともるまで⋯⋯⋯ 26 笑うまちかどラッキーカムカム！⋯⋯⋯ 32 ドラゴンクエスト4 （みかん一座が参加したミュージカル）⋯⋯⋯ 38 オランダおイネ 一番星咲いた⋯⋯⋯ 42 オランダおイネ 一番星咲いた （宇和バージョン）⋯⋯⋯ 48 シーボルトの娘「イネ」 ドイツ公演⋯⋯⋯ 50 シーボルトの娘「イネ」 凱旋公演⋯⋯⋯ 58 夢見町 心の花を咲かすまで⋯⋯⋯ 60 春や昔、十五万石の城下のまちで⋯⋯⋯ 66 春や昔、十五万石の城下のまちで （再演）⋯⋯⋯ 70 青い瞳を忘れない⋯⋯⋯ 72 青い瞳を忘れない （西予バージョン）⋯⋯⋯ 76 みかんの花が咲いている⋯⋯⋯ 82 どんな時も希望をすてず⋯⋯⋯ 86 このまちで⋯⋯⋯ 88 この街で 〜あなたと一緒に〜⋯⋯⋯ 92 この街で 〜あなたと一緒に〜（新バージョン）⋯⋯⋯ 94 漱石坊っちゃん ⋯⋯⋯ 100 夢へんろ 〜どんなときも希望をすてず〜⋯⋯⋯ 104 サンシャイン・アイズ 〜輝け瞳！〜 （新バージョン）⋯⋯⋯ 112 子規亭 新・道後寄席 「母子梅」⋯⋯⋯ 118 オーロラに駆けるサムライ 〜和田重次郎物語〜⋯⋯⋯ 122 オーロラに駆けるサムライ 〜和田重次郎物語〜（坊っちゃん劇場バージョン）⋯⋯⋯ 128 オーロラに駆けるサムライ 〜和田重次郎物語〜（アラスカ公演）⋯⋯⋯ 130 オーロラに駆けるサムライ 〜和田重次郎物語〜（ありがとう公演）⋯⋯⋯ 139 瀬戸内海賊物語 in 愛媛 君の瞳 もっと輝け！⋯⋯⋯ 142 輝け命！⋯⋯⋯ 150 座談会 （音楽・作曲 編）⋯⋯⋯ 160 子どものためのミュージカル ひばりのこどもたち⋯⋯⋯ 168 みかん一座の地球環境への取り組み⋯⋯⋯ 174 「地球にエコしょ！」大ブレーク⋯⋯⋯ 178 啓発＆イメージソング ⋯⋯⋯ 179 座談会 （役者 編）⋯⋯⋯ 180 イベントいろいろ、がんばりました！⋯⋯⋯ 190 国際交流イベント イベントで国境を渡った みかん一座⋯⋯⋯ 194 その他の活動⋯⋯⋯ 196 友情出演した公演⋯⋯⋯ 197 みかん一座 子ども組⋯⋯⋯ 198 愛媛と東京の架け橋 ── 座・東京みかん⋯⋯⋯ 208 映画「ソローキンの見た桜」 みかん一座映画撮影に協力！⋯⋯⋯ 212 座談会 （衣装・ヘアー・着付け・照明・舞台監督 編）⋯⋯⋯ 214 南海放送アナウンサーとしての戒田節子⋯⋯⋯ 222 みかん一座のあゆみ⋯⋯⋯ 230 あとがき⋯⋯⋯ 238

2,037円

みかん一座　輝け瞳！　〜この指とまれの35年〜…

明治元年から平成31年まで、日本の伝統文化たる歌舞伎・能楽・文楽をはじめ、新派、新劇、ミュージカル、宝塚、テレビ、ラジオ、映画、アイドル、歌謡曲、ロック、演歌まで、あらゆる芸能事象を網羅・解説した初めての事典。 口絵 明治編 大正編 昭和編 平成編 人名索引／作品作品／事項索引

19,800円

明治・大正・昭和・平成 芸能文化史事典…

8,580円

オーストラリア先住民とパフォーマンス…

竹本綱大夫改め九代竹本源大夫、鶴澤清二郎改め二代鶴澤藤蔵、襲名記念出版。四代にわたる「文楽の家」。その修業と芸談そして家族の物語。

2,200円

文楽の家

2,420円

篠崎光正演技術

２０１０年の俳優デビュー以降、数々の舞台を中心に、映画・ドラマ等にも活躍の場を広げている赤澤燈。初めて訪れた香港で見せた、等身大の姿をお楽しみください。

3,080円

赤澤燈写真集『ともる』…

770円

対訳でたのしむ葛城

マクベスを演じた宝生流シテ方辰巳満次郎と間狂言監修を務めた和泉流狂言方野村萬斎との対談。新作能“マクベス”を詩劇として理解するための丁寧な注釈。異なる専門分野の研究者による多彩な論考。海外への発信を視野にした詞章のローマ字表記、古典語、英語、中国語の対訳一覧。

5,500円

新作能マクベス

1,100円

チューバレッスン

日本新劇の先駆者・小山内薫の業績とその苦闘の軌跡。戦時下、ひそかに書きつがれ敗戦直後に完成した幻の名誉復刻。

2,200円

小山内薫

838円

大野一雄百歳の年

４０代を迎えた今だからこそ明かす家族のこと、日常のこと、そして歌舞伎のこと。本人が綴った言葉から、素の姿が見えてくる。写真家・篠山紀信氏撮影の舞台写真２３点を掲載。

1,980円

市川染五郎人生いろいろ染模様…

中村哲という俳優兼歌手がいたことを覚えているだろうか。 もう忘れられている存在かもしれないが、戦後ある時期の日本で一世を風靡した存在だった。 カナダ生まれの日系二世で英語が堪能、そして本格的に声楽を学んだ歌のうまい歌手。 とくにアメリカ占領下の戦争直後の昭和二十年代、そしてその影響が残る三十年代においては 同種の二世タレントがもてはやされたが、そのなかでも傑出した存在だった。 この本は氏の息子である著者が父親の事績をたどったノンフィクションであり、 あまり紹介されていない終戦後の占領日本を関係者取材や父親の遺した多くの資料、 写真類や関係資料を読み解いて書き表した本である。 中村哲（さとし）は1908年カナダのバンクーバー出身の日系カナダ人二世。 声楽を学び、来日翌年の41年に藤原歌劇団『カルメン』でオペラ歌手としてデビュー。 42年には東宝と専属契約を結び俳優としても活動。戦後は英語力を生かし、 進駐軍クラブで「日本のアル・ジョルスン」と呼ばれて人気を博す一方、 『レッド・サン』など数多くの国際的な合作映画に出演。 また、海外ミュージシャン日本公演の司会やCMモデルなどでも活躍した。1992年没。 簡単にまとめれば以上のようになる。しかし、カナダと日本の間は戦争で敵対関係にあり、 戦争時代をはさんでとても複雑な状況に立たされた。これは多くの日系移民が直面した問題であった。 中村哲はその時代状況をたくましく、持ち前の陽気さと人の好さで逆手に取って生き抜いた男であった。 家族を大事にし、良い友人知己を得て、寿命を全うするまで戦後日本の芸能界で個性を発揮しつづけた。 『モスラ』や『美女と液体人間』などの東宝のSF映画の常連、あるいは『東京暗黒街　竹の家』 『東京ファイル212』といった日米合作映画になんとなく怪しげな三国人役で出演している。 一時のジャズブームでは進駐軍クラブを中心に都会のキャバレー、クラブで売れっ子だった。 今でも続く占領軍の影響、植民地日本のアメリカナイズされた文化のルーツを知ることはとても興味深い。 何がその時おきていたのかの検証に役立つだけでなく、面白い評伝として傑出している。 写真資料を見るだけでも一見の価値がある。

2,750円

占領下のエンタテイナー…

常に変わり続ける中国社会において、宗教的・民俗的儀礼や民間の演劇はどのように行われ、またどのように享受されてきたのか。四川と福建の二つの土地の、跳神や端公戯、川劇や提線木偶戯、打城戯といった各儀式・芸能の考察から、それらを見る・見せている人々の生活、思考、感覚を探る。

4,950円

見る・見せる

1,100円

高校演劇戯曲選（15）…

６０年代演劇とはなんだったのか。アングラ演劇を支えたあの巨人たちと批評家たち、そして後続の演劇人と関係者が一同に会し、当時の躍動感を伝えつつ６０年代の実態に迫る決定的保存版。

3,850円

六〇年代演劇再考

770円

対訳でたのしむ三輪

2,563円

歌舞伎（34）

3,300円

神歌

2,860円

地域社会からみた人形劇フェスタ…

笑えて、泣けて、ためになる。ド貧乏道まっしぐらの三十路劇団員が実践する究極の節約術を一挙大公開。

1,430円

貧乏セレブ入門

めくるめく中世へ 能をはじめとする芸能・文化研究を牽引してきた編者。中世日本の芸能や文化を、文学・芸能・歴史・宗教など様々な角度から論じて、いまなお未知の世界がひろがる中世日本の闇と魅力に切り込む。 1中世、迷宮への旅 継承される歌枕　御所伝来の「吉野図屏風」の情景描写をめぐって（井戸美里） 平安期天皇主催の晴儀の歌合　その舞台装置としての洲浜台をめぐって（原瑠璃彦） ヌエ考　怪鳥の声をめぐって（沖本幸子） 高野山・谷之者の原風景　図像と文献史料からの検討（内藤久義） 『大黒舞』と清水寺の大黒天信仰　大黒天と恵比寿の原像をめぐって（黒沼歩未） 善妙伝説と新羅の信仰習俗（金　賢旭） 『諸社口決』と密教的社参作法の展開（高橋悠介） 2能、その多面体 能とオラトリオ試論　合唱・ナレーション・宗教的機能という観点から（竹内晶子） 猿楽者による「文字」論の一端　「文字」によって謡を語る（佐藤嘉惟） 世阿弥の稚児役者論とその時代（鵜澤瑞希） 能「三山」と融通念仏（倉持長子） 夜の雨枕うくほど音はこぼれて　金春禅竹の「雨」をめぐる試論（井上　愛） 一休宗純が能に求めたもの　能「通小町」関連詩三首の検討から（中野顕正） 観世寿夫と〈江戸〉（玉村　恭） 「現代思想」と能　一九七〇〜八〇年代を中心に（横山太郎） 伝統文化プロデュースの現場から（濱崎加奈子） 3橋の会、創造への道 「橋の会」という現場（松岡心平） 鼎談・橋の会の二十四年を振り返って（土屋恵一郎・松本小四郎・松岡心平）

8,250円

中世に架ける橋

2,563円

歌舞伎（41）

元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音。 2015年の退団時にお見送りファン1万2000人を集め宝塚史上の最大人数を記録。 退団後は舞台を中心に、アーティストとしてその才能を遺憾なく発揮し続けています。 おりしも2019年は 1999年の初舞台から20周年、2009年宝塚トップスターになってから10周年。 そんな節目の年に、20年ぶんの思いを込めて完成した全篇撮り下ろしの写真集です。 柚希本人が撮影の舞台として選んだのは、スコットランド（エディンバラ、グラスゴー）。 遥か遠くの歴史ある景勝地で、「20年の、その先」を見据え、さらに遠くへさらに深く、舞台人という人生を力強く生きていく柚希礼音の今をこの1冊にまとめます。 撮影の舞台ウラを追ったメイキングDVD（約60分）付き。 ■舞台人としての20年を振り返るロングインタビューを新規取材し掲載。 ■「柚希‘S EYE」として、柚希本人の目から見たスコットランドを切りとったコーナーも。 （自撮りにも挑戦！） ■DVD映像は写真集撮影のメイキングと、インタビュー ■撮影／キセキミチコ

5,280円

【楽天ブックス限定特典】柚希礼音写真集 ETERNITY…

2,200円

舞台美術家濱名樹義の仕事…

1,430円

Noh　5　Scripts　in　English…

本書は現代劇作家・演出家の中でもっとも実験性の高い太田省吾氏のユニークな演劇論と舞台芸術についての洞察に満ちた分析である。「受動の力」を手がかりに彼の芝居を解剖する著者の手腕は特に斬新であり、観客とは何かとまで考えさせる。

3,394円

The　aesthetics　of　quietude…

・110余点の絵画資料から、初期歌舞伎の演技・演出の実態に肉迫。高度な学問的成果が、平易な語り口によって解き明かされ、歌舞伎の歌舞伎たる所以が解明される。 ・400年の歴史を有する歌舞伎は、常に変転を繰り返してきた。歌舞伎は、時代時代によって、まったく別ジャンルの演劇であるかのような様相を呈する。それでは、いったいなにが、どのような性質が、歌舞伎を「歌舞伎」と呼ばせてきたのだろう。いつの時代の歌舞伎にも通底する、歌舞伎が歌舞伎であるための必要条件、本質とは何だったのか。本書は、歌舞伎にとっての最も重要な、この問題に肉迫していく。 ・新発見の資料『役者絵づくし』（国文学研究資料館本）をもとに展開される、堅牢な考察。同書に現存最古の象眼跡を発見し、最先端の流行風俗を舞台化することこそが歌舞伎の本質であることを、あざやかに解明する。 ・歌舞伎はなぜストーリーが分かりにくいのか。「断片性」という歌舞伎の性格を成立期から摘出し、現代の「みどり」という部分上演方式の芽生えが、大名屋敷への出張興行にあったことを指摘する。 ・観客が舞台に参加する「饗宴性」を歌舞伎の本質の一つとし、相撲観戦や中国演劇の資料などにも目を放ち、演劇の本質に迫る。 ・「売色」と「好色」を歌舞伎の生れ故郷と見なし、歌舞伎が売色のためのショーウインドウから脱化していく歴史を、二人の女方役者の足跡を追うことによって解き明かしていく。 ・歌舞伎女方の先駆的名優 玉川千之丞の演技を、その姿態・表情にいたるまで具体的に解明し、「すさまじい」嫉妬の表現が生み出される過程に迫る。これによって、内容よりも表現を重視するという歌舞伎の特質を摘出する。 ・「見立て」という表現技法が歌舞伎の演技の本質としてあると揚言。これを忘れてしまった現代の歌舞伎に警鐘を鳴らす。

9,680円

歌舞伎とは いかなる演劇か…

2,200円

能と狂言 14

3,300円

第三舞台FINAL

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