本書は、昭和四十一年三月から四十三年五月まで（「小説とは何か」は四十五年十一月まで）の評論・エッセイなど百六十三篇を、ほぼ執筆年代順におさめたものである。また、写真説明、談話、インタビュー記事なども、内容を考慮しつつ適宜収録している。

6,380円

三島由紀夫全集（34）決定版…

芸術作品に込められた人間の情念や権力者たちの理想や怨恨に迫る！ 著者は『美と宗教の発見』以来、つねに芸術を宗教との関わりにおいて考察してきた。本巻収載の「人間の美術」では宗教に加えて芸術作品と政治との関係という視点を導入することによって芸術作品を創り出した生々しい人間の情念、あるいは芸術作品に込められた権力者たちの理想や怨恨を明らかにする。 また「写楽 仮名の悲劇」は、謎につつまれた画家・写楽の正体を、ユニークな着想と緻密な実証で推理する話題作。

5,830円

梅原猛著作集11 人間の美術…

連作長詩の成立現場、花壇設計、文語詩制作用年表など、重要な資料の記された現存ノート類の全ページを写真版とともに掲出。各種草稿中のメモ類も一括収録。

7,700円

〈新〉校本宮沢賢治全集（第13巻　下）…

8,250円

明治文學全集（31） 上田敏集…

7,700円

トマス・ハーディ全集（3）…

若き政治家、聖徳太子は巧みな外交政策で日本に仏教をとり入れ、さまざまな大陸文化をもたらした。さらに冠位十二階、十七条憲法を制定する。理想の律令国家の建設に邁進する太子の事績と人間像を浮き彫りにする。

5,280円

梅原猛著作集1 聖徳太子 上…

「一身にして二生」を生きた痛快な人生行路を、臨場感あふれる筆致で描き出した自伝文学の最高傑作『福翁自伝』。著述・翻訳活動に込められた思いを自ら綴った『福沢全集緒言』。近代日本を導いた福沢が、次世代に託した「遺言」ともいえる最晩年の２著作を収録。

3,520円

福澤諭吉著作集（第12巻）…

西域の最初の探険家張騫や薄幸の佳人王昭君ら西域の人物を扱った「西域エッセイ」と「クシャーン王朝の跡を訪ねて」などの「西域紀行　１」を収録。

8,580円

井上靖全集（第27巻）…

3,417円

松本清張全集 第61巻 霧の会議…

8,800円

小林秀雄全集（第13卷）…

廃れたのは国か、町か、人情か 三年前、古本の山から見つけられた1冊の雑誌。それは小泉信三、亀井勝一郎、石川達三、壺井栄、大佛次郎、斎藤茂吉など豪華執筆陣による幻の雑誌だった。その中から、歴史的・文学的に価値の高い名作を厳選。日本人の心をさぐる待望のアンソロジー。

2,860円

幻の戦時下文学

7,700円

トマス・ハ-ディ全集（1）…

払暁の迎寳館での日米極秘会談ネガを握った女の運命は。

3,417円

松本清張全集 第60巻 聖獣配列…

10,476円

壷井栄全集　2

2,349円

グレアム・グリ-ン全集（11）…

学校という小さい世界に格差をもちこむ少年たちの話「小さな王国」、妻に殺意を抱く男の告白「呪はれた戯曲」、愛妾の美しい足に踏まれながら死にたいと願う老人の哀話「富美子の足」、ポーやワイルドの翻訳など、悪魔的と賞讃されつつ模索を続けていた大正期の秀作・異色作を収載。

7,480円

谷崎潤一郎全集（第6巻）…

原典の面白さを再発見する古典案内。

4,730円

田辺聖子全集（第14巻）…

風に紅葉（かぜにもみぢ）中西健治［校訂・訳注］当代随一の貴人の大将（内大臣）は、一品の宮と結婚、円満な夫婦生活を送るが、一方で多くの女性との恋愛遍歴を重ねている。また、異母兄の遺児の若君を発見し、溺愛、最愛の妻に通じさせる。ために一品の宮は懐妊。出産後、急逝する。世の無情をはかなんだ内大臣は、仏道修行に専念する。むぐら（むぐら）常磐井和子［校訂・訳注］女君は夫（大将）の継母から疎まれていることを悩み、身を引く決意をし、宮中に妹の春宮の御息所を訪ねる。たまたま女君を見そめた帝は、そのまま隠し据えてしまう。大将は行方不明の妻を探し求め、やがて宮中にいることを知るが、取り戻す術もなく、悲嘆のあまり息絶える。一方、女君は男皇子を出産、女院となって、妹中宮ともども栄達を極める。

4,400円

【POD】中世王朝物語全集〈15〉風に紅葉・むぐら…

「私にとっては、こんな哀れなみっともない自分でも、たった一つの生命であるのです。それも誕生を待つ生命なのです」 (一九五二年一月二十日 中学三年) 「『詩』これだけでよいです。たくみであるよりも、何よりも詩的であり、事実であることがのぞましいのです」 (一九五三年十二月二十七日 高校二年) ----一八歳と七ヵ月。高良美世子が生きた証として残したすべての創作と手記。

2,750円

誕生を待つ生命

▼叡智と洗練の饗宴 出版がもっとも光り輝いていた〈あの時代〉を、文学全集の書誌学的調査を通して詳細に描き出す。 六〇年代を中心に多くの文学全集が妍（けん）を競っていた頃、出版社は叡智を傾けて様々な企画を練っていた。時には一つの出版社が複数の企画を同時並行で実行するなど、読者にとっても様々な選択が可能であり、読書・文学・文化・教養等々にとって、これほど恵まれた時代もなかった。出版業界も利潤を追求する企業の側面を有しており、出版戦略の元に市場を意識した企画や出版がなされたことも間違いない。それらを含めて、この文化の時代を象徴する文学全集の類について、きちんと総括しておく必要があるのではないか。--本書「はじめに」より

2,640円

日本文学全集の時代

3,740円

コレクション戦争と文学（8（斃））…

6,600円

鉄幹晶子全集（11）

2,136円

アナイス・ニン　コレクション（別巻）…

8,250円

明治文學全集（97） 明治戰爭文學集…

6,270円

安部公房全集（019（1964．10-196）…

最愛の子供を喪った親たちのその悼みと悲しみへの対かい方を描いた「星と祭」など、昭和四十五年一月から四十七年四月までの長篇三篇を収録。

10,230円

井上靖全集（第20巻）…

「『本覚坊遺文』ノート」等の「自作解説」、追悼、内容見本類の小文、自著以外の序跋等の「雑纂」および「補遺」を収録。他に年譜、作品年表、書誌、参考文献目録等。

12,100円

井上靖全集（別巻）

ひたすら史実に頼り、記録的、年代記的手法を用いて１３世紀の元寇を描いた「風濤」など昭和３７年７月から４０年５月までの長篇３篇を収録。

9,680円

井上靖全集（第15巻）…

大黒屋光太夫の十八世紀鎖国下のロシア漂流譚を淡々と語った「おろしや国酔夢譚」など昭和三十九年九月から四十三年五月までの長篇三篇を収録。

9,680円

井上靖全集（第16巻）…

永遠に檜にはなれない“あすなろ説話”の哀しさを描いた「あすなろ物語」など昭和二十七年一月から二十九年十二月までの長篇五篇を収録。

9,350円

井上靖全集（第9巻）

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