2,640円

源氏物語の時空と想像力…

『雨月物語』という奇蹟的な作品の隅々を、おどろくべき綿密さで検証し、その検証を通して、作家上田秋成の精神の光と闇を明らかにしてゆく、徹底的に腰のすわった『雨月物語』の読み解き。

11,000円

上田秋成『雨月物語』論…

6,820円

源氏物語の地理

8,800円

承久記・後期軍記の世界…

3,080円

平家物語

9,570円

説話論集（第8集）

16,500円

今鏡表現論

16,019円

八文字屋本全集（第20巻）…

今昔物語集の「世界」はいかなる論理に基づいて構築され、テクスト内に具現化されたか、或いは、されなかったのか。可能態のまま封殺された「今昔」の達成と破綻を考察する。 序　今昔物語集の世界構想をめぐって1部　仏陀・仏法・聖徳太子1章　仏陀と天竺　天竺化をめぐって2章　仏陀・阿難・仏法　媒介者の役割3章　仏法・仏道・三宝　《他者》としての「仏法」4章　仏陀・僧・聖徳太子2部　歴史叙述と編纂意識1章　平安期説話集の歴史叙述と今昔物語集2章　三国意識と自国意識　本朝仏法伝来史の歴史叙述3章　本朝仏法史の基底　寺院建立話群の歴史意識4章　震旦「国史」の構想　仏法と王権の同時発生5章　排列意識と連想意識　巻五「仏前」の内的世界3部　天皇・〈公〉・国家1章　仏法と王法　別種の仏法王法相依論2章　三国世界の王と天皇　遍在する天皇と本朝3章　本朝〈国家〉像の達成　擬似律令国家への夢想4章　〈公〉・〈私〉・「世俗」　新たな公への対処5章　〈神〉の存在形態　周縁的存在としての〈神〉4部　世界構想と反世界＝ノイズ1章　構築と破壊の迫で　普遍性・個別性、そしてノイズ2章　似而非なる世界　〈漢的〉言説との絶望的な距離3章　異国・異人と御霊　ザインとゾルレンの境目4章　体系的思考の達成と陥穽　今昔物語集と近代日本5章　今昔物語集のたゆたい・可能性・アイロニー

14,300円

今昔物語集の世界構想…

本書は著者の二冊目の論文集である。一見すると前著とはまったく違っているようだが、いずれも作品のことばを味読し、その作品における意味を考えるという研究の方法によっていて、著者のなかで違和感はない。

9,900円

源氏物語文体攷

本『仮名草子集成』は、仮名草子を網羅的に収録することを目的として、翻刻刊行せんとするものである。これまで翻刻された仮名草子は、少なくないが、全体の半数にも満たない。ここにおいて、本集成を刊行して、仮名草子研究を推進させんと考える次第である。

19,250円

假名草子集成（第25巻（き-け））…

文学／歴史／法制史／日本語学の最前線が交錯。漢字表現としての把握、作品の全体理解の徹底、古典化の運動のなかに見ることーという三つの視点を設定。「古事記」を通じて伝承の世界を語るのではなく「古事記」そのものを徹底して問う。

7,480円

古事記の現在

121,000円

物語文学研究叢書（第14巻〜第26巻）…

1,870円

源氏物語捷径（ちかみち）（1）…

軍記物語の中から、『平家物語』『曽我物語』『義経記』の名場面を中心に取り上げ、中世文学講読・中世文学史講義用のテクストとして編纂した。又、夫々の作品が扱う主要な事件・人物と深く関わり、文学的にも優れた部分を摘出してある。また、巻末に関連系図、平安京条坊図、日本文化史略年表、関連地図、索引を付す。

2,420円

中世軍記文学選

3,520円

狭衣の恋

4,950円

原典落語集

7,480円

太平記的世界の研究

10,450円

今昔物語集の表現と背景…

22,000円

竹取物語全評釈（本文評釈篇）…

8,470円

「膝栗毛」文芸と尾張藩社会…

14,300円

山東京伝全集（第7巻）…

16,019円

八文字屋本全集（第21巻）…

「物語本文」の伝来と享受を辿る。多くの人々に愛され、文学のみならず、芸術や生活の中にまで影響を与えつづけてきた『伊勢物語』と『源氏物語』。その本文成立の過程と享受の諸相を辿り、新しい読みを提示する。物語の本質に迫る五編を収録。

2,640円

伊勢と源氏

テクストとどう向き合えばいいのか。あるいはテクストを分析するとはどのような行為なのか。現行理論の限界と可能性を明らかにし次代の方法を模索する。テクストの誘惑と読みの快楽のための技術大全。

3,630円

テクストへの性愛術

種々の曽我物及びその周辺作品を集大成し、小野小町八百年忌を当て込み当代性を盛り込む。かくして構築された「今様の心」にあう新曽我物語『寛濶曽我物語』、男装の若き姫君と若作りして男色に狂う老人との滑稽な恋物語を、能・狂言をふまえ、「やつし」の方法で巧みに紡いだ『女大名丹前能』、平家物語の世界を町人の社会を舞台に移し替えて描いた『風流今平家』、大坂の書肆にして浄瑠璃作者でもあった西沢一風の浮世草子３編を収録。

6,160円

西沢一風集

19,250円

假名草子集成（第26巻（け-こ））…

2,200円

源氏物語捷径（ちかみち）（2）…

2,640円

源氏研究（第5号）

「源氏物語」が日本文学史に及ぼした影響の意義を論ずる。「源氏物語」を光源として中世と近世の文学の一面を新たに照らし出し、逆に光源としての「源氏物語」の意味をも深めようとする試み。 第1部　影響史研究の方法論第一章　受容史研究の現在と未来　その可能性を求めて第二章　影響史の構想　『太平記』と尾崎紅葉を例として第三章　嫉妬する末摘花　宝町物語と『源氏物語』との響映第四章　空蝉論の課題　影響史論的人物論に向けて第2部　中世日記紀行文学への浸潤第一章　『うたたね』の本領　物語との距離第二章　『うたたね』の表現様式　転生する『源氏物語』第三章　『都のつと』の深層　物語・歌学書・注釈書との融合第四章　『耕雲紀行』の中の『源氏物語』　中世文人の精神宇宙第3部　中世から『源氏物語』を読む第一章　『無名草子』の意義　再評価された王朝文学第二章　「術婆伽」説話にみる受容と創造　フィクションの増殖第三章　室町物語と謡曲から見た『源氏物語』　個別的資料を通しての原型復元第四章　『鉢かづき』と紫の上・玉鬘　女主人公の系譜第五章　『俵藤太物語』の発生と完成　リアリティと王朝物語第六章　お伽草子『雁の草子』の世界　『源氏物語』の重力第4部　近世への浸透第一章　『藤簍冊子』と『源氏物語』　感動の媒体第二章　『詠源氏物語和歌』をめぐって　物語場面の和歌化

14,850円

源氏物語の影響史

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