人間国宝、文化勲章受章と、いまや落語界を代表する至宝となった桂米朝師。自ら筆を執った『米朝落語全集　全7巻』（1980〜82年）の刊行から33年を経て、新たに追加・発掘された口演記録・音源・資料から内容を増補し、造本・体裁・構成を一新して再編集。各巻に口絵写真、藤原せいけん氏の挿絵を収載し、詳細な索引を付して「調べる」「引ける」にも対応。至高の話芸をきわめた最大規模の全集、上方落語随一の定本にして永久保存版。 第五巻は、「蛸芝居」「たちぎれ線香」「つぼ算」「天狗裁き」「どうらんの幸助」……など27篇収載。 たけのこ 蛸芝居 たちぎれ線香 狸の賽 狸の化寺 田之紀 試し斬り ためし酒 近眼の煮売屋 茶漬間男 次の御用日 辻八卦 つぼ算 つる 鉄砲勇助 テレスコ 田楽喰い 天狗さし 天狗裁き 天王寺三題（戒名かき・ブラリシャラリ・悟り坊主） 道具屋 動物園 どうらんの幸助 土橋萬歳 吃るはなし三題（吃の道具屋・吃の豆まき・吃のすっぽん屋） 夏の医者 鍋墨大根

4,950円

米朝落語全集（第5巻（た〜な））増補改訂版…

華やかな恋の絵巻や優雅な貴族社会の描写が魅力の源氏物語。しかし、そこには人と人がかかわることの難しさやむなしさ、世間の目との葛藤など、現代の私たちにも通じる悩みや心の動きがあった。長年にわたり源氏物語と向き合ってきた著者がその深遠な世界を模索する。

5,500円

源氏物語の人々

日本現存最古の歴史書、文学書である『古事記』の編纂に携わった太安万侶。ゆかりの多氏や多神社との関わりなどを取り上げ、安万侶の実像に迫る。『古事記』のヒイラギの八尋矛や、酒楽之歌などについても言及する。

2,530円

古事記と太安万侶

言語の写真法＝速記術が残した稀代の物語遺産を初めて当時の文章と挿絵で再現する全集。

14,300円

円朝全集（別巻　2）

3,300円

【POD】新版 王昌齢全詩訳注　6訂版…

2,750円

伊勢物語の助動詞

2,200円

校訂延慶本平家物語（7）…

2,200円

校訂延慶本平家物語（6）…

9,020円

円朝全集（第12巻）

9,020円

円朝全集（第11巻）

8,800円

円朝全集（第6巻）

9,020円

荻の若葉　雨夜の引窓　菊模様皿山奇談…

言語の写真法＝速記術が残した稀代の物語遺産を初めて当時の文章と挿絵で再現する全集。

8,800円

円朝全集（第7巻）

近年研究が活発になっている『古事談』を読むための座右の一冊。 底本に新日本古典文学大系『古事談・続古事談』（川端善明・荒木浩校注、岩波書店）を使用。 訓み下し文に従って本文各話の自立語を採録する。 2005年11月第一刷発行以降、校注者から指摘された誤り、再考・改訓は、その正された形において採録した。そのため本書には、川端善明氏による底本の「正誤一覧」を付けた。 また、説話目録・各話冒頭の巻数話番・原漢文等は採録していない。付属語も採録していないが、「於・以」は「おいて・もって」などとして立項してある。 ・凡例 ・新日本古典文学大系『古事談』正誤一覧（川端善明） ・古事談語彙索引 ・参考資料 　1　未詳語（索引不掲載） 　2　誤記（底本に「誤記」と指摘されるもの） 　3　誤認（底本に「誤認」と指摘されるもの） 　4　経文等 　5　漢詩文等 ・あとがき

12,100円

古事談語彙索引

男も女も、侍も官吏も、恋の果てに妄執という化物を見る。言語の写真法＝速記述が残した稀代の物語遺産を初めて当時の文章と挿絵で再現する全集。

9,020円

欧洲小説 黄薔薇 鶴殺疾刄庖刀 月に謡荻江の一節…

言語の写真法＝速記術が残した稀代の物語遺産を初めて当時の文章と挿絵で再現する全集。

8,800円

円朝全集（第3巻）

2,200円

校訂延慶本平家物語（10）…

『源氏物語』は、古代から現代まで、時間と空間を超えて様々な領域に越境を続けてきた作品である。唐物表象をはじめ作品そのものに織り込まれている異文化接触の痕跡と、図像化や翻訳などメディアの上での多様な変奏、二つの「越境」性についての精緻な考察を通して、『源氏物語』の底知れぬ生命力に迫ることを試みる。 序　二つの越境ーー異文化接触とメディア変奏 凡　例 第1部　東アジア世界のなかの平安物語 第一編　威信財としての唐物 　第一章　『竹取物語』と東アジア世界ーー難題求婚譚を中心に 　第二章　『うつほ物語』の異国意識と唐物ーー「高麗」「唐土」「波斯国」 　第三章　『枕草子』の唐物賛美ーー 一条朝の文学と東アジア 第二編　『源氏物語』の和漢意識 　第一章　高麗人観相の場面ーー東アジア世界の主人公 　第二章　唐物派の女君と和漢意識ーー明石の君を起点として 　第三章　梅枝巻の天皇ーー嵯峨朝・仁明朝と対外関係 　第四章　和漢並立から和漢融和へーー文化的指導者としての光源氏 第三編　異国憧憬の変容 　第一章　平安物語における異国意識の再編ーー『源氏物語』から平安後期物語へ 　第二章　『栄花物語』の唐物と異国意識ーー相対化される「唐土」 　第三章　平家一族と唐物ーー中世へ 第2部　『源氏物語』のメディア変奏 第一編　源氏絵の図像学 　第一章　「源氏物語絵巻」と『源氏物語』--時間の重層化と多義的な解釈 　第二章　「橋姫」の段の多層的時間ーー抜書的手法と連想のメカニズム 　第三章　「源氏物語絵巻」の色彩表象ーー暖色・寒色・モノクローム 　第四章　源氏絵に描かれた衣装ーー図様主義から原文主義へ 　第五章　源氏絵に描かれた唐物ーー異国意識の推移 第二編　源氏能への転位 　第一章　『葵上』と『野宮』のドラマトゥルギーーー葵巻・賢木巻からの反照 　第二章　『半蔀』のドラマトゥルギーーー夕顔巻からの転調 　第三章　『住吉詣』のドラマトゥルギーーー澪標巻のことばへ 第三編　近現代における受容と創造 　第一章　国民文学としての『源氏物語』--文体の創造 　第二章　現代語訳と近代文学ーー与謝野晶子と谷崎潤一郎 　第三章　翻訳と現代語訳の異文化交流ーー世界文学へ 初出一覧 あとがき 索　引

12,100円

源氏物語越境論

1,601円

浜松中納言物語（一）…

19,800円

仮名草子集成

1,430円

山田孝雄と谷崎潤一郎…

近世・近代の思想と文学に圧倒的な存在感を示す英雄楠正成。そのイメージをつくったのは、太平記本文であるより、この特異な注釈書だった。各界待望の書を平易なテキストで。

3,410円

太平記秘伝理尽鈔（2）…

宗教と文学の両面から二重の性格を兼ね、様々な読まれ方をしてきた『今昔物語集』。多くの文学者や研究者が説話の宝庫として注目することで、『今昔物語集』は「古典」となったと言える。 本書では、天竺説話の舞台でもある須弥山世界観の検証、これまで本格的に検証されていなかった天竺の無熱池論、『大唐西域記』など東アジア漢文諸資料から、図像資料などともあわせて、その表現過程の変遷について検証する。 また、中国古典や漢訳仏典を博捜し、『今昔物語集』を世界文学としての面から新たに位置づけようとした南方熊楠の方法論を、『太平広記』や『夷堅志』、『聊斎志異』への書き込みなどから解明する。 世界規模での説話の源流とその変容、展開を軸に、説話文学の世界を東アジアから読み解く。 刊行に寄せて　　　　　小峯和明 はじめに 序章　今昔物語集の東アジア世界はどのように形成されたか 第一編　須弥山と天竺の説話世界 はしがき 第一章　須弥山と天上世界ーハーバード大学所蔵『日本須弥諸天図』と中国の『法界安立図』をめぐって 第二章　東アジアの須弥山図ー敦煌本とハーバード本を中心に 第三章　須弥山と芥子ー極大と微小の反転 第四章　天竺神話のいくさをめぐってー帝釈天と阿修羅の戦いを中心に 第五章　天竺無熱池の説話と図像ー『大唐西域記』から『日本須弥諸天図』『玄奘三蔵絵』へ 第六章　仏伝の鉢説話考 第七章　『大唐西域記』と金沢文庫保管の説草・『西域記伝抄』 第八章　『大唐西域記』と金沢文庫保管の『西域伝堪文』 第九章　悪龍伝説の旅ー『大唐西域記』と『弁暁草』について 第二編　説話の受容と変容 はしがき 第一章　『今昔物語集』における「聖」「聖人」の用語意識 第二章　日本中世の孔子説話ー『今昔物語集』を中心に 第三章　『今昔物語集』における僧の天界往還夢説話 第四章　鳥としての天狗の源流考 第五章　女犯聖人説話考ー『今昔物語集』巻十第三十四話について 第六章　后と聖人ー女犯の顛末 第七章　説話文学から大衆文学へー染殿后譚を例に 第三編　南方熊楠と説話世界 はしがき 第一章　南方熊楠の比較説話をめぐる書き込みー『太平広記』『夷堅志』と『今昔物語集』とのかかわりを中心に 第二章　南方熊楠の書き込みに関する研究ー『太平広記』を中心に 第三章　南方熊楠と宋代の『夷堅志』-熊楠の書き込みを中心に 第四章　南方熊楠と『聊斎志異』 終わりに 各論の初出一覧 参考文献 索引

13,200円

説話の東アジア

貞享元年（一六八四）に出版された説話集。中身は『宇治拾遺物語』と『古今著聞集』から説話を抽出して編纂し直したもので、説話の多くに挿絵が付されている。 凡例／まえがき／解説／序・巻一 〜 巻七／あとがき

2,970円

昔物語治聞集

亡霊となったお菊は、夜な夜な井戸端に姿を現し、皿の数を数える。ひとーつ、ふたーつ…。旭堂南陵による、完全新録音の講談ＣＤつき。

2,640円

番町皿屋敷

寝殿造にとらえ、物語に見事に描かれたその空間性をイメージすることが目的。空間のなかで繰り広げられた当時の貴族の生活意識や生活感覚を精緻な人間模様を解読しながら、どのようにドラマが展開されていったのかー平安盛期の貴族達の住空間を建築家自身が探究した本。

2,750円

源氏物語空間読解

1,980円

西鶴諸国はなし

19,800円

仮名草子集成

2,200円

校訂延慶本平家物語（8）…

2,200円

校訂延慶本平家物語（11）…

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