中古・中世説話への誘い 日本語学の分野からも説話を研究してきた著者が、説話集ーー『今昔物語集』『宇治拾遺物語』『古事談』等ーーと『梁塵秘抄』から選りすぐりの話に現代語訳と注釈を含んだ解説を添えて説話の面白さを紹介する一冊。 はじめに I　あやかしの影の風景 　角三つ生ひたる鬼 　大会と来迎ー十訓抄より 　海を渡って来た天狗ー今昔物語集より 　魔の声ー日本霊異記・古事談より 　河原院の霊ー古事談・宇治拾遺物語より II　ひとすじの思いの物語 　内記聖人の話ー今昔物語集より 　或る出家ー今昔物語集より 　名僧と聖ー今昔物語集より 　盗賊退散、そして祇園界隈ー古事談より 　大般若虚読ー古事談より 　不浄読経の話ー宇治拾遺物語より 　仏の造りかたー宇治拾遺物語より III　物言いのたくみの風景 　陀羅尼を籠めるー宇治拾遺物語より 　毒茸譚ー今昔物語集より 　数奇の物語ー宇治拾遺物語より 　経読む声と女ー古事談・宇治拾遺物語より 　造仏供養始末ー宇治拾遺物語より 　月の夜の物張り女ー今昔物語集より IV　諦視するこころの物語 　花山院のことー今昔物語集より 　付　或る風景ー梁塵秘抄より 　銀鍛冶延正ー花山院のこと　もうひとつー今昔物語集より 　雪の幽玄ー古事談より 　押量除目ー今昔物語集より 　狛人占相ー古事談より 　みやびの花ー今昔物語集より V　人と人とのあいだの風景 　龍の咋い合いー今昔物語集より 　実方と行成　蔵人頭をめぐる説話ー古事談・撰集抄より 　大宮人たちー古事談より 　技能の父と子ー古事談より 　家学の父子ー古事談より 　女児蘇生ー古事談より あとがき 図版資料（大内裏・内裏・清涼殿図/京師内外図/関係系図） 索引（人名・擬人名/書名/仏神・寺社名/事項・事物名）

3,520円

影と花

純愛あり、ラブコメあり、異世界・異能バトルあり、擬人化あり・・・ 様々な物語のアイディアの宝庫である「お伽草子」。 その代表的なテーマである妖怪、異類婚姻、恋愛、歌人伝説、高僧伝説など6つの物語を紹介。読みやすい現代語訳、多数の図版とともに読み解く。 お伽草子を題材にしたマンガ・小説などを広く紹介する「お伽草子ガイド」、関連物語を調べるための手引き「モチーフ索引」、「妖怪小辞典」などを付した、楽しく読める、使える「お伽草子」入門書！ はじめに 妖怪物語『是害坊絵』 　アンチヒーローとしての天狗　伊藤慎吾 異類婚姻物語『藤袋の草子』 　人間は異類と結婚できるのかー西欧の昔話と比べてみる　木村慧子 マンガ『ねずみの草子』近藤ようこ 　解説『ねずみの草子』の頃　近藤ようこ 恋愛物語『花子ものぐるひ』 　会うは別れの始め、別れは再会の始まり　式町眞紀子 歌人伝説『花鳥風月』 　巫女が占う光源氏と在原業平の世界　菅原正子 高僧伝『弘法大師御本地』 　異世界転生して最強の呪文詠唱者（スペル・キャスター）になった件　伊藤慎吾 魅惑のお伽草子ー不思議の物語世界　徳田和夫 附録篇 お伽草子の基礎知識 お伽草子ガイド 年表風作品ガイド 主要モティーフ索引 　付◎テーマ別一文紹介 妖怪小辞典 あとがき 執筆者一覧

3,080円

お伽草子超入門

型破りの生き方と芸風で人気を高めている落語立川流真打・立川こしらは、メディアで人気の立川志らくの弟子の前座時代からネットを駆使して副業をこなし、落語会の集客や集金に知恵を絞ってきました。ITを駆使して究極のミニマニストとして生きる立川こしらの“まくら”から、爆笑のIT漫談を活字としてお届けします。

1,870円

立川こしら　“まくら”で知る落語家の華麗なるITライフ…

奈良絵本・絵巻は、室町末から近世前期にかけて制作された一品物の手書き絵本。この分野の研究をリードしてきた著者によって、その重要さ、豊饒さをわかりやすく伝える。図版多数。

3,960円

奈良絵本・絵巻（237;237）…

結婚式に出席するため、ガジール辺境伯領へとやってきた善治郎とフレア姫。そこで待っていたのは、ガジール辺境伯家次女と名乗る少女ニルダだった。アウラからの事前情報では、ガジール辺境伯家の娘はルシンダー人のはず。警戒感を抱く善治郎。その数日後に問題が発生する。ナバラ王国使節団の騎士ライムンドが、誤って立ち入り禁止区域に足を踏み入れてしまう。その一件をきっかけに事は次第に大きくなっていく。事態の悪化を回避するために、善治郎が奮闘。解決への協力をフレア姫に要請する。そのことで心理的な距離が近づいたフレア姫は、善治郎に対するほのかな恋心を自覚するのだがー！？

660円

理想のヒモ生活（7）

18,700円

平家物語世界の創成

幻の書『春雨物語』１０編から読み解く、晩年の孤独な文人上田秋成の息遣い。イメージを打ち破る文化五年本『春雨物語』の読みと可能性。

1,980円

春雨物語

ガジール辺境伯領から無事、王都に帰還を果たした善治郎を待っていたのは、妻アウラの『妊娠の可能性大』という吉報であった。妻アウラの第二子出産時に、治癒術士を連れてくるため、善治郎は今まで以上に『瞬間移動』の練習に励む。また、王都にやってきたガジール辺境伯とその娘ニルダは、改めて『名簿』にニルダの名前を登録し直す。その頃女王アウラの元には、後宮侍女の第二次募集用紙が到着。その中には、ニルダ・ガジールの名前もあった。ものづくりも順調に進み、ビー玉の製造計画もついにスタート。他にも方位磁針の開発、蒸留酒の量産も本格開始。そして、善治郎はついに『瞬間移動』の発動に成功するのだがー。

660円

理想のヒモ生活（8）

4,290円

平家物語（上）

世之介は７歳にして性に目覚め、漁色の生活をはじめ、１９歳にて勘当。３５歳にして父の莫大な遺産を受け、これより諸国遊里の好色世界に遊ぶ。現世にあきたらず６０歳にして好色丸にうち乗り、女護島へと去ってゆく。西鶴（１６４２-９３）の代表作であり、浮世草子の最初のものであり、好色本の開祖であり、また徳川文学の最高峰でもある。

935円

好色一代男

古今和歌六帖 　本文

13,200円

和歌文学大系45　古今和歌六帖（上）…

王朝社会に生きた源氏一族の壮大な物語は、紫式部が歴史書として描いた「虚構のなかの正史」であった。歴史・文学・考古学・芸術ほか幅広い視点から『源氏物語』の時代と後世への影響をみすえた新しい魅力に迫る。

3,080円

源氏物語を読む

3,080円

醒睡笑

新進気鋭の国文学者田中貴子は、その生成のメカニズムを解き明かすことで〈悪女〉のイメージを解体し、〈悪女〉という負のレッテルの下に閉じ込められてきた女たちのまことの姿を浮き上がらせようとする。本書は、〈悪女〉についての類型的イメージを抱く多くの現代日本人への果敢な挑戦状でもあるのだ。

1,922円

〈悪女〉論

〈近代初の現代語訳〉誕生の裏側 『新訳源氏物語』と『新新訳源氏物語』--晶子の生涯を貫いた「源氏」に賭ける情熱の軌跡！ 翻訳はどのようにして完成したのか。新資料の数々をもとに訳業の具体像を明らかにする。 没後80年記念出版

4,180円

よみがえる与謝野晶子の源氏物語…

2,750円

西鶴と浮世草子研究（第1号）…

秋の気配、波の音、四方の嵐、…自然の中に光源氏がいる。それらの自然は、重なりあい、深まり、一つの世界をつくる。引用文は、著者独自の〈現代京ことば訳〉による。自然と人間とのかかわりの中で広がる新たな『源氏物語の世界』。

1,655円

源氏物語

1,430円

醒睡笑（中）

880円

大鏡抄

神々の誕生から推古天皇までの「歴史」を記す古事記。出雲神話やヤマトタケルなど多彩な物語を、歴史・文学など多方面から、神話と史実の実態に迫り、その魅力を考える。また国学や教科書に及ぼした影響にも触れる。

3,080円

古事記を読む

インド・中国の話、文芸作品の中の話も含めて、日本の風土・人情によってはぐくまれてきた説話をはば広く収録した。やさしくおもしろく読みすすめられるように、話の内容別に細かく分類し、現代語訳を大きく掲げた。各話に〔補説〕を付して、その話の空間的・歴史的広がりがわかるようにした。

1,980円

日本の心日本の説話（3）…

本書は、江戸時代中期以降の、絵本の短編怪談集・妖怪図集六点を図版で収載し、翻刻及び解説を施したものである。

7,480円

百鬼繚乱

業平の歌をとりこみながらも、実在の業平からはるかに離陸する「昔、男」の物語。その虚構はいかに具体化されたか。和歌と詞章が照射しあうところに浮かびあがる人間の普遍的真実。

9,240円

伊勢物語評解

犬江親兵衛は館山城を奪い返し、人質の里見義通を救い出す。しかし、妙椿の幻術に翻弄され、親兵衛には、浜路姫とのあらぬ疑いが降りかかるー。

2,970円

南総里見八犬伝（7）

のがれるように越前に向かい、何かを求めてふたたび京へ、琵琶湖の西岸、東岸を通った紫式部は湖上での経験を『源氏物語』の随所に生かしている。大湖・琵琶湖から式部が得たものは想像以上に大きなものがあったようだ。

1,980円

源氏物語の近江を歩く…

室町時代に生まれた短編物語「御伽草子」の数々。頼朝の娘大姫の悲しい物語など12編を選りすぐり、分かりやすい現代語で再話する。 第 一 話　大悦物語 第 二 話　恵比須大黒合戦 第 三 話　雪女物語 第 四 話　土蜘蛛 第 五 話　付喪神 第 六 話　秋夜長物語 第 七 話　千手女 第 八 話　判官都話 第 九 話　秋道 第 十 話　常盤の姥 第十一話　木曽義高物語 第十二話　三人法師 戻る

990円

星のことづて(第三集)…

室町時代、御伽草子など文芸の世界では、動植物など多くの異類たちが活躍していた。なぜ異類はこれほど広く受容されたのか。文学と美術の視座から、人々に共有されていた知識や機智を見出し、室町文化の意義を問う。

4,180円

異類の歌合

16,500円

伊勢物語全読解

1,870円

出雲国風土記

えェ、「らくご」といえば、これはもう、おもしろくって、おちのある話のことですが、このたびはことわざにまつわるおもしろくって、ためになる話ごゆるりとおたのしみください。小学校中学年から。

1,100円

らくごでことわざ笑辞典…

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