業界を牽引する老舗企業の経営者が、学生時代から追究し続けたマルクス＆ウェーバー論の「本質」を集大成させた好著。 初級者の手引書としても、上級者の実践書としても、おすすめの一冊。

2,200円

社会関係＝分業論の視座…

広島修道大学経済科学部教員が中心となって、経済科学という新しい学問的立場から社会システムの諸問題の解決に取り組んだ研究成果シリーズの第12巻。

5,500円

New Approaches for Operation…

近年のグローバル経済史研究の進展のなか、1人当たりGDPを数世紀という超長期にわたり推計する研究が世界的に開始されている。超長期GDPを使用することで、一国における超長期の経済発展の特徴を他国と比較して厳密に把握できるからである。著者はこの新研究分野がわが国で定着していくことを目指して、最新の研究成果を常時検討してきた。 本書では、わが国の古代から近世に至る十数世紀を対象として、2部構成で詳細な解説をおこなっている。すなわち第1部で先行研究におけるGDPの推計方法やその推計結果を個別に検討し、第2部では推計を担当する研究集団にとっての基本方針、手順・留意点、組織運営、スケジュール管理など、推計作業上の長期戦略を提示する。前著『経済成長の誕生』に引き続き、超長期GDP推計に関する先端研究の第二弾である。 本書は、難解な超長期GDP推計の全体像を詳述することで、経済史分野のみならずグローバルヒストリー、国際経済、低開発経済、地域（アジア等）研究、経済統計など、隣接する実証分野の研究にも寄与することを想定している。また同テーマに関心を寄せる一般の読者に対しても、丁寧に書くことで論点を把握できるよう配慮した。 【主要目次】 緒言ー半世紀前の指摘 序章　新研究分野“超長期GDP推計”の台頭ー本書の目的・方法 第I部　推計方法に関する諸問題 第1章　多様な推計方法の結集による成果ー高島正憲著『経済成長の日本史』の素描 第2章　超長期GDPに関する二人の推計方法ー高島正憲とアンガス・マディソンの流儀 第3章　超長期GDPの作成に向けたデータ接続問題ー超長期推計における実質化と単位変換 第4章　わが国経済の成長軌道と購買力平価問題ー推計値の改善に向けた多様な試み 第5章　同時に進めた『長期経済統計』の改訂作業ー第3次産業所得の再推計問題 第II部　研究集団にとっての長期戦略 第6章　超長期推計を改善するための新たな方向性ー先行研究『長期経済統計』との比較分析 第7章　超長期GDP推計に関連した最近の主要研究ー水鳥川和夫論文と川戸貴史論文に対する若干の論評 第8章　先行した3つの長期統計プロジェクトーアジアLTES事例でみた集団特性 第9章　求められる作業指針と留意点ー長期戦略に向けた羅針盤と海図 終章　超長期GDP推計という難題ー研究分野の健全な発展に向けて

7,000円

超長期GDP推計

近代経済学という学問の理論的な枠組みをその誕生に遡って再検討し、経済学に新たな理論的活力を賦与することを意図した意欲的成果。新古典派理論の自己批判を通してケインズ経済学の発展をめざした経済学説史。

5,720円

古典派経済学と近代経済学…

1,980円

現代に問う経済のあり方，経営のあり方…

共通論題「成長・連帯・持続可能性ー‘豊かさ’の再考からー」

3,850円

経済社会学会年報Vol.43（2021）…

アマルティア・センが潜在能力(ケイパビリティ・)アプローチを提唱してから四十余年。本書では、彼の「経済学と倫理学」の核心であるこのアプローチの基本をおさえ、その意義と可能性を追究し理論的展開を試みる。

6,160円

一橋大学経済研究叢書64 潜在能力アプローチ…

我が国の統一的な産業連関表は、昭和30年（1955年）を対象としたもの以来、おおむね5年ごとに作成されていますが、この作成には、膨大な統計資料と多大な労力・時間が必要であり、公表時には、対象年次から数年経過しており、その間に産業構造等が変化している可能性も否定できません。 そこで経済産業省では、最新時点の経済構造を反映した産業連関分析を可能にするため、昭和48年（1973年）以降、産業連関表（延長表）を独自に作成・公表しております。本書は、平成27年産業連関表をベースとして、詳細な部門分類で作成し、投入産出表及び推計方法も取りまとめて掲載しました。 我が国の経済構造を明らかにする基礎統計として、また、経済政策の策定及び企業経営の分析などの資料として、幅広い分野で活用いただければ幸いです。

16,280円

平成30年　産業連関表（延長表）…

「経済学史研究」は伝統のある国際的学会誌です。従来，非売品でしたが，今号から小社にて製作・発売いたします（年2回発行）。学会員以外の方にもお求めいただくことができるようになりました。 ● 論文 Colonization and Ireland in G. P. Scrope’s Political Economy（Tomonori Isaka） English Translation Series: Japanese Historians of Economic Thought ＜ 13 ＞　 Tokuzo Fukuda, Overview of the Right to Subsistence（Translated by Robert Chapeskie and Tamotsu Nishizawa） ● 第18回経済学史学会研究奨励賞受賞作講評 Sora Sato, Edmund Burke as Historian: War, Order and Civilisation, Palgrave Macmillan, 2018 ● 研究動向 道徳的契約論と合理的契約論ーーロールズ『正義論』を起点とする政治哲学の進展の一側面（井上 彰） ● 書評 Gábor Birò, The Economic Thought of Michael Polanyi, Routledge, 2019（Imaike Yasuhito） Peter J. Boettke, F. A. Hayek: Economics, Political Economy and Social Philosophy, Palgrave Macmillan, 2018（吉野裕介） Jonathan Conlin, ed., Great Economic Thinkers: An Introduction-from Adam Smith to Amartya Sen, Reaktion Books, 2019（Nao Saito） Gilbert Faccarello, Masashi Izumo & Hiromi Morishita, eds., Malthus across Nations: The Reception of Thomas Robert Malthus in Europe, America and Japan, Edward Elgar, 2020（Atsushi Masunaga） Samuel Hollander, A History of Utilitarian Ethics: Studies in Private Motivation and Distributive Justice, 1700–1875, Routledge, 2019（Daisuke Nakai） Bert Mosselmans, Marginalism, Agenda Publishing, 2018（Kayoko Misaki） 石倉雅男『貨幣経済と資本蓄積の理論』（第2版）大月書店，2019年（鍋島直樹） 伊藤 誠『マルクスの思想と理論』青土社，2020年（室井 遥） 大河内昌『美学イデオロギーーー商業社会における想像力』名古屋大学出版会，2019年（佐藤 空） 恒木健太郎・左近幸村編『歴史学の縁取り方』東京大学出版会，2020年（石原俊時） 野原慎司『戦後経済学史の群像ーー日本資本主義はいかに捉えられたか』白水社，2020年（牧野邦昭） 松野尾裕『賀川豊彦ーー互助友愛の教育と実業』龍渓書舎，2020年（山本慎平） 柳澤 治『転換期のドイツ経済思想ーー経済史の観点から』日本経済評論社，2021年（有江大介）

3,300円

経済学史研究（第63巻2号）…

現代の学問的潮流を踏まえ、経済学の様々な応用分野の研究を促進することを目的とし、現実の経済社会の課題の解決を目指す学術雑誌。 A. Yakita「Elderly Dependency, Family Labor Supply, and Fertility」、 田中淳平「正規・非正規間の賃金格差縮小が典型的家計の所得と厚生に及ぼす影響」、宮下大輔「経済成長と公共投資と公的教育投資の支出配分」、後藤剛史「不実表示に対する損害賠償の経済分析」ほか。

5,170円

応用経済学研究　第15巻…

3,300円

公共選択（第77号）

「国際資本移動の規制を柱とする金融のグローバル化への批判」「債務国に過度の調整負担を課すことがない国際協調」という視点をケインズが堅持していたことを明らかにし、彼の国際経済論の現代における意義を問う。

9,680円

ケインズと世界経済

アダム・スミス『国富論』に先立ち、理論・政策・歴史の諸領域を統合した最初の経済学総体系の本邦未訳部分（貨幣論・信用論・租税論）の全訳。経済学が混迷を深める現在、経済学とは何か、経済学は何をなしえるのかという根源的問題に対する理論的・思想的解答を秘めた孤峯の古典。

16,500円

経済の原理　第3・第4・第5編…

経済学史学会 経済学史研究　第64巻1号 ● 論文 English Translation Series: Japanese Historians of Economic Thought 〈14〉 Takumi Tsuda, Antagonism between Free Trade and Protectionism: The Eden Treaty in Eighteenth-Century France（Translated by Yusuke Ando and Shin Kubo） ● 第6回経済学史学会賞受賞作講評 田村信一『ドイツ歴史学派の研究』日本経済評論社，2018年 ● 第19回経済学史学会研究奨励賞（論文賞）受賞作講評 Yoshifumi Ozawa, “John Stuart Mill on Self-interest: Focusing on His Political Economy and the Principles,” A Genealogy of Self-Interest in Economics, edited by S. Egashira, M. Taishido, D. W. Hands, and U. Mäki, Singapore: Springer, 85–105, 2021 Shogo Nishibayashi, “Kneese’s Water Quality Management Research (1960s), within the History of Environmental Economics,” Journal of the History of Economic Thought 41(3): 411–31, 2019 ● 研究動向 Methodology and Philosophy of Economics: A Tale of Two Biases（Luis Mireles-Flores and Michiru Nagatsu） ● Notes and Communications Guiding Light in the Deep Lake of the History of Ideas Obituary: Takumi Tsuda (1929–2021)（Kayoko Misaki） 経済学者としてのグレンヴィル卿の研究プロジェクトについて（竹永 進） ● 書評 Seiichiro Ito, English Economic Thought in the Seventeenth Century: Rejecting the Dutch Model, Routledge, 2021（Carl Wennerlind） Mats Lundahl, The Dynamics of Poverty: Circular, Cumulative Causation, Value Judgments, Institutions and Social Engineering in the World of Gunnar Myrdal, Palgrave Macmillan, 2021（藤田菜々子） Karl Mittermaier, Hand behind the Invisible Hand: Dogmatic and Pragmatic Views on Free Markets and the State of Economic Theory, Bristol University Press, 2020（野原慎司） Ivan Moscati, Measuring Utility: From the Marginal Revolution to Behavioral Economics, Oxford University Press, 2019（Tomoyuki Uemiya） Niklas Olsen, The Sovereign Consumer: A New Intellectual History of Neoliberalism, Palgrave Macmillan, 2019（廣瀬弘毅） Ryuji Sasaki, A New Introduction to Karl Marx: New Materialism, Critique of Political Economy, and the Concept of Metabolism, Palgrave Macmillan, 2021（Akihito Imai） Ajit Sinha, ed., A Reflection on Sraffa’s Revolution in Economic Theory, Palgrave Macmillan, 2021（松本有一） 木村雄一『カルドア 技術革新と分配の経済学── 一般均衡から経験科学へ』名古屋大学出版会，2020年（池田 毅） 定森 亮『共和主義者モンテスキュー──古代ローマをめぐるマキァヴェッリとの交錯』慶應義塾大学出版会，2021年（上村 剛） 吉川 洋『マクロ経済学の再構築──ケインズとシュンペーター』岩波書店，2020年（山崎好裕）

3,300円

経済学史研究（第64巻1号）…

共通論題「人生100年時代における経済社会学」

3,850円

経済社会学会年報Vol.44（2022）…

近代化のために多くの企業が設立された明治中期、東の渋沢栄一と並ぶ重要人物として、西の大阪には薩摩出身の五代友厚がいた。明治14年7月。その五代友厚に対して官有物が格安で払い下げられるというニュースが新聞で大々的に報じられ、日本は騒然となった。 疑惑をリークしたのは本当に大隈重信だったのか？　なぜ大隈が政府から追い出されたのか？　黒田清隆、伊藤博文、三条実美、井上馨、福沢諭吉、板垣退助、三井、三菱、住友、多くの人々の思惑が交錯していく。明治最大の政変劇とも言われる「明治14年政変」の内幕を探して、北海道、釜石、東京、熱海、大阪、愛媛、福岡、鹿児島と、全国をめぐり歩く思索の旅が始まった。※本書は、宮地英敏「北海道開拓使官有物払下げ事件についての再検討ー誰が情報をリークしたのかー」『経済学研究(九州大学)』2014年を加筆修正している。

1,342円

【POD】明治最大の政変劇の内幕 宮地英敏・思索の旅ー明…

バブル崩壊から３０年が経った今でも、わが国の経済不況には歯止めがかからない。今こそ、「儲け」を目的とした市場主義的な経済のあり方を脱却し、「世を治め、民の苦しみを救う」経世済民の思想に立ち返る必要があるー。経済の基礎知識や諸理論を網羅的にわかりやすく解説するとともに、戦後の日本社会および文化・芸能などに関わる経済史についての記述もユニークな入門書！

2,750円

入門　経済学

《本書は『計量経済学ハンドブック』（2007年刊）を底本として刊行したものです》 計量経済学の基礎から応用までを30余のテーマにまとめ，詳しく解説。〔内容〕微分・積分，伊藤積分／行列／統計的推測／確率過程／標準回帰モデル／パラメータ推定／自己相関／不均一分散／正規性の検定／構造変化テスト／同時方程式／頑健推定／包括テスト／季節調整法／産業連関分析／時系列分析／カルマンフィルター／ウェーブレット解析／ベイジアン計量経済学／モンテカルロ法／他。

31,900円

計量経済学ハンドブック 新装版…

《本書は『応用計量経済学ハンドブック』（2010年刊）を底本として刊行したものです》 旧版の付録CD-ROMに収録のデータは小社HPの本書紹介ページよりダウンロードいただけます。計量経済学の実証分析分野における主要なテーマをまとめたハンドブック。本文中の分析プログラムとサンプルデータが利用可。〔内容〕応用計量経済分析とは／消費者需要分析／消費者購買行動の計量分析／消費関数／投資関数／生産関数／労働供給関数／住宅価格変動の計量経済分析／他

17,600円

応用計量経済学ハンドブック 新装版…

《本書は『経済時系列分析ハンドブック』（2012年刊）を底本として刊行したものです》 経済分析の最前線に立つ実務家・研究者へ向けて主要な時系列分析手法を俯瞰。実データへの適用を重視した実践志向のハンドブック。〔内容〕時系列分析基礎（確率過程・ARIMA・VAR他）／回帰分析基礎／シミュレーション／金融経済財務データ（季節調整他）／ベイズ統計とMCMC／資産収益率モデル（酔歩・高頻度データ他）／資産価格モデル／リスクマネジメント／他

18,700円

経済時系列分析ハンドブック 新装版…

経済学がその有効性を問われている時代において、学派を異にした二人のマルクス経済学者が現代資本主義の重要かつ緊要な九つのテーマを取り上げ、真正面から議論をたたかわせ、共同で問題解決に挑んだ記録。

6,490円

経済理論と現代資本主義…

「訳者あとがき」より 本書はRethinking Employmentand Unemployment Policies:Activities1929-1931（The Collected Writingsof John Maynard Keynes,VolumeXX, edited by Donald　Moggridge,1981）の全訳である。邦訳の表題はケインズ全集第二〇巻『雇用と失業対策の再考ーー一九二九〜三一年の諸活動』である。 本巻の対象期間は、ニューヨーク証券取引所で株式が大暴落した一九二九年一〇月から、イギリスが金本位制から再び離脱した一九三一年九月までの二年間である。この期間におけるケインズの活動のうち、マクミラン委員会への出席、新聞・雑誌への寄稿、講演などの活動が本巻に収録されている。本巻の対象期間内である一九三〇年一〇月三一日に出版された『貨幣論』は、ケインズ全集第五巻と第六巻に収められている。 本巻は以下の七章から構成されている。 第一章　「私は再び人気者になった」　　一〜三八頁　（一九二九年一〇月〜一九三〇年二月） 第二章　マクミラン委員会　　　　　　三八〜三一二頁　（一九二九年一一月〜一九三一年五月） 第三章　不況に対する最初の反応　　三一二〜四〇一頁　（一九三〇年二月〜一九三〇年一〇月） 第四章　エコノミスト委員会　　　　四〇二〜四六七頁　（一九三〇年七月〜一九三〇年一〇月） 第五章　失業と保護貿易策　　　　　四六七〜五二八頁　（一九三〇年一〇月〜一九三一年五月） 第六章　アメリカ訪問　　　　　　　五二九〜五八九頁　（一九三一年五月〜一九三一年七月） 第七章　一九三一年の金融危機　　　五八九〜六二三頁　（一九三一年七月〜九月） 第一章から第五章は、イギリス経済の不況と失業問題に対するケインズの取り組みを収録している。この取り組みにおけるケインズの分析と対策は、第二章「マクミラン委員会」で体系的に述べられている。 『ケインズ全集』日本語版の序文 凡例 第1章　「私は再び人気者になった」 第2章　マクミラン委員会 第3章　不況に対する最初の反応 第4章　エコノミスト委員会 第5章　失業と保護貿易策 第6章　アメリカ訪問 第7章　193年の金融危機 訳者あとがき 索引

27,500円

ケインズ全集　第20巻…

3,850円

感情の経済学（2）

3,850円

感情の経済学（1）

本書は、現代文明が人間性、文化多元性、環境に関わる三大問題を内包すると指摘する。これらは、近代以降の文明の特徴である機械論の論理に起因する「具体性置き違いの誤謬」（ホワイトヘッド）によって生じる。それは「生きている」世界を極度に抽象化するため、著者は「有機体の哲学」に立脚し、具体性をとりもどす新しい経営学の方法を示す。 序　章 〈文明と経営〉-新しい文明を開く新しい経営学ー 第1部　転機に立つ現代文明ーその経営学的諸相への展開ー 第1章　近代文明の転機と経営学の成立 第2章 〈文明と経営〉、その新しい理論に向けて 第3章 〈文明と経営〉、その哲学的展望ー経営学における具体性とは何かー 第2部　現代文明が抱懐する三大問題 ー人間性、文化多元性、環境の問題ー 第4章　人間協働と自由、そして組織の文明論的平安について 第5章　責任経営文明の探求ー人間・社会・自然における企業の地位ー 第6章　組織と時間具体性を置き違える文明を批判せよー 第3部　未来の文明と経営学 第7章　経営学の未来 第8章　有機体の論理ーバーナード理論から見えるその可能性ー 結　章　組織倫理学とは何かー平和に向けて〈文明と経営〉を考えるー 付録1　アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド 付録2　フォレットの経営思想ー「分断の時代に説かれる「統合」の思想」- 付録3　バーナード理論と有機体の論理 付録4　組織倫理学の構想

4,180円

文明と経営

経済学史学会 経済学史研究　第64巻2号 ● 論文 Isaac Butt’s Criticism of Political Economy and the Theory of Rights（Tomonori Isaka） ● 研究動向 Recent Histories of Indian Economic Thought: A Critical Survey（Alex M. Thomas） 2000年代以降の国内外のリカードウ研究（竹永 進／田淵太一／若松直幸） ● シリーズ〈資本主義の未来〉・1 新シリーズに寄せて 2010年代以降の「新しい資本主義論」--経済思想史からの展望（小峯 敦） ● 書評 小峯敦編著『戦争と平和の経済思想』晃洋書房，2020年（田中秀臣） 柴田徳太郎『J. R. コモンズの制度的経済学』日本経済評論社，2021年（高 哲男） フランク・H・ナイト著（桂木隆夫・佐藤方宣・太子堂正称訳）『リスク，不確実性，利潤』筑摩書房，2021年（酒井泰弘） メアリー・ペイリー・マーシャル著（松山直樹訳）『想い出すこと──ヴィクトリア時代と女性の自立』晃洋書房，2021年（西岡幹雄）

3,300円

経済学史研究（第64巻2号）…

1,650円

ミクロ経済学入門

『資本論』における再生産＝蓄積論体系（中略）のうちの 第二部第3篇の研究については，筆者は前著『再生産・蓄積論草稿の 研究』（八朔社，2015年）としてまとめたので，本書は，第一部第7篇と 第三部第3篇，再生産（表式）論の具体化，恐慌の基礎理論に関する これまでの研究の論文集とし，それに，「恐慌の運動論」批判を完結 させるために， 2つの章を書き下ろして加えた。（「はしがき」より） 前編　蓄積論体系をめぐる諸問題について 　第1章　『経済学批判要綱』における資本蓄積論 　第2章　相対的過剰人口に関する一考察ーオッペンハイマーのマルクス批判ー 　第3章　『資本論』第三部草稿第3章「一般的利潤率の傾向的低下法則」 　第4章　利潤率の傾向的低下法則の論定をめぐる論争 　第5章　利潤率の傾向的低下法則に関する一考察 　第6章　資本の絶対的過剰生産に関する考察 　第7章　マルクス『経済表』について 　第8章　「貨幣還流」論と商業資本 　第9章　再生産（表式）論と商業資本 　補論　書評とリプライ 後編　恐慌論をめぐる諸問題について 　第10章　マルクス恐慌理論の形成 　第11章　恐慌論をめぐる諸論点について 　第12章　「恐慌の運動論の発見」と利潤率低下「矛盾の展開」論の 　　　　「取り消し」はあったか 　第13章　恐慌論の「柱」は「可能性，根拠，運動論」となるのか 　第14章　「恐慌の運動論」で「可能性の現実性への転化」が解明できるのか 　第15章　「恐慌の運動論」で「産業循環」が解明できるのか

10,450円

蓄積論大系と恐慌論

情報科学や数学などの最新の研究成果をもとに経済史・金融・情報工学など様々な諸問題に取り組んだ論集の最新刊。

5,500円

Economic History、 Flow of Fu…

経済学史学会 経済学史研究　第65巻1号 ● 論文 Schumpeter’s Early Vision of Social Dynamics and His Ideology: Ability, Heredity, and Social Classes（Daisuke Kobayashi） J. S. ミルのアソシエーション論ーー経営組織論の観点から（村田和博） Conflict between Alfred Marshall’s Illumination of the Distinctiveness of Labour and His Neoclassicist Faith（Motohiro Okada） ● 第7回経済学史学会賞授賞作講評 生越利昭『啓蒙と勤労ーージョン・ロックからアダム・スミスへ』昭和堂，2020年 第20回経済学史学会研究奨励賞（論文賞）授賞作講評 Masanori Kashiwazaki, “Improvement as the Foundation of Liberty: Locke on Labour, Equality, and Civic Membership,” Locke Studies 21: 56–87, 2022 布施豪嗣「石橋湛山と有沢広巳の復興構想ーー政策の思想的背景」『日本経済思想史研究』20: 51–66, 2020年 ● Notes and Communications A Long and Fertile Academic Life Obituary: Hiroshi Mizuta (1919–2023)（Hideo Tanaka） ● 書評 Alex Millmow, The Gypsy Economist: The Life and Times of Colin Clark, Palgrave Macmillan, 2021（Daisuke Nakai） John Pullen, The Macroeconomics of Malthus, Routledge, 2021（中澤信彦） Tatsuya Sakamoto, David Hume and Adam Smith: A Japanese Perspective, Routledge, 2020（Young Back Choi） Toshio Yamada, Civil Society and Social Science in Yoshihiko Uchida, Springer Singapore, 2022（Simon Avenell） 小島秀信『市場と共同性の政治経済思想』ミネルヴァ書房，2022年（Tsutomu Hashimoto） 竹本　洋『スミスの倫理ーー『道徳感情論』を読む』名古屋大学出版会，2020年（木宮正裕） 橘木俊詔『フランス経済学史教養講義ーー資本主義と社会主義の葛藤』明石書店，2021年（高橋　聡） 西川純子『統治のエコノミーーー一般意志を防衛するルソー』勁草書房，2022年（定森　亮） ロイ・ハロッド著（中村隆之訳）『功利と成長の動態経済学』ミネルヴァ書房，2022年（伊藤正哉） 前田裕之『経済学の壁ーー教科書の「前提」を問う』白水社，2022年（瀬尾　崇） 松本有一『ピエロ・スラッファーー非主流の経済学者』関西学院大学出版会，2021年（平野嘉孝） SGCIME（マルクス経済学の現代的課題研究会）編『マルクス経済学　市場理論の構造と転回』桜井書店，2021年（大友敏明） 南森茂太『「民」を重んじた思想家 神田孝平ーー異色の官僚が構想した，もう一つの明治日本』九州大学出版会，2022年（落合　功） 山田鋭夫『ウェルビーイングの経済』藤原書店，2022年（八木紀一郎）

3,300円

経済学史研究（第65巻1号）…

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