人間精神の全体的把握を目指す著者は、昨今の生物学的還元主義からも、哲学的・人間学的精神医学からも一定の距離を保ちつつ、精神病理学の「第三の道」を開拓しようとする「構造力動論」の壮大なる試論を本書において提言する。ロマン主義精神医学に由来する「力動」の概念、心的拡がりを把握するための「構造」の概念ーこの両概念の相互連関を追及することによってはじめて、「心的場」における全体としての精神の機能が理解され、心身の概念は比類のない深化を達成することができる。本書には、構造力動論の成立過程をも含めて、その理論展開のエッセンスが清澄な記述で凝縮されている。

7,150円

精神医学の構造力動的基礎…

4,400円

クローズアップ生理学…

4,730円

コメディカルの基礎生理学…

3,520円

人体生理学の基礎

1,601円

21世紀における医学生および医学の使命…

本書は総論と各論に大別し、総論では薬剤起因性にみられる機会の多い精神症状と神経症状の臨床的特徴と発症機序を薬理学的・生化学的に記載し、薬剤起因性精神神経障害の診察方法と治療方法を紹介した。各論では、薬剤別に発症頻度の高い精神症状と神経症状をとりあげ、薬剤のもつ薬理作用に基づいて発症機序や臨床的特徴を説明した。すなわち、精神科学と神経内科学を専門としない医療者のために、精神症状や神経症候の臨床的把握方法・薬剤の精神医学的および神経医学的副作用の臨床的特徴・薬剤の中枢神経系への薬理作用・薬剤起因性精神神経障害に特異的な臨床検査法などを簡潔に説明し、さらに臨床医療に直ちに応用できる病態や起因薬剤の薬理作用に応じた治療方法を記載した。また、一般内科医・研修医・救急医療担当医・開業医・看護者などにも理解してもらえるように、専門用語には解説をつけ、また可能な限り平易な用語を用いて説明した。

7,370円

臨床医のための精神神経医学…

本書は、医療看護関係の諸学校と臨床心理関係やソーシャルワーカーなどのメンタルヘルス諸教育のために、臨床精神医学の教科書として編纂。わかりやすい精神医学の教科書で、心理面を重視している。そして、コミックを活用している。

3,080円

よくわかる精神医学（1（精神病編））…

本書は、歴代藩主の病歴と藩政への影響、水戸藩という地域における保健・医療・福祉の実践、水戸藩医学の発展と特色、医学教育の歴史等の観点から、水戸徳川家の藩政期の歩みを検証したものである。水戸藩各期の医書の解説も加えた。

19,800円

水戸藩医学史

4,620円

核医学ノート改訂第3版…

人間のための学であり、術であり、人々に幸福をもたらす医学の基本を踏まえ、より良い医療を目指して１２人が多角的に考察。第２４回日本医学会総会を記念して刊行。

2,640円

人間性の医学

5,280円

講座最新臨床医学（’97）…

現代人の「心の病」とは何か！精神の病理現象を、脳のハード面・ソフト面に加え、実践的な診断・治療の手続きやメンタルヘルスの観点をもクロスさせて複合的に理解する新しい精神医学の試み。

2,420円

基礎精神医学

本書は、長年児童・思春期の臨床に携わってきた著者が、これから児童精神医学を学ぼうとする者に、わかりやすい精神医学の基礎を提供する教科書として編まれた。子どもをめぐる疾患を網羅しコンパクトにまとめた本書は、これから児童精神医学を学ぶ者ばかりでなく、医療スタッフとしての心理・福祉・保育関係者にとっても役立つものとなっている。

4,180円

新児童精神医学入門

2,860円

やさしい中医学入門

本書は著者らの数年間にわたる臨床と研究の成果であり、老年精神医学事始めからセネストパチーの症例研究、痴呆の精神療法、うつ病の疫学と臨床、分裂病の経過と病像、神経症の外来統計と臨床などの総説、痴呆の状況論と抑うつと痴呆様認知障害についての系統的な臨床研究までの１３論文からなる。

3,850円

老年精神医学論集

精神分析とは、心身相関とは、心身症とは。-「こころ」と「からだ」をつなぐキーコンセプトを全体論的立場から解き明かし、さまざまな領域の疾患にみられる情動的要因を体系的に論じた歴史的名著。心身医学はもとより、医学的心理学の入門書としても特異な精彩を放つ必携の書。

6,050円

心身医学

660円

老年精神医学

1,650円

環境医学事始め

本書は、私が免れない事態に直面したとき、私たち自身がどのように死を迎えるかを、一人ひとりが日頃から考えることの大切さを訴えている。

2,530円

望ましい死

本書はまず、第１に生命体及び活動体としての人間のからだ、第２は生活活動における生体反応と生活の中における運動が生体に果たす役割、第３は人間の行動の仕組みと学習を中心にした脳神経系機能、第４は環境生態学的な視点から環境の中における人間の存在と健康生活、最後の第５で人間のからだを構成する基本である食生活と栄養、食生活とからだについて論じている。

2,420円

ヒューマンサイエンス…

5,280円

講座最新臨床医学（’98）…

本書は、「発達障害と遺伝」というテーマをとり上げた。

3,300円

発達障害医学の進歩（no．10）…

本書は、生物学的精神医学の領域にあって、次々に登場し一時は華やかなスポットライトを浴びたが、やがて忘れられ、いつのまにか話題にされることの少なくなった病因仮説や治療法を今日的な目で見直してみようというものである。読み物風でありながら、教養が身について、しかも新しいヒントが得られる。

3,080円

リタ-ンマッチ精神医学…

3,080円

精神医学百年史改訂第2版…

身体的な基盤を重視しながら現存する精神医学的、 心理学的事実を織り込みつつ米英独露また仏の心理学者の業績を数多く紹介。 精神科医、臨床心理士の日常の実際の臨床に役立ちうる懇切な構成。 心理学の定義および方法ーその隣接諸領域との関係 現代心理学の動向ー心理学の分類、医学的心理学 感覚および知覚ー神経生理学的基礎 知覚ー心理学的および精神病理学的側面 要求、本能および欲動ー神経生理学的基礎 葛藤、傾向および動機づけー欲求不満という観念 情動および感情ー神経生理学的基礎および感情的発達 情動の異常ー気分、その調節およびその不調 習得の過程 記憶およびその神経生理学的基礎ー記憶の解体〔ほか〕

10,450円

医学的視点からの心理学…

臨床の今に応えるエンサイクロペディア。ＩＣＤ-１０、ＤＳＭ-ＩＶに準拠。臨床・研究での実用性を極めた必携の基準書。

35,200円

臨床精神医学講座（第9巻）…

5,940円

医学略語辞典第3版

6,380円

理学療法士・作業療法士のための生理学…

本書は、現在、精神医学で注目されている種々のテーマに関する研究のレビュー集である。研究の専門化、細分化、多様化、拡大化の時代にあって、最新の研究成果や知識をまとめた。

7,590円

精神医学年報（1998-’99）…

精神医学の歴史の中には、ほとんど知られていない数多くの興味深い逸話がある。これらは医学史の客観的な記述や分析からは到底得られない。本書は、精神医学史におけるこのような容易に得られない話、一風変わった話などに光を当てたユニークな逸話集である。ピネル以前における精神病患者への人間的かかわり、コノリーの『非拘束』の真実、フロイトと精神科医たちとの出会い、ロバート・ムージルのローマ精神病院の描写、チャップリンの分裂病の母への思い、薬物その他治療法の精神科医自身による自己実験…等々、７０を越える逸話が盛られている。

7,480円

精神医学外伝

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