前作『たまもの』から１２年ーイエスの方舟の千石剛賢さんに出会ったことから始まる聖書をめぐる旅。独立教会の牧師だった田中小実昌さんのお父さん、障害者プロレスのがっちゃん、野田凪さん、寺山修司さん、銀杏ＢＯＹＺ…ｅｔｃ．さまざまな人たちとの出会いと別れ、そして突然訪れた父の死をみつめながら、夫・末井昭と過ごした時間を写真と文章で綴る。

3,300円

たまきはる

母との別れ、故郷の喪失、通り過ぎていく季節。 人は何かを失い、忘れてゆくばかりなのか。 ポートレイトの名手が「人間」の向こうに見た、 生きてゆく身体と心のうつろいの記録。 ーーーーーーーーーー 写真家・熊谷直子の第二作品集『レテに浮かんで』を刊行します。 　 熊谷は商業写真、特にポートレイトにおいて、人物の内面の核を片手で掴み取るような写真表現を模索してきた作家です。 『月刊 二階堂ふみ』『杉咲花ファースト写真集 ユートピア』といったメジャーフィールドの仕事から、大駱駝館、夏目知幸（ex.シャムキャッツ）、イ・ランといったインディペンデントな表現者たちとの撮影者／被写体という区分を超えた共創、そして友人知人との関わりに至るまで、多岐にわたる人々との「関係」をカメラに収めてきました。 　 その熊谷が近年の重要な被写体としてきたのが、東日本大震災のあとに出会った宮城県気仙沼の人々と、認知症を患い施設に暮らす母親でした。多くを失いながらも今を強く生きる人々と、生の証である記憶を日々失いながら毎日を「あたらしい生」とともに生きる母。作家はそこに自身の「今」へと流れ込むひとつの河の流れを見出し、第一作品集『赤い河』（2017, 小社刊）を発表しました。 それから7年。コロナ禍を挟む期間に母がこの世を去り、生家が更地になり、友との別れも経験するなどこれまで立脚してきた「関係」そのものが失われ、形を変えていく中で、「忘れたくないから写真を撮っていると思っていた」という作家自身も、少しずつ変わっていきます。 すなわち、悲しみや喪失、生と死をも固定された状態と捉えるのではなく「あたらしい生」--そこに何があり、自分がどうなるのかさえもわからない未来への経由地であると捉えること。失い、忘れていくことの底に残るものがあるとしたら、それは「変容」の先に見える何かへの希望なのかもしれません。作家の新たに到達したその境地を、本作『レテに浮かんで』としてお送りします。 カバー銀紙仕様 日英テキスト収録 写真・テキスト：熊谷直子 編集・デザイン：安東嵩史（TISSUE PAPERS） 印刷：藤原印刷株式会社

8,800円

レテに浮かんで

1,650円

LOVE YOU

若さの光と影と、美しさと危うさを、まるごとカメラで生捕りにした? 不朽の思春期写真集いよいよ発売。 撮影されたモデルは一人の少女。なのにページをめくると、容姿も性格も異なる何人もの女性を見ているかのような錯覚におちいります。 それほどに「思春期」の少女の存在は不安定でとらえがたいのでしょう。ときには清楚な制服姿の彼女、ときにはドレス姿の小悪魔的な彼女。どの彼女も真実であり、虚像なのかもしれません。 これは、思春期を全力疾走した少女Xの、3年間にわたる日々の記録です。どこにでもいる、けれども特別な少女。 これまでのどんなポートレート作品とも一線を画している写真集、それが第9回写真出版賞大賞受賞作『まーじなる』です。

1,870円

まーじなる

「大工道具は歴史を有する。作った人の歴史、使った人の歴史、そして太古より受け継がれ、伝統の中で育まれてきた技術の歴史を身にまとう。 道具鍛冶はすぐれた切削性能を追い求めて槌を振るい、鋼を鍛えた。大工たちは思いどおりの工作を実現するために台や柄を自分で作り、調整し、刃先を研磨する。尋常ではない手間をかけて、過去の名工、名人にひけをとらぬよう、ありったけの技と思いを道具に注ぎこむ。 写真家、秋山実の当てる抑制された光に、道具の輪郭と鉄肌が、鍛冶屋の槌跡や成形のヤスリ目が、大工に使い込まれて艶めく台や柄、使い減って変形しつつある刃が、静かに反射する。うるさい演出を極力排し、静かで熱をおびない、輪郭のはっきりしたその写真は、すこし冷たいとさえ感じられる。しかし、人間が使う道具の真実は、その冷たさや異物感にあろう。上手な職人ほど、手の延長ではあっても手そのものではない道具の異物感をこまやかに感知しつつ、仕事をするのだから」（土田昇） 刀工から大工道具鍛冶へ転身した鍛冶名工、千代鶴是秀の幻の傑作、鎬大突鑿「神嶺」はじめ、古くは鎌倉・室町から平成に至るゆたかな鍛冶文化の系譜。半世紀余にわたり貴重な大工道具名品を撮ってきた写真家、秋山実による初の集大成、全222点。 はじめに（秋山実） 道具の名称について（土田昇） 職人と道具鍛冶（土田昇） I　木工具　大工の仕事　大工の誇り II　近代の合理　職人の道徳 III　千代鶴是秀と息子太郎、九代目石堂秀一 IV　受け継がれたもの 写真リスト　解説（土田昇） おわりに（土田昇） 略歴

19,800円

鍛え造る　秋山実写真集…

5,280円

Tohoku　Lost，Left，Found　Takes…

雄大な自然の中にひっそりとたたずむのはだれ？うつろう地球の自然と、そこに生きる動物の姿が語りかけてくるものは。

1,760円

ぽつん

雑誌、ポスター、広告、コレクション…幅広くファッションの世界で活躍中の４人の現役高校生の写真集。

1,650円

ボクたちの夏休み

抱腹絶倒！黒ねこスープはおかっぱくろ子の夢を見るか？１００％ケータイ撮影。

1,210円

本日のくろ子

オーロラ・オーバルの真下に位置するカナダ・イエローナイフ。 上空で輝く幻想的な光のカーテン。オーロラに会いに行きました。 気温ー40度の中、奇跡的に出会えた大ブレイクアップ。 全天を覆い尽くす幻想的なオーロラと、物語の中に出てくるような針葉樹の森。 赤系にも青系にも色を変えて出現する、感動的なオーロラの輝きを捉えた写真集。 2004年12月下旬、イエローナイフへのツアーに参加。 観測初日の29日から31日にかけ3日間の様子を日記風につづる

1,650円

オーロラ日記

「生」の裏側には、必ず「死」が潜んでいる。アルピニストが撮影したヒマラヤ、アフリカ、日本。

2,200円

野口健が見た世界

１９３６年８月１１日、女子２００メートル平泳ぎの決勝レース。前畑秀子が１位でゴールした瞬間に、プールサイドの名取洋之助はシャッターを切った。その時、９０００キロ離れた日本では、「前畑がんばれ！」のラジオ実況放送に沸いていた。-ナチス政権下のベルリンオリンピックで、日本選手団の活躍を取材した名取は、その後、ドイツ国内をベンツで周遊し、撮影する。遺された７０年前のネガフィルムから、若さとスピード感あふれる報道写真が、今、鮮やかによみがえる。

3,520円

ドイツ・1936年

2,999円

風薫る峰（2）

舞台は、北アルプス黒部山域。 その源流部はフライフィッシャーマンの聖地でもある。 僕は黒部に取り憑かれたのかもしれない。 ザックの膨らみとともに嘆きと後悔も倍増。 でもそれとは反比例する好奇心と恋心。 そんな思いが交差した作品群である。

3,300円

風光の峰 雲上の渓　黒部源流の山…

人を惹き付ける特別な何かが、只見にはある。福島県の最西端に位置するこの地で１５年間撮影してきた著者による、とっておきの１００カット！

3,740円

自然首都

マネキン人形のセンスのあるファッションを見るだけではなく、品があって美しい顔を眺めるのもいいのではないか、という著者の、マネキン人形の顔のアップの写真集。

1,676円

Beautiful　dream　dolls

2,200円

石峰寺

東京オリンピックをいち早く振り返る報道写真集。感動、熱気、興奮をそのままに日本選手の活躍を余すところなく収録した永久保存版。開会式、メダル獲得日本選手、各競技ハイライト、種目別競技結果、日本選手団名簿、閉会式、トーチリレーのダイジェスト、静岡県勢の表情や県内開催の自転車競技を追った静岡県の特別ページも掲載している。オールカラー。

1,650円

特別報道写真集 東京オリンピック2020 静岡新聞社版…

1,980円

Frame　Out．

1,980円

陸上自衛隊女性自衛官写真集…

私の写真は売名行為で撮ったものは一枚もない。一人ひとりとの人情物語であり、一人ひとりとまたどこかで再会したい。（庄司𠀋太郎）ブックデザイン鈴木一誌。庄司先生の作品は西成の誇りと思います。（赤井英和） 三角公園 萩之茶屋通り 萩之茶屋小学校 四角公園 西成労働福祉センター前 新今宮駅 現場にて 庄司𠀋太郎の写真に寄せて 　庄司さんとのことー 伊藤俊一（魚山堂書店） 　𠀋太郎さんとの出会い話ー 北原竜治（東京杉並区　設計士　心友） 　「傍観者ではなく人を敬う写真生活者として」- 茂呂英彦（東京多摩市　心友） 　申し訳ないやら有難いやらー 置田卓也（奈良　心友） 　庄司さんへー 郭 日出（大阪　株式会社日之出書房） 　懐かしく初心が甦りましたー 林 幸治郎（大阪　ちんどん通信社） 　釜ヶ崎の光と闇ー 生田武志（大阪西成区萩之茶屋　野宿者ネットワーク） 　一人ひとりを思い出してみるー ありむら潜（漫画家・あいりん地域まちづくり会議地域委員） 　庄司さんの写真は庄司𠀋太郎であるー 山本教行（鳥取県　岩井窯　陶芸家） 　ただ「在る」という真実が、そこには写っているー 赤井あずみ（鳥取県立博物館） 　写真家庄司𠀋太郎ー 青戸貴子（米子市美術館） 　つきぬける写真家によせてー 藤田 丈（造形作家） 　ファインダーをのぞく眼差しー 東 邦定（沖縄県写真協会会長） 　人間味あふれた、人間賛歌であるー 平良 修（牧師） 　私は泣けます。何度、読んでも泣けます。- うりずんちゃん（沖縄県那覇市壺屋） 仏現寺公園/飛田新地/山王町/太子町 新世界/天王寺公園 釜ヶ崎銀座通り カマやんの釜ヶ崎あんない あとがき・庄司𠀋太郎

5,500円

貧しかったが、燃えていた　釜ヶ崎で生きる人々 昭和ブルー…

蜷川幸雄のBunkamura全49作品の舞台写真集 1999年にBunkamuraシアターコクーン芸術監督に就任以来、約20年間、49作品の舞台演出を手がけてきた蜷川幸雄氏。本書では、シアターコクーン創設当初からその舞台写真を撮りためてきたカメラマン・細野晋司の、全49作品の舞台写真やオフショットを収録。蜷川氏が演劇へかたむけた情熱＝PASSION、舞台写真の美しさを改めて感じられる1冊です。

6,380円

PASSION

伝説の写真集『山田脩二　日本村　１９６９-７９』から３０年。瓦師（カワラマン）の写真家（カメラマン）が、日本列島津々浦々を旅して撮った、変わったようで変わらない愛すべき風情・風姿・風景と風土。

3,740円

山田脩二日本旅1961-2010…

1,650円

森の中へ

沖縄の風土に幾重にも絡みつく意味性に抗うように短い生涯を駆け抜けた写真家が、その思索の涯てに眼差したものは何か。深い森に沈む廃坑にニライカナイを重ねる表題作、政治の季節の輝きと蹉跌を日常の風景に隠した「72年の夏」、ウミンチュのシマに神の往来の物語を甦らせた未完の遺作「海の旅人」を収録。

5,280円

伊志嶺隆写真集　光と陰の島…

3,960円

PERFECT　DAY

地球に生きている 地球の明日を想っている 写真家・佐藤大史が切り撮る 日常のアラスカー 待望の初作品集。 アラスカでも日本でも、あらゆる生き物が等しく地球の上に生きている。地球に属している。 遠い未来の地球に生きるもののために、正しい判断を重ねて生きていくことが私たちヒトの責任ではないだろうか。そのためには「地球に生きている」ということを感じることが肝要だと思う。野生の生き物が自分の群れや自分の拠り所を守るように、ヒトも、この星を想って行動できる生き物であれたらと思う。

2,860円

Belong

2,420円

なまいきリボンわがままレース（THE　ZINE　VOL．…

北朝鮮の都市部や地方で普通に暮らす人々を撮った前作から5年。核実験、金正男暗殺と史上最悪の緊張から一転、北朝鮮と韓国は4月末に南北首脳会談、その先には米朝会談と宥和ムードが高まる大変化の時代に、写真家は再び訪朝を繰り返した。眼前には急増した交通量、富裕層の台頭など経済制裁の効力を疑う景色。男女は堂々と逢引し、同性同士も手を繋ぐなど一般市民にも穏やかな空気があった。報道では見えない日常からあの国を考える、必読の一冊。

3,300円

隣人、それから。

世界の昆虫をテーマに写真家自らが選んだ２２点の代表作。小学校高学年以上。

1,980円

今森光彦ネイチャーフォト・ギャラリー不思議な生命に出会う…

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