本書は1913年日中蘭亭会関連文献と画像の集成で拙編『内藤湖南と清人書画』の姉妹篇である。岸田雨臣・高瀬惺軒の蘭亭紀行、『書苑』の東京蘭亭修禊記念會記事、梁啓超編『癸丑禊集詩』、長尾雨山・神田喜一郎・須羽源一・杉村邦彦・陳振濂の論考、内藤の書論（漢文）、王羲之研究文献目録のほか、西泠印社と台湾・香港・韓国の関連画像も収録。 序（松浦　章） 自序（陶　徳民） 序説　大正二年における内藤湖南・藤澤南岳の「王右軍」論の含意を考える 　-本書の狙いと構成の紹介を兼ねてー（陶　徳民） 論考　大正癸丑の蘭亭会とその歴史的意義（杉村邦彦） 第一部　図版編 （一）蘭亭会の由来 （二）王羲之の書を愛した帝王たち （三）徳川・明治時代の蘭亭趣味の諸相 （四）一九一三年蘭亭会の四重奏ー北京・東京・杭州・京都ー （五）蘭亭会につづく大正期日中文化交流の余韻 （六）一九七三年蘭亭会の四重奏ー大阪・東京・香港・台湾ー 附録　二〇一三年「関西大学大正癸丑蘭亭会百周年記念行事」関連資料 図版解説 第二部　文献編 蘭亭（長尾雨山） 蘭亭紀行（在上海　岸田雨臣） 蘭亭行　高瀬惺軒遺稿（杉村邦彦編） 大正癸丑の蘭亭會（神田喜一郎） 大正癸丑の京都蘭亭會について（須羽源一） 蘭亭修禊記念會記事（東京）『書苑』 癸丑禊集詩（北京）　（梁啓超等） 一九一三年中国と日本における「蘭亭会」　陳振濂（亀井拓訳・陶徳民校） 　附録 内藤湖南の書論（漢文）（陶徳民・胡珍子編） 京都の壽蘇會（長尾正和） 王羲之研究文献目録（中村史朗・六人部克典編） あとがき

7,260円

大正癸丑蘭亭会への懐古と継承…

1,760円

玄のいろ

6,050円

深山龍洞

1,430円

ぼちぼち！

世事の事柄を五・七・五のリズムで作る詩、「諧詩」。この諧詩の中のキーワード一字を大きく書いて、その下に諧詩を書き、左脇にその詩の出所を書けば「一字はがき」の出来上がり。作品を改めて色紙に書いて残しておくためのガイダンス。

1,320円

五・七・五の一字はがき百撰（色紙篇）…

2,640円

哲人の旅

28,600円

文具曼陀羅

受験手続き・方法掲載。最新試験問題収録。模範答案例多数掲載。実物大書き込み練習可能。

1,320円

硬筆書写技能検定3級合格のポイント（平成26年度）…

受験手続き・方法掲載。最新試験問題収録。模範答案例多数掲載。実物大書き込み練習可能。

1,100円

硬筆書写技能検定4級合格のポイント（平成26年度）…

最古の書体である「篆書」の造形に、行書の運筆の滑らかさ、草書の省略美、仮名の曲線美等を移し込み、さらに淡墨の豊かさも加えて、新たな表現を生みだした書家・松川昌弘。その「造形」は、「言葉」を美しく絡め取り、両者の豊かな融合世界へと導くのである。

4,180円

松川昌弘

2,200円

魂のコトノハ

3,300円

勤皇の系譜

13,200円

法華経写経とその荘厳…

「はかなく、かそけなく、そしてしたたかで、たくましい“日本”が待っている」。書を通して日本の美を伝える著者の作品群を、オールカラー写真で紹介。日本文化にまつわる薫り高い随筆の数々も収録。静かな秋の夜長にふさわしい、しっとりと味わい深いビジュアル・ブック。

2,640円

ことたまのかたち

7,562円

田邉古邨全集（第6巻）…

1,650円

今ここに生かされて

4,070円

北田竹邨百人一首

書と絵とタペストリー、それにまつわる１０８のおはなし。

3,055円

自己不満足

８０年代から始まる文明の病弊に鋭く切り込んだ予言的同時代批評！未踏の領野に切り込んでいく格闘の軌跡第一弾。加速する高度情報化と行きすぎた市場経済のもとで、現代人が書くことの“手”を見失っていく状況への警鐘の書であり、現在もなおその根源的批判の意義と有効性を失っていない。

9,900円

石川九楊著作集（1）

16,500円

良寛百人一首

日本語とは漢字、カタカナ、ひらがなの三種の文字の特異稀なる混成体である。万葉仮名発生の淵源に遡り、ひらがな誕生と重ねの美学をうみだした日本文化の秘密に迫る。書字探究の地平から国文学研究の陥穽を問う！ 　　　　　 解説／佐伯順子 序　日本の文字ーー「無声の思考」の封印を解く 序　章　なぜ日本語だけが三種類の文字をもつのか 第一章　文字再考 第二章　漢字、ひらがな、カタカナ 第三章　書く文明、話す文明 第四章　点画の書法ーー東アジアの「アルファベット」 第五章　文字と文体 第六章　堕ちゆく日本語の再生 万葉仮名でよむ『万葉集』 はじめに 第一章　万葉仮名とは何か 第二章　異形の漢字＝万葉仮名が語る意味 第三章　文化の曲り角ーー表語文字から表音文字へ 第四章　女手・平仮名の成立によって何が変わったのか 終　章　万葉歌の二重性ーー万葉から古今へ ひらがなの美学 はじめに 第一章　ひらがな誕生 第二章　女手の小宇宙 第三章　女手のゆくえ 結びの章　ひらがなの美学 ひらがな対談　小松英雄＋石川九楊 凡　例 解　題 解　説　女手と女性のエクリチュール（佐伯順子）

9,900円

日本の文字　文字論

序　日本語の手ざわり はじめに 第一章　言葉と文字 第二章　漢字と東アジア 第三章　日本語と文字 第四章　漢字と日本語 第五章　仮名と日本語 第六章　漢語と和語の日本語 第七章　縦書きと日本語 第八章　日本文化と文字 第九章　日本語と文字の行方 　日本語とはどういう言語か 文（かきことば）篇 　　序　章　日本語の輪郭 　　第一章　日本語とはどういう言語か 　　第二章　日本語の書法 言（はなしことば）篇 　　第一講　日本語とはなにか 　　第二講　文字とはなにか 　　第三講　日本文化とはなにか 　　第四講　日本文化論再考 　　第五講　日本語のかたち 　　第六講　声と筆蝕 　　第七講　文字と文明 　文字の現在　書の現在ーーその起源を読み解く 1 　　書くことの終焉ーーワープロと文字のゆくえ 　　時代をかろやかに追走する「丸文字」 　　丸文字症候群考 　　当世文字現象考 　　新字体現象の意味するもの 　　はやる毛筆恐怖症候群 　　ヘタウマ現象考 2 　　言葉に仕える文字、明朝体 　　ゴチック体の変奏 　　書き文字考 　　『文字の宇宙』と現代タイポグラフィ 　　文字と印刷 3 　　肉筆、毛筆、明朝体 　　近代知識人の手紙考 　　良寛の楷書ノオト 　　〈流れ〉消えた近代歌人の書 　　年賀状の由来と歴史ーー賀状から年状、一億人のミニ芸術 　　近代に、書とは何であったか 　　白隠型と良寛型の競演 　　芸術家の書 4 　　書は、文字の「美的工夫」だろうか 　　会津八一の書の魅力と限界ーーふたたび、書は文字の「美的工夫」だろうか 　　「書は人なり」を超えて 　　書と〈線性〉 　　文字と字画 5 　　日本文字と中国文字 　　日本の書と中国の書ーー楷書への視角 　　仮名の形象 　　仮名の構成 　　草書体とはなにか 　　現代楷書論ーー新たなる文字像を求めて 　　現代行書論ーー〈字画〉喪失の示す意味 　　現代草書論ーー草書は現代に可能か 6 　　反書・裏文字・神秘文字 　　文字形象の進化論メモ 　　瘦せること、瘦せた書 　　太い線、肥えること 　　偽字考 　　文字の視線 　　みづみづしからみづくさしへ　みづぐきのあとのながれ 　　書ーー解体する風景 　　一枚の書の誕生 凡　例 解　題 解　説　無限深遠・筆尖の思考（藤沢　周）

9,900円

日本語とはどういう言語か　言語論…

序　書と日本人 はじめに 第一章　写経の効力 第二章　女手＝平仮名の発明 第三章　禅と墨蹟、漢語の厚み 第四章　解放される文字 第五章　寺子屋の手習い 第六章　遊女と書 第七章　日本のなかの中国趣味 第八章　書の巨人たち 第九章　近代化がもたらしたもの 二重言語国家・日本 はじめに 第一章　日本語は特異か 　（一）日本語は特異ではない 　（二）日本語は特異である 第二章　日本語は書字中心言語である 　（一）書字中心言語とは何か 　（二）書字中心言語はいかに生まれたか 　（三）書字中心言語の文化の特質 第三章　日本語は二重言語である 　（一）二重複線言語とは何か 　（二）二重複線言語形成史 　（三）二重複線言語の文化 　（四）二重複線言語の美学 第四章　書字中心・二重言語の現在と未来 　（一）二重複線言語の近代・現代 　（二）二重複線言語の現在 おわりに 「二重言語国家・日本」の歴史 　1 言葉と文字ーー日本史の見方・考え方 　2 無文字縄文時代ーー表現の混沌性 　3 秦の始皇帝がつくった弥生時代 　4 擬似中国時代ーー白村江の敗戦と日本の独立 　5 文化的中国化と万葉仮名の成立 　6 古今和歌集と女手ーー日本語（日本文化）の成立 　7 女手・日本古典時代の完成ーー日本語・日本文化の完成 　8 分かち書きの誕生と藤原俊成・定家ーー古代最後の上代様・中世最初の流儀様 　9 文官と武官と神祇官ーー世界史の誕生は何をもたらしたか 　10 西欧文明の影響と寛永の三筆ーー変相の様式・万世一系の書道 　11 儒学と国学　唐様と和様 　12 漢語・和語・西欧語と近代 凡　例 解　題 解　説　「書」と日本の文化的アイデンティティ（ツベタナ・クリステワ)

9,900円

二重言語国家・日本　国家論…

序　漢字がつくった東アジア 序　章　漢字文明圏とは何か 第1章　文字と国家の誕生ーー中国史1 第2章　分節時代から再統一へーー中国史2 第3章　深化から解放へーー中国史3 第4章　立ち上がる朝鮮半島ーー朝鮮史1 第5章　ハングルと朝鮮文化ーー朝鮮史2 第6章　漢字文明圏の北限ーー渤海・大陸東北史 第7章　漢字文明圏の南限ーー越南史 第8章　琉球から沖縄へーー琉球史1 第9章　ヤポネシアの空間ーー琉球史2 第10章　無文字社会から問うーーアイヌ史 漢字の文明　仮名の文化ーー文字からみた東アジア はじめに 第一章　古代日本（弧島）の姿 第二章　「うるわしき瑞穂の国」はなかった 第三章　日本語・日本人・日本の成立 第四章　東アジアとは何か 第五章　亡命者の国・日本と平和憲法 説き語り　中国書史 はじめに　書史とは何か 第一章　古代宗教文字の誕生ーー甲骨文・金文 第二章　政治文字の出現ーー篆書体 第三章　石に溶けこむような文字の魅力ーー古隷 第四章　石に刻られた政治文字ーーふたとおりの漢代隷書 第五章　「書聖」とは何かーー王羲之 第六章　刻られた書の美学ーー北朝石刻 第七章　書の典型ーー初唐代楷書の成立 第八章　交響曲化する書ーー狂草の誕生 第九章　書の文体スタイルの誕生ーー顔真卿 第十章　書史の合流・結節点ーー北宋三大家 第十一章　書史の変調ーー元代諸家 第十二章　書の最後の楽園ーー明代諸家 第十三章　亡国への恨み歌ーー明末連綿草 第十四章　伝統的な書法の解体、書の自立ーー清代諸家1 第十五章　篆書・隷書という書の発明ーー清代諸家2 第十六章　篆刻という名の書ーー明清篆 説き語り　日本書史 はじめに　途中乗車し、途中下車した日本の書史 第一章　書史への途中乗車ーー中国時代の書 第二章　漢字の中核化ーー擬似中国時代の書 第三章　日本文字の誕生ーー日本時代の書 第四章　中世の書ーー大陸禅の亡命と流儀書道 第五章　近世の書ーー西欧文明との出会い 第六章　書史からの途中下車ーー世界段階への扉 凡　例 解　題 解　説　複眼的視圏の思考　山室信一

9,900円

漢字がつくった東アジア　東アジア論…

刻ることから始まった書の歴史は、楷・行・草書体の成立とともに、筆と墨と紙の芸術としての書の美を生みだした。〈書は美術ならず〉論争以来の書論を再検討し、甲骨文から前衛書までの書の表現を構造的に解き明かす！［解説：高階秀爾］ 序　書とはどういう芸術かーー筆蝕の美学 はじめに 序　章　書はどのようなものと考えられて来たか 第一章　書は筆蝕の芸術であるーー書の美はどのような構造で成立するか 第二章　書は筆・墨・紙の芸術であるーー書の美の価値はなぜ生じるのか 第三章　書は言葉の芸術であるーー書は何を表現するのか 第四章　書は現在の芸術でありうるだろうかーー書の再生について 書ーー筆蝕の宇宙を読み解く 第一講　書の表現の根柢をなすものーー筆蝕について1 第二講　反転しあう陰陽の美学ーー筆蝕について2 第三講　垂線の美学ーー書と宗教 第四講　整斉、参差、斉参ーー旋律の誕生 第五講　書のなかの物語ーー旋律の展開 第六講　折法の変遷と解体ーーリズムについて 第七講　表現行為としての書ーー書と織物 第八講　書のダイナミックスーー筆勢について 第九講　結字と結構ーー書と建築 第十講　ムーブメントとモーションーー書と舞踊 第十一講　甲骨文、金文、雑体書ーー書とデザイン 第十二講　余白についてーー書と環境 九楊先生の文字学入門 はじめに 第一講　表　現 第二講　動　詞ーー筆蝕すること 第三講　場 第四講　主　語 第五講　述　語 第六講　単　位ーー筆画 第七講　変　化 第八講　接　続ーー連綿論 第九講　音　韻ーー筆蝕の態様 第十講　形　容 第十一講　接　辞 第十二講　構　文 講義レジュメ 凡　例 解　題 解　説　弁証法の美学ーー書の表現をささえるもの（高階秀爾）

9,900円

書とはどういう芸術か　書論…

2,200円

フネ

これは、９２歳の千葉県在住の書家が原稿を３ヶ月で一気呵成に書き上げた、諧謔とウィットに富んだユーモア自詠書作品集です。長年の研鑽から生み出された独自の書体による、見て楽しく、読んでも楽しい未体験の書の世界をお楽しみ下さい。

1,870円

その先私は知らんぷり…

3,080円

王羲之名品字帖（第4巻）…

2,640円

王羲之名品字帖（第7巻）…

2,640円

王羲之名品字帖（第8巻）…

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