「私は一枚の絵に十年もかけることで知られています。私には絵が終わるときがわかる」心から愛した母バラディヌ、家族の大切な友人だったリルケ、かけがえのない存在の奥方・節子、兄であり友だったジャコメッティ…。静謐なアトリエで絵と向き合い、儀式のような畏怖の念をもって絵画にのぞむバルテュス。晩年を過ごしたスイスの「グラン・シャレー」で、ほとんど知られていなかった私生活から、絵画と芸術に対する思想までをはじめて語った貴重な回想録。ピエロ・デッラ・フランチェスカ、モーツァルト、ドラクロワ、ピカソ、カミュ、マルローといった先達たちとの心の交流を繊細に綴った「２０世紀最後の巨匠」の芸術論。

4,290円

バルテュス、自身を語る…

1,980円

積善

みずみずしい感性、自由でのびやかな表現、味わい深い色彩が、心の琴線を震わせてくれる。

4,180円

やぶつばき

岩出まゆみが1975 年から2022 年の48 年簡に描いた絵画作品を、その時々の ありようによって、 〈幻〉シュール・幻想、〈鳥〉鳥瞰図シリーズ、〈青〉青のシリーズ、 〈滴〉ドリッピング、〈白〉白の情景シリーズ、〈縞〉ストライプシリーズの6期に分け、 年代を追って掲載。 ◆岩出の作品はまぎれもなく幾何学的に構成されていながら決して「冷たい」印 象を与えない。幾何学的、静的であり、また「熱い」とはもとよりいえずとも、しか しなお落ち着いた「暖かい」印象を与えずにはいないのだ。作品のこうした特異 なありようによって、岩出は現代日本で独自の存在性を確保しているといっていい。 ー谷川 渥の本文より

2,970円

絵画のありようを求めて、1975-2022　岩出まゆみ…

7,700円

まだ見ぬ国へ

「人物」「犬」「猫」「女の子」「風景」「花」「静物」を描いた、 洋画家・創作写真家 菅家令子によるポストカードブック 芸術とは何か 心の表現である“泣く”“笑う”を 基準にして考えるとすべてが解けてくる “泣く”“笑う”に理論はない “泣く”“笑う”に流行もない “泣く”“笑う”に優劣もない “泣く”“笑う”に見本もない “泣く”“笑う”に教師もいない…… 「人物」「犬」「猫」「女の子」「風景」「花」「静物」を描いた、 洋画家・創作写真家 菅家令子によるポストカードブック

990円

ん

はじめに 中川道之の経歴 第一章　画集 【満州時代】 　作品 　中川道之の手記（抄）「渡満」「怪しき憧れ」 　満州の写真 　中川道之と満洲　江川佳秀 【東京時代】 　作品 【熊本時代】 　作品 　中川道之氏の貴重で幸運な研鑽の作品　井上正敏 【満州街角スケッチ】 　スケッチ 　美術教師・洋画家・信仰に生き、格闘した中川道之の画業　坂田 燦 第二章　中川道之をめぐる三人の人間像 　佐久間修さんとの縁 　ペリリュー島で戦った弟・中川州男 　郷土史家、漢文学者として生きた兄・中川斎 寄稿者紹介 あとがき

1,980円

中川道之作品集

1,210円

早世の画家・廣瀬勝平　日本と欧州、その足跡…

4,950円

北信濃への想い

8,000円

岩田道夫の世界　ミクロコスモス…

1,980円

サティヤ（真理）

ーやわらかな時の風景を回遊するやすらぎー どこかで見た景色、かつて過ごした時間、忘れがたく愛おしい記憶。誰の心の中にもあるそんな風景は、時を超えていつまでもこだまし、私たちをやさしく包み込むーー油彩と水彩を中心に詩情溢れる描出の旅を続けてきた著者が、『時の旅路』『こころを宿す風景』に続きお届けする、やさしく心に沁みる第三画集。 目次 はじめに 作品への思い 略歴

1,815円

終わらない時の旅路　有角博画集…

1,760円

ぼくの色

京都に生まれ、大学卒業後から独立展に出展し、以来生涯絵描きとして活躍してきた山本達郎の作品集。 認知症となるも絵を書き続け、進行するにつれ入退院を繰り返し、車椅子で大声で叫んでいる。 この叫びは「天空の言葉」で全身全霊で想いを込めて話している。タツローは今日も天空の中で遊びただよい唱っている。

1,980円

天空の絵描き タツロー…

2,200円

FLOW

1,320円

F．d3．1

この本はオラクルカード“Art Through The Eyes of the Soul Oracle”（Cheryl Yambrach Rose著作）の日本語版ガイドブックです。オラクルカード本体（英語版ガイドブック付）は別売りとなります。(このオラクルカードは2021年に新バージョンが発売されました。そのオラクルカード “Through the EYES of the SOUL 52 PROPHECY CARDS & GUIDEBOOK ” の日本語版ガイドブックとしてもお使いいただけます）“Art Through The Eyes of the Soul Oracle”は聖地や神話などの美しい絵画を通してスピリチュアルな世界へ皆様を誘うオラクルカードです。このカードに登場する天使や妖精や神・女神からのメッセージはとても力強く、愛と光に満ちあふれています。カードにもたくさん登場する聖山マウント・シャスタが、このカードとスザンヌ（訳者＆ガイド）をつなげてくれたという、とてもミラクルで神秘的なカードです。この日本語ガイドブックは、英語版ガイドブックを日本語訳している他に、スザンヌがわかりやすくカードのメッセージをリーディングし伝えています。長年スザンヌのライフワークでもある、サイキックカードリーディングの鑑定・セッションにてこのカードを使い続け、日本人で唯一このカードを極めたスザンヌのスペシャルガイドブックです。

3,300円

【POD】Art Through The Eyes of…

私たちは今、劇変的な社会環境の中に、社会問題に関心的なこと、例えばこの数年間に世界的な難点コロナなどを作品テーマにし、絵画で自我人文主義を表現しようとのことです。

1,168円

【POD】西野誠王　敏経の古典主義絵画創作原点…

海外出張を通じて経験した、たくさんの人との出会いの思い出です。舞台はスペイン、ドミニカ共和国、パキスタン、米国、カナダ、ケニア、ブラジル、サウジアラビア、セルビア。エピソードのタイトルは「カルロス君との夏」、「コスタ・デル・ソルの孤独」、「目指せカリブの三ツ星シェフ」、「ごめんなさいマリア」、「セピア色の新聞記事」、「手のひらに書いたラフなレター」、「なんでもアリのワンマン社長」、「じゅうたんに織り込んだ想い出」、「妄想のカラチシェラトン」、「バターロールの悲劇」、「トホホのモンバサ」、「エアコン修理は任せてちょうだい」、「我が心のヴィトーリア」、「風邪と共に去りぬ」、「ガンバルかばん持ち」、「午前四時の枕投げ」。

2,080円

【POD】思い出いっぱいアナザースカイ…

筆者が管理者として体験してきたマネジメント経験などから、今現在のリーダーへ向けたメッセージ。書の中では、本当に必要なことが書かれている。「目次」より第1章リスクを冒せ!!第2章絶対的な自信を持て!!第3章言葉に気を付けろ!!第4章見た目が命!!第5章健康を目指せ!!第6章結果が全て!!第7章決心覚悟!!第8章断捨離!!第9章報連相とは？第10章クリエイターになれ!!

1,870円

【POD】リーダーの為の意識の強化書…

日々逼迫する地球環境の危機に真っ向から向き合うEARTH ART が未来の人間社会を活性化するアート文化をリードする！日英ハイブリット版。 5 0 EARTH ARTS - 世界50箇所以上でアースアートという環境アートのプロジェクトを実現してきた池田一の、パフォーマンスや作品を記録したものである。また児玉龍郎の写真集でもある本書は、彼の常に存在する鋭い眼力なしには、この記録はより鮮明なものとならなかっただろう。ただの水ではなく、水が動き、その動きが生きた奇跡を現出している。池田は、一人ひとりを「水主」と考えている。人種や宗教、地政学的な状況に関係なく、先祖や世界中の人々のために水を未来に送り出す人である。環境的な水ネットワークや水市場も、すべてこのビジョンの一部である。天空の川から地上に循環し、変容し、還る。そして、水の流れは、私たち自身の中にもあり、私たちの心さえもパターン化し、形づくることが出来るのである。 池田一は、地球環境問題、特に水に関する問題と強く結びついたアートワークを展開してきた。水は地球の中のもっとも重要な資源であると確信する彼は「池田ウオーター」として知られる水のプロジェクトを、持続可能な未来の実現に向けて、世界各地で実現。環境ア?トやアースアートをリードする先駆的なアーティストのひとりとして、国内外で高い評価をもつ。 1991 年、21 回サンパウロ・ビエンナーレでは、特別招待アーティストとして、日本人で初めてメイン・ステージを担当。1995 年、国連50 周年記念アートカレンダ?の、「世界の12 人のアーティスト」に選抜された。1996 年に「アジア・エッジ1996/ 東京」を開催し、アジア太平洋アートネット構想という新しいネットワーク・イメージを普及。1997 年から、いかなる場所も地球上の次の世代に「未来のための水」を送る起点となるという着想によって、世界規模の「水駅伝」プロジェクトを手がける。2008 年には、ニューヨーク国連本部での環境セミナーに招待され、社会と自然のシステムにおける、新しいパースペクティブの必要性を、「Water’s-Eye 水瞰図法」として提案し, 各界から反響を呼んだ。 児玉龍郎は1980 年代からアマチュア写真家として活躍。1984 年日本カメラ年度賞全国1 位、1985 年フォトコンテスト誌年度賞全国3 位。その後、過疎や老齢化問題など社会的なテーマをモノクロによる映像表現で発表し、境地を開いていく。1990 年、地元での「ゴルフ場建設反対運動」を主宰。以来、川や水環境をテーマにしたエコロジカルな作品が多くなっていった。1997 年、Earth Art の巨匠、池田一と出会う。二年間のドキュメントフォトが評価され、1999 年「香港・マニラプロジェクト」に写真家として協働参加。以後26 年間、アジア諸国・インド・カナダ・イタリアほか国内外26 都市で28 のアートプロジェクトに参加。作家活動の傍ら、写真教室の講師、コンテストの審査員など多彩な活動で写真を続けている。

3,300円

【POD】ICHI IKEDA 50 EARTH ART…

2,200円

Frustration

ペニー・ダベンポートは、擬人化した動物や白昼夢のような風景を描くことで、身体が経験する心理的なニュアンスや人間関係の複雑さを探求しています。彼女の作品に登場する柔らかく垂れた耳や丸い鼻を持つ毛に覆われた生き物たちは、明らかに非人間的ですが、人間の特徴も備えています。二本足で立ち、しばしば手を取り合って集まり、共感と理解の感情を示唆するような目でこちらを見つめています。そして、生き物たちの仕草や表情を繊細に描くことで、見る者に主体性の投影と自己の不可思議な認識を促します。 彼女は、特定の教育を必要とする子どもたちの学校で長年働いてきたこともあり、人間のコミュニケーションの中にある暗黙のもの、間接的なものへの理解を深めてきました。それらの表現を探り続けた作品は、時に不思議な感覚を呼び起こしつつ、共感への合図となるボディランゲージの表現で満たされています。また、無邪気さや穏やかさが感じられる生き物たちの姿には、不安や寂しさ、居心地の悪さといった感覚も吹き込まれており、一見して受け取れる「かわいらしさ」の印象を時として一変させます。豊かな人間の心の機微が詰まった彼女の作品は、子供時代の半ば記憶されたイメージや不完全な物語の一コマ一コマのようでもあり、人間の心の奥に秘している何かについて語りかけてきます。 　 本書は、ダベンポートの近年のペインティングとドローイングに焦点を当てて構成しています。近年のペインティングでは、木板の上に直接描いたり、キャンバスの質感を生かすようなタッチを用いたりと、その表現の幅は広がっています。さまざまな気づきを与えてくれるダベンポートの作品を、若林亜希子が手帳をイメージした軽やかな一冊へと落とし込みました。いつも手元に置いて傍にいてくれるような佇まいの作品集となります。

3,520円

NAKED MILKY WAY

名画への「道程」、そして「具体的現実」。ヴェントゥーリの芸術批判は、文化史、芸術史、技術史、宗教史、政治史を範疇とするものであり、作品の持つ具体的現実にその根拠を置くものであった。だからこそ我々に、名画への道程がけっして平坦なものではなく、批評家の審美眼はいざ知らず、商会のムード、時代のムーブ、世評、市場の策謀といった、あらゆる障碍が渦巻いていることを気付かせてくれる。印象派から始まった絵画全史を再検討し、質的根拠を与える高著が今蘇る。

5,500円

印象派の道

2,500円

須田国太郎の芸術三つのまなざし…

ウォッツの最高傑作は 「希望」ではない⁉ 19世紀のイギリスの画家で、ヴィクトリア朝古典主義の四天王の一人である ジョージ・フレデリック・ウォッツ。レイトン、アルマ＝タデマ、 ポインターとの決定的な違いを紐解き、ウォッツの知られざる幻の名作に迫る。 第一章　「ヴィクトリア朝古典主義四天王」の異端児 第二章　「四天王」比較論からバロックへ 第三章　ヴェルフリンのバロック論 第四章　ウォッツ渾身の傑作

1,650円

ヴィクトリア朝　古典主義の異端児　ウォッツの遅れてきたバ…

日本藝術院会員で立軌会同人として、現代日本洋画界を牽引する画家・池口史子の初期から現在までの画業を俯瞰する画集。第1章 学生時代から1980年代まで〈1960-1980年代〉、第2章 異国風景への目覚め〈1989-2002〉、第3章 広がる活躍〈2002-2023〉、第4章 デッサン・挿画〈2001-2022〉の4章で構成される本格画集。第4章に掲載されるデッサンからは、画家の筆致を垣間見ることができる。

6,600円

池口史子画集

6,600円

XSC1-40

とある体験から突き動かされる描き始めた作品群。戦争などの人間と生と死の運命に触れて、詩を添えた渾身の画文集。

7,700円

宇宙巡礼

松山市出身の不世出の画家、八木彩霞の評伝。故郷での教員生活から画家を志し、横浜、そしてフランスのパリへ。行き詰まりかけたら必ず救いの神が現れてなんとかなるという不思議な人生を歩み、画家としてのみならず、教育者・文人・思想家としても活躍した。その多面的でダイナミックな彩霞の歩みを活き活きと描く。 1.まえがき 2-1. コンコ事件 2-2. 父と母 2-3. 小学校卒業、一家離散 2-4. 師範学校へ 2-5. 少し罪深き恋 2-6. 山奥へ赴任 2-7. 結婚と離婚 2-8. モテ男の再婚 2-9. 島の学校へ 2-10. 浮気の虫 2-11. 差別に対する姿勢 2-12. 横浜での貧窮生活 2-13. 画家リーデルシュタイン 2-14. 出世仕事 2-15. 久松系松平氏 2-16. 萬翠荘 2-17. 関東大震災 2-18. 大バクチ 2-19. パリへ 2-20. エコール・ド・パリのド真ん中で 2-21. 現地妻 2-22. 藤田嗣治と石黒敬七 2-23. パリで高く評価された彩霞 2-24. 帰国 2-25. 孤高の画家として 2-26. 文人・思想家との交わり 2-27. 第五列 2-28. 乏しきを分かちつくして 2-29. 戦争画と藤田嗣治 2-30. 好々爺の最晩年 3.八木彩霞略年譜 4.参考文献 5.あとがき

1,980円

波瀾万丈の画家　八木彩霞…

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