1,320円

折口信夫

日本の大衆文学に「明朗小説」の分野を拓いた佐々木邦は、クリスチャンであり、反戦思想から第二次大戦中は筆を折っていた。唯一の評伝。

2,619円

評伝佐々木邦

『浮雲』『平凡』『其面影』…豊かな愛溢れ、文学に生涯を捧げた快男児。“明治”という時代とともに描き出す、新しい二葉亭四迷の肖像。

1,980円

星はらはらと

3,520円

松本清張

初心者から上級者まで、読むだけでグイン・サーガ力がもりもり身につくクイズ全１００問。

1,320円

グイン・サーガの鉄人…

近代から現代まで多くの作家たちに影響を与え、「小説の神様」とも呼ばれた志賀直哉。信州ともゆかりが深く、この地で執筆した作品も多くあります。そんな志賀をめぐる作家たちとの交流が満載の本書は日本近代文学史をより深く理解するうえにも、たいへん意義深い一冊です。

660円

志賀直哉をめぐる作家たち『志賀直哉と信州』（補遺）…

グローバル化へ向かう状況に驚くべき柔軟さで適応し、絶えず新しい状況を作り出してきた村上春樹・Ｈａｒｕｋｉ　Ｍｕｒａｋａｍｉは、「文学」そのものがすでに抗いがたく新しい場へと変貌してしまっていることを、他に先駆けて教えてくれているー。多言語・多文化的な視点から、様々なアプローチと文学的言説を交錯させる試みを通じて、村上春樹文学のグローバルな「現在」を検証する。

2,970円

世界文学としての村上春樹…

日本近代文学を代表する七人の文豪。彼らは漢詩を愛読し、また自ら詠むことで、日本語の優れた使い手としての語彙や表現を磨き上げてきた。漢詩と文豪たちの、ときに微笑ましいまでの逸話は、漢詩をぐっと身近に感じ、近代日本文学をより面白く読むためのエッセンス。

880円

文豪だって漢詩をよんだ…

主に古事記・日本書紀の中で語られる古代の国家や天皇制の成立などについて、従来の歴史学や文学研究プロパーでは論じることのできなかった課題に対し、現代思想の知見との対話によって「抽象力」で迫りつつ、広く東アジア世界の中に古代日本の位相を見定める。

8,250円

古代文学における思想的課題…

3,300円

日本古典文学は、如何にして〈古典〉たりうるか？…

時代の「峠」に立っていたロンドンの漱石とホームズ。合わせ鏡の中から浮は彫りになる、格差社会、南北問題、戦争…。二人の天才が、百年の歳月を超え、今、新たな時代の「峠」に投げかけるメッセージとは？

2,200円

漱石とホームズのロンドン…

人のために尽そうと志し、その実現に励む人。自分に忠実に生きながらも、過ちを改めるにやぶさかでない人。身近な人々と互いに支え合って生きる人…。南吉の描く人間は、あたたかで大らかで、そしてさみしい。故郷・知多の風土と人、時代の宿命から作品を読み解く。

1,760円

時代の証人新美南吉

880円

寺山修司という生き方 望郷篇…

13,750円

近世の地誌と文芸

“恋愛”の時代から“性欲”の時代へ。そして“性欲”に悶え“性欲”に涙する人々を登場させた近代。文学において“性”を描くこととはー“性”の言説分析。

4,180円

自然主義とセクシュアリティ…

プロレタリア作家の中国体験文学と中国題材文学の原点。

2,200円

錯綜する人と空間

作家と編集者「魂」の触れあい。多くの芥川賞・直木賞作家を世に送った元文藝春秋の編集者がありのままを記す。

1,760円

作家魂に触れた

蜘蛛のいろいろーー日中文芸雑考ーー 日中の俗信と文学ーー比較文学の一視点ーー 喜鵲の歌ーー「澤田先生」史談ーー 日中「竹馬」小考 日中「鶏鳴」故事考 「蝗」をめぐる日中比較文化的考察ーー「虫供養」と「駆蝗」などーー 馮夢龍と中島敦の眼ーー『太平広記鈔』「李徴」と小説「山月記」の新生術ーー 日本の寒山寺ーー張継「楓橋夜泊」詩碑に寄せてーー 散策の空間ーー西安聞見抄（1）-- 文字の散策ーー西安聞見抄（2）-- 玄奘西往東来ーー西安聞見抄（3）-- 「胡馬」札記ーー西安聞見抄（4）-- 空海点綴ーー西安聞見抄（5）-- 終南藍田散策ーー西安聞見抄（6）-- 輞川の記ーー西安聞見抄（7）-- 内外偶見随記ーー西安聞見抄（8）-- 初出一覧 あとがき 索引（書名・作品名、人名、事項）

4,180円

汲古選書78　日中比較文学の小径…

2,530円

武者小路実篤とその世界…

太宰治を母源喪失の観点から分析する、かつてない太宰治論。北海道を代表する詩人であり、太宰治とルーツをともにする著者が、太宰治の心の深奥に迫る。太宰治ファン必読の書。

1,870円

太宰治母源への回帰

2,200円

宮城聡

マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありやーこの歌の分析を起点に、演劇実験室「天井棧敷」以前の「寺山修司」の姿を浮き彫りにする。岸上大作、平田オリザ、野田秀樹論まで展開する刺激的な論考。

3,850円

立正大学文学部学術叢書04 文学における〈隣人〉 寺山修…

荷風は赤レンガ建築が嫌いだった…あるべき“景観”とは何か。荷風を通して明治の東京の成り立ち、現代の東京を考える待望の本。掲載図版約８０点。

3,080円

荷風と明治の都市景観…

3,080円

〈磁場〉の漱石

本に取り憑かれた英文学者が、日本近代文学の黎明期、ロンドンに渡った若き漱石と芸術家たちの足跡、交遊を辿る。 また、出版史の泰斗として知られる著者ならではの古書店巡り、貴重な文献の発見、そして明らかになる新たな事実。 本と文学、絵画愛好家には垂涎のエッセイ集！ 第1章 漱石あれこれ 　グルーズの絵と漱石 　漱石とスティーヴンソン 　「Dr. Furnivall ニ遇フ」 　漱石のロンドンー ブレット家の七か月 　ブレット家の女中ペン 　ピンポンをする漱石 　漱石とイギリスのことわざ 　漱石、鈴木禎次、「ザ・チェース八一番地」のことなど 第2章 漱石と同時代の人々 　漱石と牧野義雄 　ロンドンの日本人画家ー 原撫松のことなど 　ユキオ・タニー 「日本の柔術使」 第3章 イギリスあれこれ 　酒飲みの国イギリス 　ヴィヴィアン・グリーン 　ある挿絵画家の復権 第4章 オックスフォードその他 　ボドリアン・ライブラリーの昨今 　ジョン・ジョンソン・コレクションのこと 　本の盗難とセキュリティ 　イギリスのブック・フェア

2,420円

漱石とその周辺

2,200円

沖縄文学史粗描

賢治はもっと自在に読んでいい。 1920〜30年代の新しい世界観ー〈世界全体〉再創造の作業ーは、文学の場ではどのように展開し、宮澤賢治（1896-1933）は人々にどうイメージされたのか。時代背景をつぶさに検証し、賢治没後の初期受容を鋭く問い直す。 ［宮澤賢治受容関連年表］収録

6,380円

〈宮澤賢治〉という現象…

6,380円

大衆小説の世界と反世界…

『青鞜』創刊から９０年、現代によみがえる「新しい女」の群像。女性８８人の評伝と年譜、『青鞜』周辺の男性１３人・影響を与えた外国人９人の評伝、コラム、ほか。

3,300円

『青鞜』人物事典

８世紀から１２世紀にかけての文学状況を知るために、最良の１冊。中古文学を網羅した各「作品」の配列は、その展開が史的に辿れるよう考慮し、詳細な「年表」は読者を豊饒な作品世界へ導く手がかり。

1,760円

年表資料中古文学史18版…

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