古代の政治・文化史の解明には、儀式・年中行事書の分析が不可欠である。近年の調査により、禁裏文庫を継承する東山御文庫蔵の藤原行政編纂『新撰年中行事』や、宮内庁書陵部蔵の九条家本『神今食次第』など新史料の存在が明らかになってきた。その他にも発見された書物・逸文を多数紹介し、詳細に検討。史料的制約の多い古代史研究に新地平を拓く労作。

11,000円

日本古代の年中行事書と新史料…

越境し変容する琉球・沖縄の芸能のいま…人の移動により世界に伝播し、拡散する琉球・沖縄芸能文化の現状と斬新な研究の視点を提示したシンポジウムの記録。

3,850円

琉球・沖縄の芸能

3,080円

江戸最盛期の神田祭絵巻…

１９台の町内自慢のおしゃぎり屋台が、城下町を上下左右にうねりながら練り歩く勇壮・絢爛な祭り、村上大祭。約２０年間にわたり村上を撮り続けた情熱のシャッターが、祭りの真髄を写しだす。

1,676円

村上大祭

「祭り」＆「ツーリズム」の旅スタイルで中四国を歩く。

2,090円

みるきくたべる祭ーリズム…

22,000円

暮らしの歳時記

28,600円

図説日本のおどり

アジア各地に林立する多彩な山車。その頂きを天にとどかせ、神々を招き、祭礼の場に賑わいをあたえる。一瞬の出現、一瞬の消滅…その不思議に、天と地、彼岸と此岸、過去ー現在ー未来が結ばれる。

2,640円

動く山・アジアの山車…

2,420円

幸福の人類学

24,200円

写真でみる西洋の仮面と祭り…

26,400円

図録日本の民俗芸能

1,320円

お熊甲祭3訂版

6,380円

イギリス都市の祝祭の人類学…

7,480円

アンデスの都市祭礼

子守唄の里として知られる熊本県五木村では、四季を通し農作業や山仕事に根差した多彩な行事・祭りが行われてきた。春祈祷、神楽、十五夜の綱引き、堂祭り…脈々たる村の営みを記録した貴重な民俗写真誌。

2,750円

五木歳時記

イナウは、カムイへの贈り物である。それはアイヌ民族の祭礼において捧げられる。和人（日本国内の民族的マジョリティ）やヨーロッパ人研究者は、しばしばイナウを「依り代」や鳥の象徴と見なしてきたが、アイヌ自身はそのように考えない。イナウは様々な形でアイヌを助ける「木の人」である。本書では、アイヌ文化において使用されてきたイナウの形と意味について調べ、知見と論考とをまとめた。

14,300円

アイヌの祭具イナウの研究…

自然誌ー自然と文化の人類学ーを理論的枠組みとし、アイヌの熊祭りを生態、生物、社会、宗教という局面を持つ活動系と捉え、熊祭りの地域的差異、時代的差異、意味に関する再検討を行い、さらに、文化人類学・民族学的視点から見たアイヌ文化の起源と展開を明らかにする。【欧文書】 Preface　　 Chapter 1　Ainu Bear Hunting　　 　　1. Hunting techniques　 　　2. Hunting activities and their symbolic significance　 　　3. Behavioral strategies for hunting　 Chapter 2　Ritual Processes of the Ainu Bear Festival　　 　　1. Preparation　 　　2. Ritual slaughter of the bear cub　 　　3. Grand feast　 　　4. Sending-off of the spirit　 　　5. Small feast　 　　6. Confirmation　 Chapter 3　Regional Differences in the Bear Festival　　 　　1. Regional differences in temporal sequence　 　　2. Regional differences in altar composition　 　　3. Regional differences in altar deities　 　　4. Regional differences in cultural elements　 Chapter 4　Significance of the Bear Festival　　 　　1. Reciprocity and behavioral strategies for hunting　 　　2. Social ranking and egalitarianism　 　　3. Trade and wealth redistribution　 　　4. The bear festival and original oneness　 Chapter 5　Historical Variations in the Bear Festival　　 　　1. Period 1: 1599-1798　 　　2. Period 2: 1799-1821　 　　3. Period 3: 1822-1867　 　　4. Period 4: 1868-1912　 　　5. Consideration of historical variations　 Chapter 6　Origins and Dynamics of the Bear Festival　　 　　1. Phase 1: A ritual for sending off hunted wild bears　 　　2. Phase 2: Commencement of bear cub rearing　 　　3. Phase 3: Establishment of the bear festival　 　　4. Phase 4: Cultural revival　 Chapter 7　Revival of the Bear Festival　　 　　1. Background to the revival of the bear festival　 　　2. Incentives for revival　 　　3. Conflicts in revival　 　　4. Resolution of conflicts　 　　5. Practice of the bear festival　 　　6. Succession of traditional culture and ethnic symbiosis　 Chapter 8　Conclusion and Discussion　　 　　1. The dynamic system of the Ainu bear festival　 　　2. The human mind and the human nature　 Bibliography　 Appendices 　　Appendix 1　 　　Appendix 2　 Postscript　 Index

13,200円

The　Ainu　bear　festival

中華世界と東南アジア世界の狭間で育まれた徳宏タイ劇。徳宏タイ族の文化と漢族の文化の混淆から生まれた多種多様な演目の中から「シャンムーン」を翻訳・紹介するとともに、徳宏タイ族および徳宏タイ劇の歴史についても論じる一書。

6,600円

シャンムーン

著者の30余年にわたるフィールドワークに基づく研究の集大成。僧と村人の祭礼活動を中心に、現代化と伝統の葛藤をいかに解決するか、人々にとっての信仰・信条と祭礼の意味を明らかにする。 口絵 プロローグ 第1部　僧院の組織と祭礼 　第1章　フロンティア 　第2章　ラダックにおける仏教 　第3章　僧院の組織と運営 　第4章　カプギャット祭礼 　第5章　カンギュル祭礼 　第6章　デチョク儀軌 　第7章　ジトー儀軌、コンシャクス儀軌、ストンチョット儀軌 第2部　ラーの登場する祭礼と僧院 　第8章　マトー・ナグラン祭礼とラー 　第9章　ストック・グル・ツェチュー祭礼とラー 　第10章　シェー・シュブラ祭礼とラー 　第11章　仏教の行方 　第12章　結論と考察 エピローグ ラダック語語彙用語解 文献 附録 あとがき 索引

33,000円

ラダック仏教僧院と祭礼…

1,980円

いま「山の日」制定第2版…

巨大な三基の置き山、時代絵巻のような五種神事、伝統の「造り物」復活ー城下町を舞台に多くの人で賑わった播磨国総社の「三ツ山大祭」。五百年の歴史を持ち、二十年に一度巡り来る古祭のルーツに迫る。

1,925円

三ツ山大祭と祭りのこころ…

1,980円

能舞〈鐘巻〉の復原

2,200円

刈谷の大名行列と山車祭…

祭り芸能を訪ね、由来を探ることは、精霊に遭遇する原点。人間は放浪を繰り返すことで、異界へと分け入る。祭りと芸能に結託すれば、巫術・巫女と絡み摩訶不思議な生命力が宿る。

2,420円

祭祀と異界

1,760円

日本の祭り（2016年版）…

日本人の心は人生に奇跡を起こす！地震、台風、火山、津波、戦災など、これまで何度も甚大な被害を受けながらも、そのたびに立ち上がってきた日本。その強さはどこから来るのか、その力を得るにはどうすればいいのか…。答えは、日本の文化、伝統、風習にあった！

1,650円

「生まれ変わる」極意…

2,200円

おいでよ信州（ふるさとの祭り編）…

水上を滑り、地を曳き、空を舞う。祭りの舟山車、死者を送る葬儀山車。靈獣を冠するアジアの山車の多様な意匠にやどる物語をひも解く。

3,520円

靈獣が運ぶアジアの山車…

大隅町・岩川八幡神社の祭礼に現れる大巨人・弥五郎どんの正体は河童だったー。そのほか「牛」「女子」「山に登った船」などをキーワードに、六月燈、太郎太郎祭りをはじめ、鹿児島県下の祭りの由来、伝説をひもとく。

1,760円

鹿児島ふるさとの祭り…

平安期に創始された祇園祭は、応仁の乱や天明の大火などで順延、中止された期間を除き、現在まで挙行され続ける祭礼である。その歴史に呼応するかのように、祇園祭を主題に描かれた絵画作品は数多く、洛中洛外図なども含めれば近世以前だけでも200点をくだらない。しかし、その膨大さゆえに、今までの研究には祇園祭の全体を見渡す視点が大きく欠落していたといわざるを得ない。 　本書は、祇園祭の山鉾巡行ならびに江戸の中期に始まる神輿洗のねりものを描いた絵画作品、つまり「描かれた祇園祭」から、その祭儀の変遷を読み解こうと試みる一書である。 序　章 【山鉾巡行篇】 第一章　祇園祭礼図の系譜と特質 第二章　神宮文庫蔵「祇園祭之図」についてー祇園祭礼図の成立に関する試論ー 第三章　サントリー美術館蔵「日吉山王・祇園祭礼図屏風」再考 第四章　出光美術館蔵「祇園祭礼図屏風」小解ー補筆による鉾頭改変を手掛かりにー 第五章　大阪歴史博物館蔵「祇園祭礼図屏風」研究序説ー秀吉思慕の祇園祭礼図ー 第六章　京都国立博物館蔵「祇園祭礼図屏風」の史的位置 第七章　「天下祭・祇園祭図屏風」について 第八章　横山華山筆「祇園祭礼図巻」研究ー「近世後期風俗画」の新地平ー 第九章　京都市立芸術大学芸術資料館蔵「祇園祭鉾調巻」についてー新出の横山華山筆「祇園祭礼図巻」画稿の紹介をかねてー 第十章　描かれた鷹山ー鷹山保存会蔵「祇園会太郎山人形写生画幅」の紹介をかねてー 第十一章　河辺華挙筆「地獄祭礼図巻」画稿についてー祭礼図と地獄絵の親和性ー 第十二章　明治二十六年、山鉾は岡崎をめざすー新出の「明治廿六年岡崎大極殿四回博覧会地鎮祭の時地かための為め引出せしの時の写真」の紹介をかねてー 【祇園ねりもの篇】 第一章　もう一つの祇園祭〈祇園ねりもの　近世篇〉 第二章　宝暦五年刊『祇園ねり物絵づくし』から読み解く祇園ねりもの 第三章　國學院大學博物館蔵「京祇園会ねり物大ミセ姿」についてー祇園ねりものを描く摺物の予定稿と決定稿に関する一試論ー 第四章　横山華山筆「祇園祭礼図巻」図解ー祇園ねりものの描写を中心にー 第五章　万延元年の祇園ねりものー「祇園奉能御千度里の賑ひ」と「祇園御千度さとの賑ひ」の紹介をかねてー 第六章　もう一つの祇園祭〈祇園ねりもの　明治篇〉 第七章　都をどりと祇園ねりものー昭和五年の「園の賑」をめぐってー 第八章　もう一つの祇園祭〈祇園ねりもの　戦前篇〉 第九章　もう一つの祇園祭〈祇園ねりもの　戦後篇〉 終　章 初出一覧／あとがき／参考文献／索引

16,500円

描かれた祇園祭

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