本書は烏丸光広本（慶長十八年刊古活字版）を底本に据え、正徹本・常縁本を用いて校訂したもの。仮名づかいは歴史的仮名づかいに統一し、振り仮名や句読点を付して読解の便をはかり、人名・地名などの固有名詞、出典、難語句などにつき頭注を施した。短期大学・大学の講読、演習用教材に適し、また一般教養人の通読にも資する。

1,320円

校注　徒然草

「奥の細道」には「俳諧」の全てが詰まっている。本文とタイトルと句の一体化、７つの特徴など、一見、何ともない言葉が考え抜かれて配されている。だから芭蕉は優れて「俳諧」の人となる。より面白く奥の細道を歩いてみよう。-奥の細道をこよなく愛する人たちへ。「技法」が分かればもっと面白くて深い。

1,320円

隠俳諧詠みによる奥の細道の真髄解析…

１９７２年１０月、詩人たちは「もうひとつの現代詩」を旗印に、自らの手で編集発行する商業誌「詩と思想」を創刊した。その精神を引き継ぎ４７年、本年度もまた、４３５名の詩人たちの魂がここに結集した。今後も、特定の詩的傾向、思想信条に偏らない編集姿勢を貫き、読者の期待に応えられる雑誌へと成長を果たしていきたい。詩を愛するすべての読者のため、ここに世代を超越した詩人たちのアンソロジーをお届けしたい。

5,500円

詩と思想・詩人集（2019）…

長い歴史を持つ国語学国文学分野の学術雑誌。最新研究成果を掲載する。 第88巻第9号（通巻1021号）目次 「梅花歌序」表現論（宋　カン）（そう　かん・フェリス女学院大学助教） 『山家集』巻末百首「釈教十首」の思想と信仰ーー「きりきわうのゆめのうちに」三首の構成とキリークの思想を中心にーー（大場　朗）（おおば　あきら・大正大学名誉教授） 太平洋戦争と私小説ーー太宰治「新郎」／丹羽文雄「海戦」（松本　和也）（まつもと　かつや・神奈川大学教授） 第88巻第9号（通巻1021号）目次 「梅花歌序」表現論（宋　カン）（そう　かん・フェリス女学院大学助教） 『山家集』巻末百首「釈教十首」の思想と信仰ーー「きりきわうのゆめのうちに」三首の構成とキリークの思想を中心にーー（大場　朗）（おおば　あきら・大正大学名誉教授） 太平洋戦争と私小説ーー太宰治「新郎」／丹羽文雄「海戦」（松本　和也）（まつもと　かつや・神奈川大学教授）

1,100円

国語国文　88巻9号

エッセイ？連歌？「ぼくは思い出す」という新ジャンルの誕生！ジョー・ブレイナード『ぼくは覚えている』に想を得て、四八〇の「忘れられた、どうでもいい凡庸な思い出」を列挙しつづける、ウリポの作家ならではの「記憶」をめぐる奇妙な試み。

3,080円

ぼくは思い出す

「待つこと」が大きな役割を果たしている小説とは。作品理解に作家の「私生活」を知るのは有効か。広く芸術における「未完成」とは。さらには、「書くこと」とは生きる理由となるのかー。１９１９年生まれの現役作家が、同時代の作家たちや様々な古典から、親しい友人の声を聞きだすようにして想いを自在に巡らせた９本のエッセイ。

2,970円

書物の宮殿

なぜアオサギは不気味になったのか？「孤独、孤高、精悍なアオサギ」のヨーロッパ。「火を吐く妖怪、不気味で憂鬱なアオサギ」の日本。なぜアオサギのイメージは日本と西欧で全く異なるのか？サギの生態に魅せられたサギ博士が、古今東西の文学を渉猟して、サギ像分裂の背景を探り、人間と動物の関わりに思いをはせる。

1,650円

幻像のアオサギが飛ぶよ…

880円

【バーゲン本】卒サラびとの文芸館ー卒サラ川柳…

880円

鯨々（vol．1（創刊号　July）…

865円

天気図（17号）

2,647円

俳誌要覧（2019年版）

長い歴史を持つ国語学国文学分野の学術雑誌。最新研究成果を掲載する。 第89巻第2号（通巻1026号）目次 坂口安吾『二流の人』論（藤原　耕作）（ふじわら　こうさく・大分大学教授） 古文辞派詩の修辞技法ーー縁語掛詞的表現と名にちなんだ表現（高山　大毅）（たかやま　だいき・東京大学大学院准教授） 『うつほ物語』の歌と安法法師の歌ーー出家者に関する和歌表現ーー（高橋　秀子）（たかはし　ひでこ・東京経済大学非常勤講師） 第89巻第2号（通巻1026号）目次 坂口安吾『二流の人』論（藤原　耕作）（ふじわら　こうさく・大分大学教授） 古文辞派詩の修辞技法ーー縁語掛詞的表現と名にちなんだ表現（高山　大毅）（たかやま　だいき・東京大学大学院准教授） 『うつほ物語』の歌と安法法師の歌ーー出家者に関する和歌表現ーー（高橋　秀子）（たかはし　ひでこ・東京経済大学非常勤講師）

1,100円

国語国文　89巻2号

長い歴史を持つ国語学国文学分野の学術雑誌。最新研究成果を掲載する。 第89巻第3号（通巻1027号）目次 『鈴鹿の物語』における死と蘇生ーー『毘沙門の本地』・『日光山縁起』を軸としてーー（安藤　秀幸）（あんどう　ひでゆき・大谷大学非常勤講師） 『万葉集』禁裏御本のすがたーー陽明文庫所蔵「古活字本万葉集」書入による復元の試みーー（大石　真由香）（おおいし　まゆか・岐阜聖徳学園大学専任講師） 『新撰字鏡』の編纂過程（大槻　信）（おおつき　まこと・京都大学大学院文学研究科教授） 第89巻第3号（通巻1027号）目次 『鈴鹿の物語』における死と蘇生ーー『毘沙門の本地』・『日光山縁起』を軸としてーー（安藤　秀幸）（あんどう　ひでゆき・大谷大学非常勤講師） 『万葉集』禁裏御本のすがたーー陽明文庫所蔵「古活字本万葉集」書入による復元の試みーー（大石　真由香）（おおいし　まゆか・岐阜聖徳学園大学専任講師） 『新撰字鏡』の編纂過程（大槻　信）（おおつき　まこと・京都大学大学院文学研究科教授）

1,100円

国語国文　89巻3号

3,850円

陸奥話記

小説と翻訳と短歌を中心にした文学ムック わたしたちは誰もが重力というものに支配されています。 「たべるのがおそい」は、その重力を少し弱めてみたいと思っています。 読んでいるあいだ、少し動きやすく、歩きやすい、 それがこの一風変わったタイトルの文学誌の目標です。 西崎憲（編集長） 【巻頭エッセイ】 皆川博子 【特集〈わたしのガイドブック〉】 澤田瞳子　谷崎由依　山崎まどか　山田航 【小説】 木下古栗　古谷田奈月　町田康　宮内悠介 【短歌】 伊舎堂仁　國森晴野　染野太朗　野口あや子 【エッセイ】 辻山良雄　都甲幸治 【翻訳】 アルフォンス・アレー マルセル・シュオッブ マルセル・ベアリュ 　西崎憲訳 マルレーン・ハウスホーファー 　松永美穂訳

1,430円

たべるのがおそいvol.4…

高村光太郎研究の第一人者、北川太一の遺稿。賢治「デクノバウ」と光太郎「暗愚」の思想的背景、両者の心の葛藤を独自の視点で書き留め、この文が絶筆となった。太一ゆかりの人々による追悼・回想文も収める。

1,650円

遺稿「デクノバウ」と「暗愚」…

「捨てる強さ」を持ってこそ見える、人間の力とあたたかさ。　日本最高の随筆に秘められた、現代を生き抜くための154の知恵。

1,430円

徒然草　世を厭い人を恋う…

原題にある「神々の国」（ｔｈｅ　Ｐｒｏｖｉｎｃｅ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｇｏｄｓ）とは、ラフカディオ・ハーンの著作より引いたものである。ハーンもまた隻眼の人であったが、著者に至っては、身体障害者であり、かつＬＧＢＴでもあり、そしてＨＩＶ患者であり、さらに日本においてはガイジン（ユダヤ系米国人）として見られ、いわば究極のマイノリティと言っても過言ではない。その著者が、日本では、米国社会にはない不思議な「居心地の良さ」を感じ、その背景に、日本神話の中には「障害を持つ神」がいることに着目する。そして、この印象の深層を掘り起こすため様々な人々と出会い、全国各地を訪ね歩く。しかしそれは、人生最大の苦難に遭遇し、深い暗闇の中から抜け出すための、癒しの旅でもあったのだ。究極のマイノリティによる日本印象記。

1,870円

マイノリティが見た神々の国・日本…

550円

インド紀行　下

長い歴史を持つ国語学国文学分野の学術雑誌。最新研究成果を掲載する。 第88巻第2号（通巻1014号）目次 下冷泉持為『古今和歌集抄』と冷泉家の歌学（長谷川　千尋）（はせがわちひろ・京都大学人間・環境学研究科准教授） 芥川龍之介「山鴫」--原稿・草稿からの考察ーー（奥野　久美子）（おくのくみこ・大阪市立大学准教授） 第88巻第2号（通巻1014号）目次 下冷泉持為『古今和歌集抄』と冷泉家の歌学（長谷川　千尋）（はせがわちひろ・京都大学人間・環境学研究科准教授） 芥川龍之介「山鴫」--原稿・草稿からの考察ーー（奥野　久美子）（おくのくみこ・大阪市立大学准教授）

990円

国語国文　88巻2号

ニューヨークとロンドン。大西洋を越え交わされた心温まる文通だけのつながりを綴った『チャリング・クロス街８４番地』。その著者ヘレーン・ハンフが出版後に訪れたロンドン。交流相手は、すでにいなくなっても、住んでいた街、縁ある人々との出会いをとおして“つながり”から“ふれあい”へと変った４０日間の記録。

2,860円

チャリング・クロス街84番地（続）…

デュラスの愛した料理、そして人生ーー息子ジャン・マスコロが編み、紆余曲折をへて日の目を見た 幻のレシピ集、待望の邦訳！ 料理好きのデュラスがノートに書きつけていたレシピの数かず。日々の暮らしのなかで、「書くこと」と同じくらい「創る人」であり続けたデュラスの、みずみずしい感性と気どらない素顔が、生前のインタビューや小説の言葉とともに浮かび上がる。

2,200円

マルグリット・デュラスの食卓…

ノートに綴られた覚書から、８０歳を超えたグラックが編んだ１８８篇の断章。風景をつなぐ街道、夢の街道、記憶の街道、読書や芸術の街道…地理学者としての客観的な目、詩人としての幻想的ポエジー。各断章が響きあい絡む、紀行文的、回想録的、文学論的エッセイ。

3,520円

街道手帖

880円

こころ　Vol.33（33）

2,750円

遅日の記

1,540円

ユリイカ（01　2019（第51巻第1号）…

カート・ヴォネガットは、20世紀後半のアメリカで、多くの読者に愛され、日本でも翻訳が多く出版され、読まれている作家である。 本書では、第2次世界大戦のドレスデン無差別爆撃を体験したヴォネガットのトラウマとの戦いの歴史をたどりながら、包括的に批評する。14編の長編小説を出版された順に論じ、ヴォネガットのトラウマとの関わりかたの変化を、多くの先行研究をもとに紐解く。巻末には、豊富な文献リストを簡明な説明を付して掲載。 序章 第1章　出発ーー『プレイヤー・ピアノ』と『タイタンの妖女』 ヴォネガットとSF 『プレイヤー・ピアノ』--「移行期」のディストピア小説 『タイタンの妖女』--SFエンターテインメント？ 第2章　飛躍ーー『母なる夜』から『スローターハウス5』まで トラウマに向かって 『母なる夜』--語り得ない罪、罪深い「ロマンス」 『猫のゆりかご』--彼はいかにしてボコノン教徒になったか 『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』--亀裂の入った風刺文学 『スローターハウス5』--「わたしはそこにいた」 第3章　迷走ーー『チャンピオンたちの朝食』から『ジェイルバード』まで 成功のあとで 『チャンピオンたちの朝食』--「切実」なメタフィクション 『スラップスティック』--薬漬けのユートピア 『ジェイルバード』--凡庸な社会主義シンパサイザーの肖像 第4章　成熟ーー『デッドアイ・ディック』から『青ひげ』まで キャリアの総括 『デッドアイ・ディック』--傍観者の罪意識 『ガラパゴスの箱舟』--「人間」から遠く離れて 『青ひげ』--トラウマと芸術 第5章　終着ーー『ホーカス・ポーカス』と『タイムクエイク』 トラウマの先へ 『ホーカス・ポーカス』--ベトナム帰還兵の教え 『タイムクエイク』--作家人生の肯定 あとがき 年譜 キーワード集 文献リスト 索引

2,970円

カート・ヴォネガット　トラウマの詩学…

3,080円

撰集抄（下）

長い歴史を持つ国語学国文学分野の学術雑誌。最新研究成果を掲載する。 第87巻第6号（通巻1006号）目次 浄瑠璃『新うすゆき物語』中之巻切「園辺館」の作劇法（田丸　智理）（たまるさとり・大阪府立北野高等学校教諭） 和漢聯句における述懐の題材と連想（楊　昆鵬）（ようこんほう・武蔵野大学准教授） 第87巻第6号（通巻1006号）目次 浄瑠璃『新うすゆき物語』中之巻切「園辺館」の作劇法（田丸　智理）（たまるさとり・大阪府立北野高等学校教諭） 和漢聯句における述懐の題材と連想（楊　昆鵬）（ようこんほう・武蔵野大学准教授）

990円

国語国文　87巻6号

私の広島と文学 旅の詩人，松尾芭蕉 定型の器 「勅撰和歌集」と私 野上文学と風土 随筆の野上弥生子 野上弥生子の文章 短編小説の川端康成 原民喜「夏の花」の喚起 あとがき

2,640円

言葉を恃む

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