岩藤から草履打ちの辱めを受け自殺した主人尾上の仇を召使いお初が見事に討ち果たす鏡山は容楊黛作。後日譚として、お家騒動に復活した岩藤の亡霊の怪異と忠臣の錯誤による主殺しの悲劇を描く再岩藤は河竹黙阿弥の作。前者は「女忠臣蔵」と称され、後者は骨寄せや宙乗りの場面もある人気作である。

4,805円

鏡山旧錦絵／加賀見山再岩藤…

3,204円

わが名は旅人

放埒の裏に己の真意と苦悩をひた隠す木曾義仲、捨て去った筈の妻子への愛着に心弱る旅僧西行ー義仲と西行の苦悩を無常観によって描き、浄瑠璃の中世叙事詩への回帰を明確に打ち出した「軍法富士見西行」ほか。上方人形浄瑠璃界の黄金時代がまさにその頂点に達しようとしていた時期の代表作五篇を収録。

5,874円

竹本座浄瑠璃集（3）

海辺に打ち上げられたクラゲを踏んだ「妊婦」は、いったい何に恋したのか-大衆演劇の一座を舞台に、鬼才・岩松了が描く「反」劇的迷宮世界。君はこの迷宮を脱けられるか。

1,650円

恋する妊婦

シェイクスピアの作品に現われた全１５４種の植物解説と作品解説。オールカラー写真。日本語植物索引、現代の英語植物名索引、学名索引、シェイクスピア原文植物名索引、出典索引、シェイクスピア植物名と出典一覧、植物図版出典一覧、参考文献、シェイクスピア植物庭園一覧。

4,057円

シェイクスピアと花

1,320円

セーラー服の叛乱

「騒乱劇」とは、そのような偏狭固陋な人々の住む、閉ざされた空想上の社会に、あるアウトサイダーが侵入して、彼の存在そのものや、行為によって、その社会と軋轢を起こし、社会を揺るがすこと、現実には起こりそうもないこと、夢や奇跡が成就される喜劇の形式である。そのような形式は逆に現実の社会の矛盾や葛藤を効果的に暴き、笑うことができる、つまり起爆力を持つ風刺劇の枠組みになる。この騒乱劇のウィーン民衆劇における展開を、ボイエルレとネストロイの両作品において辿ることによって、ネストロイの茶番劇がいかにウィーン民衆劇の伝統に根ざしているか、またその独自性はどこにあるのかを明らかにすること、これが本書の第一の狙いである。

2,530円

ウィ-ンの茶番劇

1,708円

実朝

8,800円

シェイクスピアの新語、新語義の研究…

105,600円

シェイクスピア研究資料集成　第1巻…

人は未体験の現象を繰り返し夢に見ることがある。それを、転生以前の自分の体験だ、という人もいる。眠っている間に異界に行くのだ、という人もいる。未来への予知だとも、夢は夢にすぎない、という人もいる。

2,640円

ヤマト彦

１８世紀中葉に発見されて以来、ナポリ考古学博物館の建物の奥深く秘蔵されてきた「秘密のコレクション」。それは紀元１世紀の古代ローマ人が遺した、華麗なる「エロティック・アート」の世界だった！世界的ローマ学者マイケル・グラント教授の監修による原本に、官能的かつ抱腹絶倒の古代ローマ恋愛詩を多数加えた日本版。

2,349円

ロ-マ・愛の技法

ユダヤ系ドイツ人として生まれ、バイエルン・レーテ共利国主班にして表現主義演劇の旗手。亡命後、反ナチ闘争、スペイン内戦へ。激動の二十世紀を駆けぬけた、最もラディカルな劇作家の生涯を描き出す、本邦初の評伝。

3,850円

ナチスと最初に闘った劇作家…

ソルジェニーツィン、ガルシア・マルケス、ギュンター・グラス、ミラン・クンデラ…第二次大戦後の「政治小説」を重要な文学上の現象として捉え、徹底した倫理的視点から分析・評察を試み、小説における政治や文化、社会への影響等を明らかにする。

6,270円

暴虐と忘却

シェイクスピアを生んだ英国エリザベス朝演劇の知られざる全体像に迫るべく気鋭の研究者１９氏が書き下ろした、本邦初の画期的論文集。

7,700円

エリザベス朝演劇の誕生…

88,000円

シェイクスピア研究資料集成（第11巻〜第16巻）…

1,320円

牛鬼（うしょおにん）が見た夢…

88,000円

シェイクスピア研究資料集成　第11巻…

660円

女流作家一幕劇集（第三集）…

550円

伊藤貞助一幕劇集

1,100円

小ちゃな愛、奏でた。…

7,700円

シェイクスピア饗宴

絶食による餓死を選んだ老女と拒食する少女の交遊を中心に、ふたりを取り巻く五人の男たちの話。

1,650円

少女と老女のポルカ

4,510円

天衣紛上野初花

民間伝承に材を借りて、人間の深層に潜むどうしようもない性-愚・哀・優・愛・情を上演しつづけてきたゆいきょうじの待望の戯曲集。代表作の「隠人」、「弘誓の海の舟」収録。

3,300円

隠人（おに）

1,650円

クリスマスに還る

3,080円

シェイクスピア時代の狂気と演劇…

１９３０年代に活動を始め、第二次大戦を挾んで現在にいたるまでの激動の時代を批評家・研究者として活躍してきたＡ．ケイジンの、その文学体験の深みから紡ぎ出された回想録。アメリカ３０年代の大不況下での書評者生活と多くの作品・作家との出会いを語り、戦中戦後期の、ヒトラーに破壊され疲弊したヨーロッパの都市と社会における作家たちの生と文学を語り、あるいはアーレントの『全体主義の起源』の出版の裏話などエピソードも織り込み、「自分の人生を語ることは文学を語ることにほかならない」ケイジンが自在に人物論から作品論、文学論を展開する。

2,200円

書くことがすべてだった…

体外受精で子どもを産む女性たち。その現実に向きあった男たちはどうすればよいのか。それは、どうすることもできない。ただ、ひたすら愛するだけだ-と作者はいう。読者のあなたは、どうしますか。

1,650円

愛しすぎる男たち

シェイクスピアの３９篇の芝居の登場人物、主役から端役まで約１千人を収録した人名事典。配列は五十音順、登場作品、登場場面とその場の解説がされている。巻末に作品引用一覧、作品名一覧、欧文見出し一覧が付く。

7,480円

シェイクスピア人名事典…

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