猿が森を失い、直立による手と脳の発達で「自由」を獲得した人間は、英知と無知、尊厳と卑劣の間に引裂かれた自己矛盾的存在である。第１部の課題は、この悲劇的「人生という鏡」の前にどう立つかの究明である。第２部は、現代社会の歪みによる「人間疎外」の病理現象を克服するため、とくに「社会と人生に対する敵意とルサンティマン」「社会と人生からの逃避」という病理的メカニズムをナチズムや宗教集団に現われた社会病理の分析をとおして究明している。第３部は、人間の存在の根底の「無」に直面し「答えのない人生」に挫折する宗教的体験に目を向け「私は誰なのか」の理解とその再建の道を探る。

2,981円

人間の森の探究

2,136円

智と痴

ソ連崩壊以後の混乱する思想状況のなかで出されたさまざまな思想潮流と切り結び、唯物論の立場から現代的課題を解明する。

2,669円

現代に挑む唯物論

2,136円

理想（657号）

2,136円

実存思想論集（11）

知のありよう、時代精神を映し出す。古代から近代に至る西洋哲学の歴史と現代哲学の概要をたどりながら、人間の本質、生活世界と科学、自然、社会に関わる現代的なトピックスをとり上げ、現代の知のありよう、時代精神を照射する。

3,300円

現代哲学の潮流

3,080円

現象学の系譜

宇宙物理学者による社会、歴史、科学、第三世界、ジェンダーなど多岐にわたる２２１冊の書評は個別書評の域をこえ、現代文明論として時代の核心を衝く。

3,311円

宇宙学者が「読む」

2,750円

西洋哲学の歩み

7,700円

ジンメルにおける人間の科学…

2,989円

フェスチーナ・レンテ…

個が全体から反発した状態のままそれ以上の成長が出来ず、全体を殺そうとしているように思える。全体が死んでしまえば個も死んでしまう。一体何が我々人間の心を、この様な状況に陥れているのであろうか。一体何をどの様にすれば我々の精神的な発展を本来の自然なものに戻すことが出来るのであろうか。本書はこの様な問題に取り組んだ一つの試みである。

1,601円

人間性の挑戦

2,136円

理想（no．658）

「権力に対する性」から「権力である性」へ、働きを転倒させてきた近代の「理性」-ウェーバー、マルクスからアルチュセール、フーコーに至る議論を検証しつつその転倒のプロセスを辿り、「知ること」の本質と人間にとっての意味を問いなおす、書下し論考。

2,420円

知識論のための覚書

1,601円

OSHOダルシャン　特集：ブッダフィールド（vol．13…

1,650円

哲学の周辺

1,100円

近代への遠近法

人間が人間を操作しうる生命科学の時代に、われわれは新しい知の枠組みを創造することができるのか？「知の枠組み」を問い直す。

1,760円

生命と知

人間の文化とは何か？言語性、身体性、超越的なものへの関係など、根源的な他者関係を見直し、文化の問いを哲学の問題として考える。

1,760円

文化と哲学

2,640円

いのち

2,200円

私の「死への準備教育」…

1,601円

OSHOダルシャン　特集：インナーチャイルド（vol．1…

1 理性と暴力 2 理性の「他者」 3 権力論の再検討 4 暴力とコミュニケーション 対論 現象学と「暴力」(高橋哲哉 谷徹)

4,180円

理性と暴力

2,090円

理想（no．659）

1,046円

脳はこころである

2,750円

自己・他者・世界

2,200円

実存思想論集（12）

3,740円

心と認識

あの世とこの世が並行して存在することをカントの二重構造論に見出し、霊魂と輪廻転生について、その思想を通じて考察する。

1,320円

二つの世界に同時に生きている…

2,750円

唯物論と観念論

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